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<?xml-stylesheet type="text/xsl" media="screen" href="/~d/styles/rss2full.xsl"?><?xml-stylesheet type="text/css" media="screen" href="http://feeds.feedburner.com/~d/styles/itemcontent.css"?><rss xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" version="2.0"><channel><description /><title>b-note</title><generator>Tumblr (3.0; @b-note)</generator><link>http://b-note.screw-axis.com/</link><atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="self" type="application/rss+xml" href="http://feeds.feedburner.com/B-note" /><feedburner:info xmlns:feedburner="http://rssnamespace.org/feedburner/ext/1.0" uri="b-note" /><atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="hub" href="http://pubsubhubbub.appspot.com/" /><atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="hub" href="http://tumblr.superfeedr.com/" /><item><title>キャッチボールに励む少年を見て思う、企業の目標設定。</title><description>&lt;p&gt;企業の目標設定は、事業戦略からKPI策定、目標数値へと順に落としていくという手順に異を唱える人は多くない。だけど、実際に現場で行われていることは結構「昨年これくらいだったから、今年はこれくらいいけるはず。後は頑張れ」で決まっていることが多い気がする。何かこの現象に、名前をつけてみたいなと思った。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;たとえば才能ある野球少年は、毎年自分の球が速くなっていくのが楽しいだろう。小学生で80km/h出せたから、中学卒業までには100km超などと目標を立てるのは、きっと正しい。企業も成長期にあっては、それでもいいのかもしれない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;でも、高校生で150km出せた逸材がプロ入りして、「よーし3年後には200km」と言い出せば、余程のアホか超大物のどちらかだ。そこでは制球や球種、フォームや配球など、努力の方向は変わってくる。それは結局、目標が「勝つこと」に集約されるから。1kmでも速い球を投げれば相手に勝てるなら、皆その方向で努力するだろう。でも、そんな単純な話じゃない。球速をあげるための努力よりも効果的・現実的に勝ちに近づく努力が、必ず存在する。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そんな誰でも分かる話が、企業に当てはまるとなぜか永久に「200km投手」を目指し続けている場合がある。PDCAだの何のと言っても、結局は「何故今年は200km出なかったか」がイシューになっているから意味が無い。冷静に問題分析をしているようで、内容は「なぜ、小学生の頃みたいにグングン成長できないのか」。議論すべきは、そこではないだろうにと。そこで思い余れば、ドーピングなどはじめる輩も出てきてしまう。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;というワケで、こうした急成長期の感覚が忘れられない単純昨対比成長目標設定型企業を「野球少年症候群」とでも呼んでみようかと思ったけど、「野球少年なら、そんな馬鹿はいない」という話だったのでボツ。何か良いのないかな。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/18895086407</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/18895086407</guid><pubDate>Wed, 07 Mar 2012 17:35:00 +0900</pubDate></item><item><title>"An entrepreneur who is truly on fire and excited about their company will view an MBA as a..."</title><description>“An entrepreneur who is truly on fire and excited about their company will view an MBA as a distraction and loss of focus. That is not to say that an MBA is not useful. Maybe I’ll do an MBA at some point in my life, however if I do an MBA it would mean that I’m doing it because I haven’t found the next big thing to work on. That isn’t a bad thing either. Ideas and enthusiasm comes in waves and between waves, why not study if you can afford to. It would also mean that I haven’t learn to code yet, because I would rather learn to code (at this stage of my life) before getting an MBA.&lt;br/&gt;
Regardless of how you look at it, you’ll always learn more at the coalface of a business than in the classroom and you’ll be more valuable to a startup if you can develop than if you have an MBA.”&lt;br/&gt;&lt;br/&gt; - &lt;em&gt;&lt;a href="http://www.lindventures.com/blog/2012/01/13/mba-or-learn-to-code/#"&gt;Lind Ventures | MBA or Learn to code?&lt;/a&gt;&lt;/em&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/15748909932</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/15748909932</guid><pubDate>Fri, 13 Jan 2012 09:52:35 +0900</pubDate></item><item><title>データ救出作戦</title><description>&lt;p&gt;えー。BuffaloのNASが壊れまして。中には(弟夫婦の)思い出のデータが。3日がかりで救出できたんですが、メモがてら流れを。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;まず、メーカーに問い合わせたら「修理は出来るけど、データは全部消える」との回答。話にならん。なんのためのRAID?むしろ修理できなくていいから、データだけ欲しいのに。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;で、次はデータ復元会社に見積依頼。お金に変えられない思い出につけこんでボッたくるって話は聞いてたけど&amp;#8230;出てきた見積は25万円。ふざけんな。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;壊れた箇所はファンor電源周りで、HDDそのものは無事だってなんとなく分かってたから、自前でレスキュー開始。基本方針として、(1)ファンを換装する (2)ディスク外してデータだけ吸い上げる の2択で少し悩む。手っ取り早いのは(1)だけど、直らない可能性も。もうHW的には捨てるつもりなので(2)で行くことに。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;完全にバラして、中身のディスクだけ摘出。もうメーカー保証はききません。で、昔ノートのデータ救出に使ったGroovyのHDD-USB変換器でPCと接続。しかし、FSが異なるためアクセスできず。ここまでは想定内。とりあえずディスク回ったことで一歩前進。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;次にKNOPPIXをDL。これが5時間くらいかかった。で、DVDに焼いて、ディスクブート。ところが起動せず。メディアが壊れてるフシのメッセージだけど、いまいち信用できず。ブートオプションでknoppix checkcdをかけてみるも、アッという間に通過。絶対やってないと思う。いぶかしみつつも、もう一度isoイメージを焼き直し。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;かなり疑いながら焼き直したところ、今度はブートがかかる。ホントに焼くのに失敗してたのか。ところが、今度はGUI起動場面で砂嵐状態に。ブートオプションでリゾリューションとか周波数いじってみるも、変化ナシ。ディスプレイ変えたりCPUスイッチャー通さず直付けしてもダメ。グラボと相性が悪いと判断するしかなさそう。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;仕方ないので、捨てそびれてた古い端末引っ張り出して、こちらでブート。遂に無事起動！で、コイツをネットワークに参加させてsambaでWindowsのファイルシステム参加&amp;#8230;と思ったけど、USBで外部ディスク繋がるならと救出ディスクとマトモなディスクを2本差し。オンザフライで一気にコピー完了！&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&amp;#8230;というワケで、なんだかんだと足掛け3日がかりの救出作業完了です。25万円払わなくて良かった。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;しかし、最初の問い合わせでメーカーがディスク摘出してディスク破損確認するところまでやってくれれば、簡単にサクッと直ったと思うんだけど。データ救出業者を紹介されるあたり、結託してる気がするのは疑い過ぎでしょうかね。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;結論。とにかくバックアップを分散してとる。結局、これしかないですかね。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;疲れた。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/12156929305</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/12156929305</guid><pubDate>Mon, 31 Oct 2011 20:03:31 +0900</pubDate></item><item><title>「トライ・アンド・エラー」ではなく「トライアル・アンド・エラー」</title><description>&lt;p&gt;昨日、久しぶりに思い出しました。以前、何度も言われた言葉。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「&amp;#8221;Try and Error&amp;#8221; という言葉は原則的には存在しない。実際は &amp;#8220;Trial and Error&amp;#8221; なんだ。Trialとは、つまりは試み。単なるTryと違って、Trialでは失敗することにも意味がなくちゃいけない。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;もう10年以上前になりますが、かつての上司から何度か聞かされたことです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;計画を練りすぎて計画倒れたり、マーケティングに慎重になりすぎて臆病になったり、「動けない病」になるのは最悪。そこからの反動で「トライ・アンド・エラーで行こう！」という発想が出るのは健全だと思うのですが、反動であるが故に今度は計画を杜撰にしすぎる場合が(当時の自分は、それでした)。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「当たって砕けろ」じゃ、ダメ。「試行錯誤」じゃないと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;何度も失敗すればいい。だけど、失敗が成功ににじり寄る糧にならないと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そんな教えを懐かしく思い出したのですが、最近の特にWebサービスなんかは、全くの &amp;#8220;Try and Error&amp;#8221; でも実は良いのかもしれませんね。構築コストも撤収コストも大してかからない、絶対に届かせたい成功ポイントが存在するので無いような場合は。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;でも、自分の心のなかでは常にやっぱり「これは、たとえ失敗しても意味がある。次に繋がる。」と思えるかどうかで、成功確率の低いプロジェクトにもGOサインを出すなと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;とはいえ、実際通常は「トライ・アンド・エラー」って言っちゃいますよ。「トライアル・アンド」って言い難くて噛んじゃうし。あくまでマインドの問題です ;)&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/7870954469</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/7870954469</guid><pubDate>Thu, 21 Jul 2011 12:22:01 +0900</pubDate></item><item><title>逆境指数</title><description>&lt;p&gt;今日は、映画から学ぶリーダーシップなるセミナーに。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;お題となった映画は3本。オーシャンズ・イレブン、ショーシャンクの空に、インビクタス。後ろの2本は観たことあって、ショーシャンクは一番好きな映画のひとつ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;正直興味があったのは、個人的にイマイチだったインビクタスを、どう取り上げるのかということ。基本的にネルソン・マンデラの寛容の精神についてはよく描かれていたものの、フランソワ・ピナールがどうリーダーシップを発揮してチームをまとめたかについては、ほとんど描かれていない映画でした。そこに対して、どう寓意を抽出するのかと楽しみにしていたのですが&amp;#8230; ま、そこはいいとして。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;紹介された「逆境指数」なる考え方が、面白かったなと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;これは別に島本和彦が考案したものではなく、ハーバードビジネススクールのポール・ストルツ博士が考案した「逆境に対する人、組織の反応を対応力の高さで指標化したもの」だということです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;分類は、次の通り。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;Lv1: Escape - 逆境に対して逃避する。&lt;br/&gt;Lv2: Survive - なんとか生き残ろうと、アタマを低くして耐える。&lt;br/&gt;Lv3: Cope - 単に対処する。&lt;br/&gt;Lv4: Manage - 逆境を管理・解決しようとする。&lt;br/&gt;Lv5: Harness - 逆境を栄養源に、自己の成長を促す。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ま、やっぱり島本式ですね。すごい人は逆境に直面すると喜ぶなんて話も出ましたが、やっぱりちょっと嘘っぽい。苦境に直面して、覚悟を決めて立ち向かい、気がつけば成長しているというのが実際じゃないでしょうか。とはいえ、「修羅場には首突っ込んでおいた方がいいよ」と先日も言われたように、誰かが立ち向かわなければならないものなら、進んで飛び込むって選択はアリだと思いますが。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;で、調べてみると、そもそも逆境への対処方法として「脱落」「キャンパー」「登山家」に分類されるそうで。突っ込んで読んでないのですが、おそらく脱落はLv1、キャンパーはLv2なんじゃないかと。で、残りが登山家ということは、やっぱりLv3からLv5にジリジリ登っていくのがシックリ来ます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;と、振り返りっぽいことをしてみましたが。逆境といえば、今の震災ですよね。被災地の方々はモチロン、 これに関連して各所に様々な逆境が生まれていると思います。政治家さんはLv1から最大で2.5くらいだなぁ、とか愚痴っぽい論評をしても何にもならないですが、今こそ「&lt;a href="http://image.blog.livedoor.jp/sakura_7/imgs/1/9/19779592.bmp?blog_id=283661"&gt;これが逆境だ！&lt;/a&gt;」と不敵に笑って先頭に立って見せる、Lv5な人が現れればたちまち人心掌握できるんじゃないかなと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;終戦後、きっとそんな人が大勢いたんじゃないかと思います。自分も逆境指数をあげて、よじ登っていく感覚にしなければと思いながら。あれ、これってリーダーシップかな？セルフ・リーダーシップってことで、いいか。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/7386147438</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/7386147438</guid><pubDate>Sat, 09 Jul 2011 01:42:00 +0900</pubDate></item><item><title>時間の現在価値</title><description>&lt;p&gt;今日、「ホームで待つのがイヤだから自転車で移動するし、エレベータ待つのがイヤだから階段昇ることが多い」って話をした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「せっかちなんですね。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そうだと思う。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「じゃ、今日イラっとしました？」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;実は待ち合わせがちょっとだけ上手くいかない部分があった。誰が悪いというワケではなく、そもそも待ち合わせ場所も明確に決めずに集まったので自業自得なんだけど。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「そんなことないよ。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;実際、そんなことない。なんでだろう？考えたこと無かったけど、ちょっと沈思してみる。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;ファイナンスの世界では、「貨幣の現在価値」という考え方がある。今日の100円と明日の100円は、同じ価値ではないということだ。そこには時間経過のリスクがある。リスクは貸す相手によって、設定が異なる。毎日会う同僚に100円貸すのは、明日になってもほぼ100円。割引率はすごく低い。しかし駅でケバい姐ちゃんに電車賃100円貸してと言われれば、もうゼロみたいなものだ。割引率はものすごく高い。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;同様に、時間そのものにも現在価値って考え方があるんじゃないかって気がする。ホームで5分電車を待つということは、JRに5分投資するってことだ。後でシッカリ利息がつく前提で。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;多分、なんとなくそういうことが言いたくて、「だって、電車やエレベータはちゃんと来ないかもしれないじゃん」と言ってみた。「いやいや、電車はちゃんと来るでしょ。」と笑われた。彼にとっては、JRへの割引率はすごく低いのだろう。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;自分も、電車と自転車で到着時間に1時間とか差があれば、基本的には電車を選ぶ。20分差なら、自転車だ。「遅れるリスク」とか真剣に考えているワケではないが、確実に目的地に近づいている感覚の方が安心感がある。時間の投資に対して、自分は無意識にかなり高いリスクを設定しているようだ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;待ち合わせは、投資とは違う。いわば対価であって、それをどう活用するかは自分次第だ。だから腹も立たない。&lt;/p&gt;

&lt;p&gt;と、考えてみて、商売柄危険な香りに気づく。システム屋としては「イニシャルコストがかかっても、ランニングコストの減るシステムを作った方が結局トクですよ」という営業をよくする。これは投資だ。自己否定に繋がってしまう。自分の投資概念で言えば、余程劇的な差がなければ、システムなんて作らないで人力でキッチリ進めた方が気持ちがよい。そうか、あのアタマの固い部長は、こういう感覚だったのかと気づいてしまったり。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;と、いうところでメンドウになって思考停止しようかと思うけど、話の筋は通ってるかな？酔ってるし、自信無し。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ま、そういうことなのだよ。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/6179180006</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/6179180006</guid><pubDate>Sun, 05 Jun 2011 01:24:25 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(14) カレーは作りません</title><description>&lt;p&gt;炊き出し班のリーダーから、一言。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;毎日工夫してメニューを決めているのだと思いますが、どうしても避難所の食事は「カレー」が増えてしまうのだそうです。そうした声を聞いて、少なくとも自分たちはもうカレーは出さないと決めた、と。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;なんだかちょっとしたことなのですが、大事なことだなって思いました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;震災から少し経って、被災地の人も「わがまま」になってきている&amp;#8230;なんて話も聞きます。中には本当に、そういう人もいるでしょう。しかし、食事とか安眠とか、生理の根っこにあるものへのストレスって、本当にキツいと思います。ちょっとした気付きとか気遣いで、それが低減できるんだなと感じさせられました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;なお、「じゃ、何が食べたい？」と尋ねたところ、多かった回答が「ヤキソバ」だったそうです。それも、ソース味の濃いやつ。若い人ではなくお年寄りからも挙がった要望だったので、驚いたと言っていました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;早速自衛隊に在庫の確認をしたのですが、そうした生麺的なものは無く。思い切ってその日のうちに支援金から発注して、翌日にはヤキソバを届けたそうです。ちょっとした贅沢になってしまったけれど、それくらいは許されますよね。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5658584439</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5658584439</guid><pubDate>Fri, 20 May 2011 13:02:07 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(13) 集いし人々</title><description>&lt;p&gt;キャンプ地には100人前後の人がいました。GW中には限界まで受け入れて200人近い人がいたようですが、平日になると一気に下がりました。それでも100人弱くらいは滞在していました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;何人かの方と「どこから来たの？」と話をしました。やはり東京が最も多かったものの、西の方から来ている人もかなり居たので驚きました。長野、京都、大阪、広島、愛媛など、本当にあちこちから集まっていたようです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;自分が被災者、あるいは実家が被災しているという人もいました。逆に被災地から東京の間に住んでいる人は、全く見かけませんでした。その辺の方達は、自分の住んでいる地域で活動しているのだろうと思います。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;外国から来てくれている人も、何人かいました。中でも最も驚いたのは、ノルウェーから独りで来ていた女性です。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;彼女は中国系のノルウェー人で、当初は旅行で東京に来ていたようです。そこで被災地ボランティアのビラを受け取り、いてもたってもいられなくなって参加したとか。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;日本語は全く話せず、かろうじて英語でお互いにコミュニケーションをとるような状態です。装備もやはり足りず、作業をお願いするのにも少し注意が必要でした。逆に言えば、そうしたことを理由に自分に対して来ないイイワケをすることは、いくらでも出来たと思います。自分なら、きっとそうしています。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;バタバタしている間に彼女は帰ってしまい、お別れの挨拶もできませんでしたが。夕方に顔をあわせて「作業はどうだった？」と訊いた時、笑顔で親指を立てて見せた姿が印象的でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;今はもう、帰国しているでしょうか。いつか彼女が再び日本を訪れ、あの日が夢だったかのように復興した美しい石巻を歩く日が来るといいな、と願います。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5564319975</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5564319975</guid><pubDate>Tue, 17 May 2011 11:17:41 +0900</pubDate></item><item><title>Twitterは報道媒体なのか</title><description>&lt;a href="http://twitter.com/#!/buruchan/statuses/70276160159879168"&gt;Twitterは報道媒体なのか&lt;/a&gt;: &lt;blockquote&gt;
&lt;p&gt;&lt;span&gt;最近twitterでのデマに関しての論議考察がなされてるけど、皆さんもっと原則に立ち戻って「twitterは情報重視メディアではなく個人の単なる、そしてしかもたった140文字の呟きに過ぎない」って原則論に立ち戻った方が良い。私はtwitterは個人の思考傾向と共感のため有ると思う&lt;/span&gt;&lt;/p&gt;
&lt;/blockquote&gt;
&lt;p&gt;なるほど。これは結構重要な提言だなって思う。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;日本ではTwitterがようやく流行りだした頃に盛んに言われた「既存の報道媒体よりも圧倒的に速い！そして誰でも報道が出来る！だからTwitterは素晴らしい！」という論調に影響されてる部分が大きいのかも。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;Twitterを第一次情報発信交換機能として捉えても構わないけれど、それは拡散していくうちに必ず第二次情報を生んでいく。「新聞」「雑誌」「ニュース」「ワイドショー」など、我々はメディアを色分けする際に、第一次情報/第二次情報の区別、あるいはその精度やオピニオンの程度を、ほぼ一対一で結び付けていると思う。Twitterは、この図式が崩れて両者が混在するメディアになってしまったために、慣れない情報の受け取り手が混乱しているのでは。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;例えれば、真面目なアナウンサーと芸能レポーターと無責任なコメンテーターと専門家が全員横一列に並んで、好き勝手なことをしゃべってる番組。これに視聴者は何を期待して、何と名前をつけるかと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;自分は現在のところ、Twitterは完全に第二次情報の集合体だと割り切っています。だから第一次情報共有ツールとしての期待をかけた多くの「Twitter論」には、いまひとつピンと来ない。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;先日、友人の編集者から「震災時におけるTwitter活用術」的な情報交換を求められた時にイマイチ盛り上がらなかったのも、この辺が原因かも。&lt;/p&gt;
&lt;blockquote&gt;&lt;/blockquote&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5562431853</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5562431853</guid><pubDate>Tue, 17 May 2011 10:21:20 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(12) おばあちゃんの涙</title><description>&lt;p&gt;なんだか、&lt;a href="/post/5497048899/11"&gt;やることを選り分けている&lt;/a&gt;ような偉そうな話をしてしまいましたが、もちろん基本は、頑張っている人たちの助けに、少しでもなること。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;前日に&lt;a href="/post/5439675000/8"&gt;ちょっと大変なことがあった&lt;/a&gt;後、Yさんは「以前から気になっていた」という路地へ行くことを提案していました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そこはトラックがギリギリ1台通れる狭い袋小路で、先が少し広い空き地になっています。そこへ周辺3～4件分のゴミが積み上げられており、威圧感と強烈な悪臭を放っていました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;彼はその日、2台のトラックと3班分の人員を効率よく動かして、おそらく4tトラック8杯分くらい(もっとだったかも)になったゴミを1日で片付けてしまいました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;自分はこの日が最終日だったのですが、それまでに見た中でも最も効率よく、みんなが心をひとつにして動いている、うまくいった現場だったように思います。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;隣家のおばあちゃんは途中で差し入れをくれましたが、それだけでなく、全体作業の邪魔にならない場所でコツコツと釘の出ている木材を拾い集めたりもしていました。それは「自分も働かないと申し訳ない」というような気持ちよりも「とにかく、少しでもこのゴミを減らしたい」という想いからだったように見えました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;全てが片付いた後、我々も達成感があって、全員で集まって拍手をしました。おばあちゃんや周辺のお家の方たちも、出てきて一緒に拍手をしてくれました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;おばあちゃんは、目に涙を浮かべていました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;家を出入りする時に、怖くて仕方なかったそうです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;余震でこれが崩れたらと思うと、心配で仕方なかったそうです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;Yさんは、すごく晴れやかな顔で笑っていました。おばあちゃんたちと一緒に、最後に記念撮影。疲労困憊の帰り道も、みんな「今日は良い日だったな」と感じていたと思います。身体は痛いし、作業服は臭うし、おなかも空いたけれど。すごく、いい日でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;こうした充実感が、キツい環境でボランティアを続けられる原動力になっているのだと思います。たとえ自己満足と揶揄されても。達成感と、笑顔が。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5535307204</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5535307204</guid><pubDate>Mon, 16 May 2011 12:44:40 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(11) やること・やらないこと</title><description>&lt;p&gt;被災地ボランティアは、業者ではありません。依頼者は「お客さん」では無いのです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;きわめて当たり前のことなのですが、自分のような慣れない人間は、つい忘れてサービス精神が出てしまったりします。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;一度、農家の方からの依頼で出かけたことがありました。田んぼを再開したいのに、大量のゴミが入り込んでしまい、どうしようもないというものです。午前中に一気に片付けてしまおうと、40人ほど動員して出かけたのですが&amp;#8230;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;現実に出向いてみると、確かにゴミは散乱していますが細かなものばかりで、数日時間をかければ誰でも拾える量です。とりあえず全員で作業しましたが、小一時間で終了しました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;当初の依頼では通りを挟んだ他の田も頼まれていたようです。リーダーと、依頼主(若い女性)の会話が聞こえてきます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「あちらの様子も目で確認させてもらって判断したのですが、向こうは作業しません。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『えー？！やっていってよ&amp;#8230;』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「我々は、現地の人が自分たちで出来ないことを協力するために来てるんですよ。あそこは、こちらの皆さんで出来ると判断させていただきました。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『でも、大勢でやってもらえば簡単じゃない。』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「他にもね、どうしようもなく困っている人が大勢いるんですよ。お姉さんも知ってるはずじゃないですか。あれは時間をかければ充分できるでしょう。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『だって、私たち他にもやることあるし&amp;#8230;』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;最後まで聞きませんでしたが、こんなやりとりが更に5分くらい続いたようです。結局、田んぼにはもう入りませんでしたが、代わりに(?)こちらの家の壊れた納屋から瓦礫を道路に出す作業を、更に20分ほどやることになりました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;田んぼにゴミが散らばっているということは、海水を被ったということです。塩が入り、現実には数年は再開できない場所だそうです。瓦礫運びも、散乱している場所は農家の大きな敷地の隅。狭い路地のお宅で家の前にゴミが山積みになっているような方に比べれば、優先順位は遥かに下でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;午前中もまだ時間があったので、急遽他の作業場所を探すことに。しかし40名で作業する場所が近くにあるわけではなく、いくつかの小グループにわかれたものの、移動に手間取ったり作業場所が見つからなかったり、手順が狂ってトラックとの連携が上手くいかなかったりと、なかなか成果の出ない半日になってしまいました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;昼休み後、リーダーが全員の前で謝罪する一幕も。後で話をすると、彼はこんなことを言っていました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「今日は土曜日。週末を使って来て、フルに作業できるのは今日だけって人もいるんですよ。交通費をかけて、自分の休みを犠牲にして。そうした人の時間を無為に過ごさせたと思うと、申し訳なくて。」&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;他にも聞いた話では、たとえば「食器棚が水に浸かったので、皿洗いをしていって欲しい」とか、ちょっと「違うだろう」と思うような要望も結構あがってくるようです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;もちろん、依頼された当人たちにとっては「自分でやるのは大変な、手伝って欲しい作業」なのだと思います。しかし、少しずつ状況が良くなってくるにつれて、全体観の中での優先順位を全く見ようとせず、自分のことばかりになってしまっている人も出てきています。これはもう、ある程度の人間がいれば、中には必ずそういう人もいる&amp;#8230;というレベルの話ですが。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;別のリーダーが、やはり瓦礫撤去の作業終盤で「よし、この辺にしようか。後の細かいゴミは、依頼してきたオッチャン達で充分片付けられるでしょ。地元の人がやる作業も、残しておいてあげるようにしないとね。」と言っているのも耳にしました。『残しておいて「あげる」』んですね。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;自分などは、グチャグチャの状態から9割片付けたら、つい最後まで綺麗にしてしまいたくなります。その方が、やりきった感で自分が気持ちいいですから。でも、その気持ちよさと最後の苦労は、現地の人の手に残しておくべきなんですね。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;この辺の匙加減は、団体や人によっても異なる部分なのかもしれません。しばらく一緒に活動して、自分はこの団体の判断基準がしっくり来るようになりました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;最優先は、現地の方が自分たちの手で復興をする「お手伝い」というスタンスを崩さないこと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;次に、ボランティアへ来た人に、そのお手伝いを極力密度濃く、しかし安全に尽力させてあげられるようオーガナイズすること。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;「リーダー」と呼んでいますが、彼らも滞在期間が長いだけの同じボランティアです。こうしたことを考えながら毎日率先して重労働する姿には、本当に頭がさがりました。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5497048899</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5497048899</guid><pubDate>Sun, 15 May 2011 09:49:01 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(10) 母の日</title><description>&lt;p&gt;&lt;a href="/post/5409882456/3-1"&gt;書いたように&lt;/a&gt;、毎日の作業後に全体でミーティングがあります。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;難しい状況の共有や、効率的な作業方法など、様々なことが話し合われます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そんな中、ある夜に、こう言ってくれる人がいました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『みなさん、今日は母の日です。ここでこうしていることは、もう大人の皆さんの決断だと思いますが、お母さんは心配されていると思います。こんな時だからこそ、感謝の言葉と無事を知らせるメールなり、電話なり、しましょうね。』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;実は自分の母親は今日(5月14日)が誕生日でして、例年、母の日と近いので一緒にしてしまっています。考えてみれば「おめでとう」ばかりで「ありがとう」と言った記憶が無いなと。それどころか大人になってからは、むしろ照れくさくて、ケーキなどを黙って渡すだけになっていました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その夜、母親にメールを。文面はまぁ、別に書きませんがサラッとシンプルに。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;こうやって、目の前の人のことだけじゃなく、更にその向こうの人まで気遣える人ってカッコイイなと。そんなことを思いながら。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5475945697</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5475945697</guid><pubDate>Sat, 14 May 2011 19:00:05 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(9) 写真</title><description>&lt;p&gt;この一連の記事を見た人から、オフラインでも様子を訊かれるシーンが増えてきました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そこで大抵言われるのが「写真見せて」。予め言っておきますが、自分は写真は1枚しか撮ってません。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;元々、最初にも書いたように誰かに話すつもりは無かったことですし。本職のカメラマンならとにかく、ボランティアに来ている人間が崩壊した街を写して歩く姿に、個人的にはちょっと抵抗が。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;もちろん「伝えなきゃ」という使命感で撮影している人を非難するつもりは無いですが、とにかく自分からは何も出ませんので、悪しからず。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ちなみに、唯一撮った写真は、こちら。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;&lt;img align="middle" src="http://s3.amazonaws.com/twitpic/photos/large/295004101.jpg?AWSAccessKeyId=AKIAJF3XCCKACR3QDMOA&amp;amp;Expires=1305299192&amp;amp;Signature=xZ1odVaHgbftvedqabDOCPKyyvg%3D" width="400" height="300"/&gt;&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;キャンプ地に雨と風が吹き荒れ、テント崩壊寸前で眠るのも怖かった夜が明けると、見たことも無いほど大きな虹が見えたので、思わず。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;しかし地元の人は、綺麗な虹が出るのは地震の予兆&amp;#8230;なんて話もあるようで。幸いこの日は何事も無く、穏やかな一日でした。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5450930750</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5450930750</guid><pubDate>Sat, 14 May 2011 00:01:00 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(8) 苛立ち</title><description>&lt;p&gt;ボランティアというと、地元の人も大感謝してくれて、身体は辛くても精神的には気持ちよくなれるもの&amp;#8230;と期待して来る人が、特に学生さんなどには多いようです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;もちろん「ありがとう」「ご苦労様です」と笑顔を向けてくれる人が圧倒的に多いですが、そうではない人たちも大勢います。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;自分などは、参加させてもらった団体が地道に信頼関係を築いてくれていたおかげで、そうした苦労をあまり目にしていないと思いますが、彼らも来た当初は「物見遊山の冷やかしじゃないのか」「火事場泥棒でもするつもりだろ」「結局、来ただけの自己満足で何も出来ずに帰るだけ」というような反応を、よく受けたと聞きます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;今回、長い被災生活の不安やストレスから、苛立った住民の方が激怒するシーンを見ることになってしまいました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ある細い路地でのゴミ出し作業をしていた時。大量の瓦礫とヘドロから少し離れたところに、携帯電話が落ちていたそうです。電源が入っていたので、これは「ゴミではなく落し物じゃないか」と判断して、その作業班のリーダーをしていたYさんは捨てずに保管しておくことにしました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;その日も夕方に作業を追え、Yさんは他の作業場を回ったりしているうちに、うっかりその携帯電話のことを失念してしまい、そのままキャンプ地に戻ってしまいました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;夜のミーティング中、その携帯の持ち主が電波の発生源から場所を特定して、キャンプ地までやって来ました。Yさんは「あっ！」と叫ぶと、「すみません、僕が預かってました。車の中です。」と走っていきます。みんな「良かったね」という空気が流れました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;しかし、なかなか彼らは駐車場から戻ってきません。やがて、険悪な怒鳴り声が響き渡ってきました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;携帯を拾った場所からキャンプ地まで、車で1時間と少し。警察にも届けず、そんな場所に運び去られたことで、落とし主は「盗まれた」と断じていたようです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『この泥棒野郎！』『何がボランティアだ、テメェらなんかが来たって、何も変わんねぇんだ！』『ガソリン使って、こんなところまで来させやがって！』と、凄い剣幕で怒鳴り散らす声が、胸に刺さりました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;Yさんはひたすら謝っていたのですが、相手が全くおさまらず暴力にもなりそうだったので、結局他のリーダーが彼らの目の前で110番通報。事情を説明して「間に入ってください」とお願いすることに。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;警察を呼んだと知ると、落とし主は「めんどくせぇ」と言って引き上げはじめました。同行者が他に2人ほど居たのですが、彼らは最初から興奮する1人をなだめようとしてくれていたようで、去り際にも『すみませんでしたね、あの、今後ともまた、よろしくお願いします。』と声をかけてくれました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;翌朝、少し心配していましたが、Yさんは普段と全く変わらずに作業に出かけて、誰よりも率先して働いていました。そしてこの日は、ちょっと嬉しいことになるのですが、それはまた後日。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5439675000</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5439675000</guid><pubDate>Fri, 13 May 2011 11:38:13 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(7) 財産を分かち合う相手を</title><description>&lt;p&gt;『夫婦で、財産は半分半分にしておくんだったな。』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;作業へ向かう前のちょっとした時間に立ち話をした、地元のおじさん。目の前で奥さんが流されてしまったそうです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;未だ扱いは「行方不明者」ですが、状況的に現実は受け入れているとのこと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;奥さんは10歳も下で、元気な人だったそうです。一方でおじさんは糖尿に不整脈もあって『絶対、自分の方が先に死ねると思ってた。』ものの、独り残されてしまったと淡々と話してくれました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;問題なのは、預金口座など財産を奥さん名義にしていたことで。本人でなければ、配偶者であっても10万円までしかおろせない(ちょっとこの辺、はっきりはお話を聞いていても分かりませんでしたが)んだとか。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;仕事も失い、貯えも引き出せない。あれほど集まった義捐金も、未だ1円も配られない。少しずつ周辺のお店なども再開しはじめると配給なども打ち切られるけれど、食料を買うお金も無い。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『なーんでなんだべな。』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そう言って涙をにじませるおじさんの横で、「なんでなんでしょうね」としか言えない自分でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『兄ちゃん、結婚は？』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;もう「兄ちゃん」と呼ばれる年では無いんですが。「まだですよ」と答えると、おじさんは軽く舌打ち。多分「財産の名義は半々にしておけよ」と続けたかったのでしょう。代わりに、こう言って笑いました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『んじゃ、せっかくの機会だ。石巻で佳い子みっけて、連れて帰れ。』&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5438493068</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5438493068</guid><pubDate>Fri, 13 May 2011 10:59:17 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(6) 助け合い</title><description>&lt;p&gt;とあるお宅の前に山積みになった、ゴミの撤去を頼まれました。ゴミの山の奥には、まっぷたつに折れた電信柱。これを立て直さないと電気も電話も通じないものの、作業車が入れず修理できないとのこと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;4tトラック3台分のゴミを撤去して、ようやく電柱へのルートを確保。あとは業者さんにお任せ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;作業途中、家主のおっちゃんが差し入れをくれました。2歳のお孫さんの手を引いた優しそうな笑顔ですが、若い頃は長距離トラックを運転していたという逞しさの見えるゴツゴツとしたガテン系のじーちゃんです。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『悪いね、本当は、避難所にいれば、こんなことお願いしないでいいんだけども。』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;そう言って頭をかきながら、小さな子供を連れていると避難所生活は難しいのだということを話してくれました。やはり深夜や早朝にグズったりすると、他の被災者から責められたりするのだとか。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『普通の時だったら、ちっと表さ出ろっちて黙っちゃいないんだども、こんな時に何も困っとるモン同士で喧嘩することも無いから、家族で出てきて暮らしてるんだ。』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;このゴミの山を片付ければ電気、電話が通るだけでなく、幼い子供たちも通る道が余震で崩れたりといった危険も減るとのことで、本当に喜んでくれました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;作業を終えて撤収準備をしていると、ちょうど一家で出かけるところ。なんでも駅前で京懐石のお店が炊き出しをやっているとかで、みんなでもらいに行くのだとか。乗り込む車は、なぜか「新潟」ナンバー。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;訊いてみると、新潟の友人が乗って届けに来てくれたそうです。その人とは、新潟県中越地震の際におっちゃんがトラックで何度も物資を届けた時に仲良くなったらしく。すごくシンプルで自然に「助け合い」をしている人たちを目の当たりにして、ちょっと感動。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『全国、あちこちに友達がいっから。』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;闊達に笑いながら車に乗り込むと、おっちゃんは&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『大阪の友達が、何かいらねーかーって訊くから、たこ焼きとお好み焼きって言ったらよ、それも届けてくれたよ。』&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;と言い残して炊き出しをもらいに走っていきました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;おっちゃん、冗談なんだろうけど、よくわからなかったよ。早く電話が繋がって、あちこちの友達と連絡とりやすくなるといいね。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5420221694</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5420221694</guid><pubDate>Thu, 12 May 2011 22:22:43 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(5) 思ひ出</title><description>&lt;p&gt;ゴミの山を片付けていると、色々なものが出てきます。家具や家電、洋服、食器などはモチロン、中にはトロフィや盾、写真アルバム、ビデオテープ、自筆の詩集なんかも出てきます。いずれもきっと思い出があって、捨てるのは辛かっただろうと思うような品も。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ミーティングで、帯同している写真家の方が「泥水を被った写真も、今の技術なら結構な確率で復元できるから、その旨を住民の方に伝えてあげて欲しい」と言われました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;確かに、特にお年寄りは「もうダメだろう」という判断で捨ててしまう方も多いでしょうし、そもそも仕分けできずにゴミの山に紛れてしまっている場合もあるはず。以降はなるべく見つけたら横へ除けておくようにしていました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ある日。同じ班だった女の子が、おばあちゃんにアルバムを見せてその旨を伝えたところ。話しながら泣き出してしまい、『やっぱり処分して下さい』と返されたとか。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;実際のところ、どういう涙だったのかは、分かりません。その子は「傷口をほじくっちゃったのかも」と気にしていました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;震災から2ヶ月、表面上は明るく話しかけてくれる被災地の方々が、ふとした弾みでボロボロと泣き出すのを何度か見ました。今は、すごく薄く脆い壁で、悲しみをようやく塗りこめている状態なのだと思います。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;本当に心の平穏に向かって消化していける日が、早く来ますように。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5416464063</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5416464063</guid><pubDate>Thu, 12 May 2011 17:12:53 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(4) タタミ</title><description>&lt;p&gt;瓦礫やヘドロ、大小ゴミ撤去も大変な作業でしたが、筋力的に一番キツかったのは、文句無く「タタミ撤去」の日でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;都心では減ってきている和室ですが、一戸建てが並ぶ渡波では当然ながら畳の部屋が多くあったのだと思います。それが水没して使い物にならなくなり、戸外に積み重ねてあります。雨露に晒されて腐ればキノコも生えるし、臭いもする。これを優先的に撤去する班もありました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;街を歩いて畳をみつけては、4トントラックにひたすら積み込む作業。概ね、1台で100枚強を載せることができます。6人1班で、1日に大体トラック5～6往復していました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;これから梅雨の季節になり、雨に濡れると畳は重く、腐りやすくなっていきます。フニャフニャになった畳は持ちにくく、トラックにも積みにくい。自分が行った当初は、これが最優先のミッションでした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;似たような作業の繰り返しなので、少し慣れれば効率はドンドン良くなっていきます。そうすると、筋肉を休ませる時間が無くなっていくワケで。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;真っ先に来るのは握力。自分の場合は腕力や体力が尽きる前に握力が完全に失われて、ラスト1時間くらいは腕を差し出して、そこに畳の端を乗せてもらったら運ぶだけのカタカナの「ト」になりさがってしまい、情けないハメに。作業後、差し入れにいただいた缶のプルトップを引く力も残っておらず、スプーンでテコの原理を使って開ける有様でしたとさ。とほ。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;畳にも幾つか種類があって、新しそうな家の前にあるものは、青みが強くて軽いものが多かったようです。どうも、プラスチック系の素材が含まれているんじゃないかと。おかげで積むのは楽でしたが、集積所で土に返すしかないこの状況では、そうした素材を含んだものは、ちょっと面倒なことに。色々難しいですね。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;途中からはチーム別に回収枚数を競いだしたりして、結局、自分がいた団体だけで1週間ほどで2万枚近く処理したとか。畳はパッと見にゴミの山に比べて散らかっている感が無いので気付きにくいのですが、他の地区に比べて渡波の畳が圧倒的に少なくなったのを、みんな密かに自慢にしていました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;2万畳、広げたら、どのくらいなんでしょうかね。見てみたいです。チラっと。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5416107422</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5416107422</guid><pubDate>Thu, 12 May 2011 16:41:39 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(3) 1日の流れ</title><description>&lt;p&gt;団体によって担当する地域が決まっているようで、自分が行ったのは渡波(わたのは)地区という海沿いの町でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;しかし宿泊は、そこから車で1時間以上離れた内陸部に、各自で持参してきたテントを張って行っています。これは恐らく、余震とそれによる再びの津波被害を避ける意味や、物資や人員が比較的アクセスしやすい生きている鉄道路線付近を選んだのだと想像しますが、実際はよくわかりません。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;ともあれ、まだまだ冷え込みも激しく、強風や雨にも晒されながら、朝5時頃にテントで目覚めるところから1日が始まります。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;6時から朝食。大釜で炊かれたご飯に味噌汁と、お惣菜が少し。当然豪華なものはありませんが、ボランティアの「生活班」が更に早く起きて用意してくれた温かい食事は、とても贅沢なものに感じます。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;更に持参の弁当箱に昼食を詰めて、7時頃にキャンプ地を出発します。活動は多岐にわたっていて、瓦礫撤去やヘドロ出しなどが一番多いですが、他にも被災家庭をまわって家具の運び出しなどを行う班、避難所で散髪やマッサージを行う班、臨時に設置したお風呂を運営する班、炊き出し班、孤立した村落を捜索・巡回する班などがありました。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;キャンプ地へ戻ってくるのは、おおよそ18時頃。自分はほぼ瓦礫やゴミの撤去班でしたが、日ごろの運動不足もたたって、この時間にはボロボロのドロドロです。生活班が用意してくれていた夕食を済ませるころには日も暮れて真っ暗ですが、それから1日の活動を振り返る全体ミーティング。20時半頃に解散となります。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;キャンプ地の隣には温泉施設があり、22時までは400円(土日祭日は500円)で入浴できます。これがまぁ、至福の時間で。この1点でも、ここをキャンプ地に選んでくれたボランティア団体に感謝する毎日でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;3日目くらいで身体が慣れてくると、焚き火を囲んで24時頃まで話しながらビールを飲むような余裕も出てきましたが、それまでは風呂あがりに早々に寝袋に潜り込んでいました。しかし、寒かったり風が怖かったり昼間の興奮が残っていたりで、なかなか寝付けないんですね。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;甘く見ないで、装備は色々と必要です。その辺は、また後日。&lt;/p&gt;</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5409882456</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5409882456</guid><pubDate>Thu, 12 May 2011 11:20:57 +0900</pubDate></item><item><title>石巻追想(2) 自衛隊員さん</title><description>&lt;p&gt;ボランティア参加者に、現役自衛隊員の方がいました。もちろん任務ではなく、休暇を利用しての参加で。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;彼は、自衛隊員として派遣されるグループに入れなかったそうで。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;隊の内部でアンケートのようなものがとられ、そこで被災地へ「(1)行きたくない (2)行きたい (3)熱望する」と選んで提出するそうです。彼は「熱望する」に丸をつけたものの、選から漏れたとのこと。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;自分が参加させてもらったNPO団体では、長期に活動している人がリーダーシップをとっています。長い人は1ヶ月にわたって滞在しており、被災地の状況をよくわかっていますが、瓦礫撤去などの現場作業について専門性があるわけではありません。ですが彼は自衛官だからと出しゃばるようなことも無く、作業指示に従って黙々と働いていました。もちろん求められたり気がつくことがあれば控えめにアドバイスもする、とても気持ちの良い人でした。&lt;/p&gt;
&lt;p&gt;『こうした時に誰かの助けになりたくて、自衛隊に入ったんだから。』&lt;/p&gt;
何の気負いも感じさせずにそう言って笑った顔を見て、自分が女の子だったらイチコロだったろうと思いましたよ。ええ。</description><link>http://b-note.screw-axis.com/post/5408832671</link><guid>http://b-note.screw-axis.com/post/5408832671</guid><pubDate>Thu, 12 May 2011 10:47:29 +0900</pubDate></item></channel></rss>

