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	<title>KOJI TOUKUBO INDEX</title>
	
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	<description>big hints</description>
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		<title>おれおれモチベーション管理・ま・と・め</title>
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		<pubDate>Fri, 14 May 2010 16:54:35 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[Uncategorized]]></category>

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		<description><![CDATA[だから、これがとても本質的に、生きることに近い内容にまとまったことに、僕はある種の感銘を受けた。

もっと難しいtipsは一杯あるんだよ。寝室と作業部屋を一緒にしないとか（連想についての脳の仕組みの研究由来の諸々の方法群など）、うまく使えるならとても効果がある方法群が。でもそういうのやるための余裕とかで、もっとも簡単かつ、強烈に実施できるのは、なんといってもこれだった。体、習慣、報酬。特に、体については、食事と睡眠は効果を体感している人多いと思うけど、運動の効果こそ一番驚異的だから、気をつけてやってな。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>モチベーション管理のためにポイント性っていうのを導入したらしばらくかなりうまくいっている。ラストピース埋まった感じ。ときどきモチベーション管理とか習慣化とかのためにおすすめしてる人がいるのでやってみた。きづいたこと。</p>
<p>１．とても効果がある。（ROIがある）<br />
２．機能させるには一定の投資が必要。下回ると機能しない。（きちんと機能させるために必要なことをすべてちゃんとやる。）</p>
<p>この説明の前にモチベーションについてまとめとく。未来の俺が読むだろう。motivation。モチベーション。やる気。とかでドメイン内でググルだろう。キーワードいれとく。hi, how are you.</p>
<hr />モチベーションは２０世紀からつづけて今も企業や個人の生産性の最重要ファクターの一つであり続けてきた。作業手順の中にモチベーションについての気配り（モチベーションを十分に高く維持できる仕組み）も組み込まれている必要がある。</p>
<p>モチベーションについて重要なのは<br />
1.やる気にしてくれそうなライフハックなのに、unmotivative（やる気をそぐような）なことに限っては結局やる気にはしてくれないタイプのものを、注意深く、非採用にする<br />
2.モチベーションは体（食事、睡眠、運動）が9割<br />
3.集中性を損なわない（unmotivativeなタスクをmotivateできる）仕組み<br />
4.志向性（見られていること。緊張感）</p>
<p>になる。</p>
<p>【 やる気にしてくれそうなライフハックなのに、unmotivative（やる気をそぐような）なことに限っては結局やる気にはしてくれないタイプのものを、注意深く、非採用にする 】</p>
<p>とても重要。モチベーション管理のライフハックとかについて読んできたけど多くのものはモチベーションの難しさを説明するに過ぎない内容になっている。これをするといい、あれをするといいといろいろ書いているけど全部ほぼ無駄であるという意味で。読んでみると、ふむそうかも、と思うけど実践してみると役に立たないという意味で。というよりは、多くのものが、ある種のやる気（というより刺激）を与えてくれはするのだが、不思議なことに、ことごとく、「やる気をそぐような仕事」については、やる気にはさせてくれない。そして「仕事」の、狭義の意味での本質は、この「やる気をそぐような仕事」、にある。好きなことを仕事にしたところで、一定量の「やる気をそぐような仕事」が必ずある。基本的には楽しいことはみんな楽しく（需要と供給量が一致する）、従って楽しいことは時間単価が低い。また、楽しいことをやりたいけどその中に楽しくない部分が含まれている場合に、楽しいことだけをやりたくてその仕事をしている人間にはこれはできない。天才で、楽しい部位だけやっていればいい０．０１パーの人間は別だが、１００人に一人くらいの秀才とかですら、楽しい部位以外にさしかかると、生産性がストップする。たとえばミュージシャンは、事務員と比較すれば楽しそうな仕事だとして、全体として「音楽を作っていた」かもしれないが、部分を取れば、「楽器を1時間かけて運んだ」とか「機材のケーブルがないので買いに行っていた」とか、雑務かもしれない。特にそれそのものが楽しいわけではない。あなたがこれらの仕事をごくごく苦痛少なくこなすことができるならば、そのときのあなたの人生の楽しさは、おそらくほとんどのひとにとって、いわゆる楽しいことを仕事にする、ということの甘い雰囲気を追うよりも、ずっと楽しいものになると思う。本質的な苦痛についてはまた別のところにあるけれども、実は本質的な苦痛とその反対のなにか（僕はまだ名前を読んだことにない感覚）に、つながる線の元に、今から書くことはあるとも思っている。</p>
<p>そして、やる気をそがない、楽しい瞬間、そう、女の子とデートするとか、アイデアをおもいついてから１時間以内の楽しい実作業とか、音楽を聴くとか、旅にでるとか、サッカーをするとかそういう瞬間のみの連続ならば、あなたは「最高のやる気」をもってやりつづけることができるだろう。でも現実的には、その瞬間を得るために、その前の１００００時間のやる気の起こらない作業が待ってる。結局どのように生きてもこの１００００時間（もっとかな）をやれるようにしないと人生を抜けれない。</p>
<p>さてやる気をそぐようなことをやる気にはさせてくれない、うそのモチベーション向上手法がある。典型的なものを以下に列記する。以下のものは丁寧に避けてやることだ。</p>
<p>1.元気がでそうな資料の摂取。<br />
たとえば、かっこいいアートとか刺激的な文章。そうそう、自分がある書き方のスタイルでもって書くと、僕の文章は頭をかっかさせ、やる気がでてくるらしい、それと書いてるほうも、そういうスタイルで書くときは、そうです。でも、こうしたものたちの摂取は、そのまま、ほかの方向にながれる。すばらしい芸術や刺激的な芸術も、自分の体ができあがってない状態で聞くと、ほぼ受動的にやられつづけることになり、すげーーっていって、それができるきにしばらくはなるけど、ほとんど8時間と、もたない。</p>
<p>2.物欲を満たす<br />
１と同様で、体ができあがってない状態でやってもだめ。自分のそもそものモチベーションレベルなりがこのインプットに対抗できるレベルじゃないと、インプットにのまれて楽しんで時間過ごすだけ。アップル製品とかは典型的にそういう中毒性があるので要注意。</p>
<p>加えて１，２，とも、集中性が確保できない。<br />
さらには、この手のもので得られる興奮は、持続しない。 これらの刺激物は、「ご褒美として」摂取する方がよい。詳細は後述。</p>
<p>3.生産性について読む<br />
人は生産性が落ちているときに生産性について調べる。病気のときに直ろうとすること自体は悪いことではない。また、生産性についてよむとなんとか効果、プラシーボ効果とか、実験をしていることの一般的な期待効果で少しアガるけど、これも集中性、本来やらねばならないことへのレベルがあがらない。持続性もない。</p>
<p>4.環境を変える<br />
カフェにいく、別の場所で仕事する、人に会う、など。これらも持続しない。気が紛らわされるだけ。場合によっては、志向性が確保できるので、人にみられている感覚がある間は、多少、「やる気をすぐ仕事をやる気」が起こるやはり再現性が低い。あるいはROIが低い。</p>
<p>【 体 】</p>
<p>上に書いた、嘘のモチベーション刺激法たちを避けるために、実はもっとも良いのは、やる気をそぐ仕事をやる気にさせてくれる数少ない方法を、完全に集中してやること、でもある。そしてその最高のものは、体調を最高にすることだ。詳細としては、<br />
1.運動（一日２０-３０分、少なくとも２日に１回の定期的な有酸素運動など。心拍数１３０近辺を意識。）、<br />
2.食事（一日３回か４回の集中して適切な栄養価を含む食事と、必要ならサプリ）、特に、早い時間に食べること。安い油と安い砂糖を避けること。米への集中。そしてバランス。もっとも簡単にこれらが確保できる方法は、金をかけつつ、ちょっとは栄養とか咀嚼とか吸収とか分解とか流通（食材の流通）とか調理（工場での処理も一種の調理と見なすこと）をしらべること。<br />
3.睡眠（個体差はあるが、早寝早起きと十分かつ過度でない睡眠）を徹底してキープすること。 4.これらを、ROIが最高の投資可能な事業と見ること。これは説明が必要になりそう。</p>
<p>読書でも情報収集でもない。少し成功主義的にすぎる意味で、ではあるが、これだけがあなたを世界を変えるほどの人間に変えうるともいえる。これがないならあなたは糞ほどの人間にもなれないだろうともいえる。僕はそう思う。</p>
<p>おそろしいほど簡単にこれらは乱される。熱力学第二法則について調べてもらってもいい。だから注意することだ。そして注意するより大事なことは、いきあたりばったりでなく、管理することだ。より具体的には、どのくらいこれらを維持するためにお金とかをかけるべきか決めて、お金とかをかけることだ。一日あたりにこのことを維持するためにはらっていい犠牲、あるいは投資は、年収が５００万の人ならば、5000円程度（年間200万程度、年収の40%近く）だと思う。投資といっても、金に限らず、時間資源とか意識資源とか機会資源の投資のこともいっているので、実際にキャッシュとして出て行くお金はこれほどではない。そうはいっても、この位の金をかけてすらいいと思う。</p>
<p>これが徹底してできた人間の生産性は、最低でも５０パーはあがる。個体差（ほぼ才能）によっては１００パーから５００パーあがる。これらの要素は循環的によくなっていくので、この点が整備されてうまく回り始めた天才などは、あっというまに年収が１億とか１０億とか１００億とか１０００億いく人もいうる。 睡眠と食事と運動ってのは、ほとんど生きるって意味だ。</p>
<p>あと、睡眠と食事と運動のために必要なことは、容赦なく金で解決すること。たぶん、食事を適切なタイミングで適切な量、適切な栄養価でとるためには、人間関係を調整したりスケジュールを調整したり、といった一般的な資源を消費する。睡眠を確保するためにもそうだ。明日の朝までの納期とか明後日までの納期とか。あるいはタクシーで帰れば寝れるけど会社からは金でないケースだから電車でもったいないから帰ろうとかいうのちょっとまった。睡眠と家かえってまともなめしくうためなら３０００円はここでつかっといていい、とか。小さな具体例がいくらでもかける。一般的に話しをするならば、要するにそのくらいのことすべて金で解決してもいいから、食事と睡眠と運動を維持してみると、これで全てがうまくいく。まあ、いや、本当に人間関係壊すとかいうのはだめですよもちろん。人と会う移動時間のために飯食えない、とかなら、絶対タクシーのってでも飯を食う。</p>
<p>*習慣<br />
習慣の重要性についてはまた別に書くが、簡単に書くと、科学的にいうならば、習慣は<br />
１．ある個人がもっとも簡単に改善させられる（投資可能な）<br />
２．ビッグスケール である<br />
の2点のセットが重要さの根拠だ。</p>
<p>ある人間が、一日１時間の睡眠をなんとか１０００円の投資で獲得して、その人の時給が２０００円だったら、一日あたり１０００円のROIがでる。人間を事業としてみてみよう。事業としてみることの意味がスケールを重視するということだと思ってみよう。回収を急がないようにしよう。３０年のスケールでみてみよう。あるいは３年でもいい。１０００円＊365日　＊ 3=大体１００万。３０年で１０００万。このことだけであなたは１０００万のあまったお金をてにすることになる。このことにはほかに複利という秘密のすごいアイデアが重なって、１０００万の自動的にたまるお金は、そのまま、実は３０００万とか５０００万とかの金になることを知っておいたほうがいい。 いくつもの改善可能な（投資可能な）ことがあなたの日常生活の周りにはあって、それぞれが長期でみると、たったの３０時間の考え事と、「習慣化」を一月合計３０時間やるだけで、１０００万のお金にかわるようなことがごろごろしている。たぶんあわせると１億とかになる。</p>
<p>でも、ほとんとの場合、習慣化作業も（自己言及的に）、やる気をそぐような作業で構成される。逆に言えばここはチャンスでもある。</p>
<p>習慣がうまくできるってことは、すごい力、あるいはスゴイお金、あるいは金っぽくないいろいろな幸せの元が得られるってことで、うさんくさくない本当の幸せにもっとも近いなと一般的にいえそうな幸せの形はおそらくこの形で得られる。うさんくさいやつについてはまた別に書く。 そしてではその習慣化をうまくやるにはどうかっていうと、やる気をそぐ作業の連続である習慣化や習慣を、うまくやれるようにするってことで、つまりやる気をそぐ仕事をやる気にさせるってことだ。</p>
<p>実は、習慣の中には、「やる気をそぐようなことを自然とやれてしまうようになるためのこと」を入れておく必要がある。にわとりがさきか卵が先かっていう状況になる。そして、なにが先かというと、この資料に書いてあることだ。体のためにきちんと予算を取ること。</p>
<p>あと、そうだな、もうひとつ習慣化についての具体的な方法。ネットとかにある、リマインダーサービスを利用して、導線（携帯とか、かならずみるところ）にメールをおくること。そして、ポイント性を導入すること。</p>
<p>【 やる気をそぐタスクをやる気にさせる仕組み。】<br />
ここでは、体が、体調が、上に述べたように、完全になっている状態である人を、想定する。それだけで、すでに、人間は、ほとんどの人は、やる気がそがれるような仕事すら、それほど苦でなくできるようになる。やる気がおきてないあなたは信じないかもしれないけど、これ以外に僕が信じてもらっていいと思えることはない。ほかのライフハックはすべて後回しにしていい。</p>
<p>さて、やっとポイント性についてかける。 これは以下の欲望の話とも関連づけて考えねばならないのだけれど、、、 1.だるい仕事の後ろに欲望の解決をさせる。 2.誤帰属（ググるといいです） 3.鮮度が重要。ニューロン発火レベルで、あるつらいことをしたことがおさまってない間に快楽を与えること 4.基本的にはやる気をそぐような仕事と、習慣とに、ポイントを与える。習慣には、体を維持するためのことを最優先に入れておく。なんと、「食事をちゃんと３回、完璧なタイミングで食べたら今日は５００円分のポイントがたまる）とかっていうわけだ。食事をちゃんと３回食べることはたぶん仕事っていうほどつらくないかもしれないけど、それだけ重要だ。睡眠と運動もそう。それをちゃんとこなすだけで、一日１０００円とか、気持ちいい買い物のためにお金をつかってよくなるなんて、楽ちんで、なんかとても甘ったれた感じがして、いいのかって感じがする。でもここにミソがある。結局、苦痛じゃなくするための方法なのであって、ゴールはきもちいい状態が永遠に続く、なのであって、これがそれだ。経済的にも、精神的にも、苦労がない状態じゃないモチベーション管理なんて嘘の方法だ。ちゃんとしたものを一日三食食べるとか、１１時には寝るとか、運動するとか、サプリわすれずに飲むとか、そういうことを確実にするだけで、２週間に一回旅行がいってよくなる。しかも経済的にもそれくらいの収入が増えるということからそうなる。</p>
<p>もちろん最初は跳躍が必要になる。ここが難しいとこだ。つまり、ご褒美を与えている最初のうちは、本当に体調がよくなったりするだけで、生産性がうなぎ登りになって、年収があがって、今お金つかって平気になるの？って思うようになると思う。だから、最初は、小さくやるしかない。食事と睡眠とちゃんとやれたら自分のために１０００円つかっていいことにするとか。もうちょいかなー。２０００円とか？さじ加減は個人の能力（お金）とかによっちゃうから、難しいと思うけど、それでも、きっと回り始めたら２週間目で、あなたの能力は、バカみたいにあがる。</p>
<p>問題の一つは、企業集団ないでの報酬形態だ。生産性が２倍になった人間に対する報酬だ。基本的には、２倍になった生産性というのは、ものすごく、目を見張るものになる。あきらかに誰もがその人に爆発的な変化が起きたことを知覚する。古典的な企業でも、天才がいたら（そしてあなたがそうなる）、さすがに普通の立場にはおかなくなる。すくなくとも、これは期待で、実証がないのだけど、すくなくとも、企業内でも、２倍の生産性の人間は、２０％ー３０％くらいは賞的与的に給与が増える。生産性が２倍でも年収がいきなり２倍にはなりませんよ。１０倍の能力があってはじめて２−３倍くらいになる。でもこれが積み重なると、いずれあなたはこの給与っていう報酬形態でおさめられないほどの人間だということで、助助に社会がより重要な報酬と責任とを期待するようになるでしょう。最終的には２倍の生産性ならば１．５倍くらいには落ち着くと思う。</p>
<p>もう一つ重要なのは、ほかにも、うまく、あがった生産性をお金に換える方法はある。端的に、生活にかかるコストとかも、体調とか生産性があがれば、ぐっと削減したりすることができるようになる。習慣などを改善するためには作業が必要になるが、これらもあっというまにこなすようになる。可処分所得を２０％増やすことはそれほど難しくなくなる。満員電車がそれほどきつくなくなる。狭い部屋もそれほどきつくなくなる。食事を自炊する（というよりはそれ自体がいろんな理由でとても難しいわけですから「できるようになる」というべきだ）ようになる。</p>
<p>勝間さんみたいだな。でもこれは本当だ。</p>
<p>【  志向性（あるいは被志向性）について 】<br />
もしかするとこれもコスト側面が強すぎるのかもしれない。でもほかの、嘘のモチベーション管理のなかでもっともマシなものと位置づけてる。<br />
僕はフリーランスとして１０年仕事をしてきた。フリーランスというのはもっともモチベーションの維持が生きることにつながる。我々にとってはモチベーション維持は死活問題だ。 フリーランスがモチベーションを維持するのに有利なのは、人間関係という、また一つモチベーションを大きくそぐ要因を閉め出すことができるということ。<br />
これとトレードオフとして、フリーランスの、「やる気をそぐような仕事をやる気にさせる」ということの障害になるのが、志向性（見られること）の欠如だ。</p>
<p>見る（意識を向ける）ことを志向性といい、見られること、ならば被志向性という言葉で表していいと思う。</p>
<p>大企業的な環境で仕事をしたことも当然ある。フリーランスで仕事が継続的に集中して高いモチベーションを維持しつつ行えるように訓練した個人は、会社にはいったら仕事をするのが楽で楽で仕方がないだろう。逆に会社にお勤めのあなた、家で仕事をして、ぜんぜん仕事にならなかったやっていう経験ありませんか？<br />
見られていることの緊張感などについては、ホーソン効果とか期待効果とかピグマリオン効果とか後光効果とか、プラシーボ効果みたいな類似の科学的検証がありはする。詳細はぐぐってみてください。かなり確実に機能するものだと思っている。<br />
一回「神さまがみてるとおもってみよう」とか思ってやってみたことがあるけど、そんなんは実際には利かない。人にみられてるのが一番利く。<br />
プログラミング業界にある、ペアプログラミングっていうのは、典型的に被志向性量コントロールによるモチベーション管理手法だと思う。ここでの問題は、志向性にはコストがかかること。（ほかの人の意識コストを投下する必要がある）ので、基本的には、ほかのことで代用できるならそうするべきでもある。<br />
また、オフィス一般に、大きな志向性（作業者側からみると被志向性）があり、これは緊張感とかいう言葉で話されるかもしれないが、そういうものがない状態のフリーランスになってみると、家より喫茶店とかファーストフード店等の人のいる場所にいかないと作業する気にならない（モチベーションスコアがあがらない）という問題がうきぼりになる。これにより、志向が問題になる。</p>
<p>【では、なにをまずするか。】</p>
<p>１.体調を整えるために日常的に習慣としてやるべきことを書き出して、リマインダーサービスに登録して、自分にメールを送る。その一つ一つにポイントをつける。ただし、本当に体調関係（食事と睡眠と運動）に集中すること。徹底して。<br />
２．実施したら容赦なくポイント分のご褒美をなるべく早く自分にご褒美しよう。<br />
３．この時点で生産性が必ずあがってくる。この余剰で最初にやるべきは、会社の仕事はいままでどおりのペースでやっといて自分の習慣を改善するためにプランを立てまくって一つ一つ習慣にしていく。習慣にするための方法は１と同じ。リマインダーにいれてポイントつける。この時には多少出費をうまく減らす方法とかで、金に換えていくのがいい。そっから先はいろいろ。仕事をうまくやれる仕組みを考えるでもいいし、独立とか考えるでもいいし、友達増やすでもいいし、最高にきもちいうんちを出す方法でもいいし、芸術にいそしむでもいい。犬飼うでもいい。パーティーにいくんでもいい。婚活でもいいよ。カツマーじゃないが、あなたが作り上げた美しい肌（コントロールできる要素はすくないからね）を男性諸君は、意識的にはそれが勝間的でうざったいと思っても、圧倒的な評価で、逃れられない魅力として、評価するだろう。皆殺しにしておやりなさい。</p>
<p>これだけじゃん。これだけだよ。モチベーションが糞ほどむずかしくて、人生や企業を書き換えないほど大事なことだっていったって、結局これだけでいい。モチベーションオタクといっていいほど、ものすごくものすごーくものすごくたくさんのことを実験して検証してきた結果もっともシンプルなのがこれだった。習慣。報酬。体。</p>
<p>だから、これがとても本質的に、生きることに近い内容にまとまったことに、僕はある種の感銘を受けた。</p>
<p>もっと難しいtipsは一杯あるんだよ。寝室と作業部屋を一緒にしないとか（連想についての脳の仕組みの研究由来の諸々の方法群など）、うまく使えるならとても効果がある方法群が。でもそういうのやるための余裕とかで、もっとも簡単かつ、強烈に実施できるのは、なんといってもこれだった。体、習慣、報酬。特に、体については、食事と睡眠は効果を体感している人多いと思うけど、運動の効果こそ一番驚異的だから、気をつけてやってな。</p>
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		<item>
		<title>梅田望夫さんは日本のインターネットの可能性を知覚する能力特性を有しないという批判</title>
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		<pubDate>Fri, 14 May 2010 16:53:33 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[Uncategorized]]></category>

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		<description><![CDATA[高速道路の車が走らない部分を「すめるじゃん」とおもって住み始めてみた的な目を持ち得た日本人のネットヒップスターたちはすげえという話か。ちょっと違うか。まあいいか。

関係あるか怪しいが、ジョブスはベンチャー企業とかビッグビジネスの世界にロックンロール的世界観を持ち込んだ初めの人間だと思う。全体的にもちおの手に負えないクレイジーさとかがあるジョブスだけど、特にはその美への偏熱狂に退廃を感じる。光速を超えて膨張する宇宙の傾向の香りがする。観察のかなわない領域を邁進する盲目の。「もうこれ以上美しくしたら会社つぶれますよアート作品になっちゃう！」って、美もわからないモチオがちびりながらさけびそうなジェットコースター的加速度がiPhone製作プロジェクトにはあったと邪推する。ジョブスが何人の優秀な人たちを無礼にもちびらせてきたか。この力と、それをなんとかビジネスとして成り立たせようっていう力の、緊張感とその止揚が、アメリカのネットカルチャーをつくってきた作り手の側にはあると思う。

]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>高速道路の車が走らない部分を「すめるじゃん」とおもって住み始めてみた的な目を持ち得た日本人のネットヒップスターたちはすげえという話か。ちょっと違うか。まあいいか。</p>
<p>まあ梅田モチオが「バカ」だと思えるのは、彼の中にサブカルチャー的、あるいはデカダン的な知性、太宰とかひろゆきとかのローテンションな知性というべきものがないところだと思う。</p>
<p>関係あるか怪しいが、ジョブスはベンチャー企業とかビッグビジネスの世界にロックンロール的世界観を持ち込んだ初めの人間だと思う。全体的にもちおの手に負えないクレイジーさとかがあるジョブスだけど、特にはその美への偏熱狂に退廃を感じる。光速を超えて膨張する宇宙の傾向の香りがする。観察のかなわない領域を邁進する盲目の。「もうこれ以上美しくしたら会社つぶれますよアート作品になっちゃう！」って、美もわからないモチオがちびりながらさけびそうなジェットコースター的加速度がiPhone製作プロジェクトにはあったと邪推する。ジョブスが何人の優秀な人たちを無礼にもちびらせてきたか。この力と、それをなんとかビジネスとして成り立たせようっていう力の、緊張感とその止揚が、アメリカのネットカルチャーをつくってきた作り手の側にはあると思う。</p>
<p>梅田モチオがいうときの「優秀さ」っていうのは、モチオを「超えた」こうした「優秀さ」ではなく、この超えている部分を損なった普通の、彼的な秀才性の行き着く優秀さなんだろうと思うが、そしてその点では彼がきわめて優れていることは疑いようもなく、その極みから得られる知見を保つためにはあのマッチョさが必要であることも認める。一方で日本のネットはもっと変態的で天才的であるということはわかる。ひろゆきは天才だと思うし彼がつくった2chも天才的だと思うし、そこで秀才が育たないといことならあたりめーだよあほかというしかない。</p>
<p>あと一個パロっておきたいのはモチオが優秀性の極みとしているグーグルだって彼の理解を超えたサブカル的で退廃的なギーク的偏熱狂傾向がたくさんあって、2ch的「殺伐」もある。</p>
<p>もちお：「リナックスのようなサーバーで空き容量を調べる方法がありますか？お手数ですがご教授いただけたらと思います。とりいそぎ」</p>
<p>グーグル社員：「ググれ」</p>
<p>この、退廃的知性への恐怖感の欠落も、逆説的だけど、彼が三〇歳前にアメリカに行ってしまったから、退廃的な知性とでもいうべき知性との出会いがすくなかったんじゃないすかね。逆にアメリカで生まれて育って大学いってっていうのでも出会ったかもしれない。アメリカ人のいいとこの大学に出ている理系の友人とか慶応であったハーバートから交換留学の男の子はグーグルジャパンに入ってるけど、（まあ出会った場所とかがフジロックだったりするので余計にかもしれんが）はとても理系的で建設的であるとともに、とてもデカダンというか危険なカルチャー野香りがした。好きな日本の作家が村上春樹じゃなくて坂口安吾みたいな。まあ安吾をデカダンとみるのも安易かもしれんが。あと春樹をポジティブスターとみるのも間違いだろうけど。外面的にはアレでしょ。</p>
<p>建設的でイケイケでスーツな知性と、退廃的で（こっちのが普通勉強は本当はできて知能指数高いんだけど）危険な知性との両方がいて、一回はまざるもんだと思っていた。自分の周りには両者いる。特に後者は東大とか蹴って芸術性の高い大学とか学部とか居場所に進んだり、超高度に論理的で英語も使えて三カ国語話せてやればどの仕事もあっというまにこなすのに年収三〇〇万でやばい本作ってたりする。すげえ高速に考えごとしてて一流大学でてんのにニート、とかみたいなすごみ。こいつらと出会って刺激を受ける機会が梅田モチオにはなかったんじゃないだろうか。あるいは生まれつき心の中にデカダンの入る隙間がないのだろうか（これこそ最大限に貶めた表現かもしれない。さすがにそれはないだろうとは思うんだけど。）。</p>
<p>ネットでベンチャーっていうとイケイケっぽくて、ネットウォッチャーっていうとぐだぐだっぽいこのギャップのあたりが面白くて、その隙間にいる人たちとか優秀である上になんかしでかしそうな危険性でわくわくさせる臭さがあるのに、モチオは鼻が由緒ただしすぎて前者しかかげてないし。でもこのわくわくさになにかが足りない（スケールを因果するなにかか）のだとしたらっていうところの分析まで話がいかないでいるな。俺はそこで革命する気でいるけど。</p>
<p>一方でではモチオがすごいのはなんでだろうかとは思う。そこが大事だ。上のようにかくとすげー欠落してるのに一方で大変立派な仕事もしてそうに見える。彼の全部がむかつくわけではない。嫌いなもんに対して嫌いっていえてるところは小気味いい。</p>
<p>インタビューで一五秒沈黙するところが最大のクライマックスであそこがすばらしい。リアルタイムでしっかりと考えて限界のところでちゃんと自分たろうとしてらっしゃるあそこは優れて知的に感じた。ああなれるかわからないなと思わせるところがある。取り締まり降りて発言して怒りを表明しているところも実践者的な風格あってイケてると思った。</p>
<p>あと気になるのははてなとの付き合いだ。はてな近藤社長すげえって彼がいうときの評価にははてな近藤社長のへんてこりんカオス部位を含んでいそう。はてなが残念さであるのにはてな大好きっていう矛盾をいってるところはある鋭さがその両方を自然に支持したのならとても可能性のある状態にあって、そこに行き着いたことは魅力的な謎だと思う。</p>
<p>ーーーーーーーー</p>
<p>追記</p>
<p>privateにしたつもりだったのに出てしまってた！もうおそいなたぶん五〇人は読んだな。せめて呼び捨てのところは全て梅田さんはとかに訂正させていただきつつちびるだのバカと直接的に書いてる値は表現が不適切だとわびたい。批判を取り下げる必要はなく感じているがそれをちゃんと推敲してやってないことは端的にわびたい。本人が読むことはないだろうだけにこれぞまさにバカな失礼さだと自己批判もしたい。ただ詳細さというか完全さはないかもしれんがおおむね第一印象で考えたことは書いてありそうなのでもうパブリック残すことにします。あと彼の知性に対して敬意と恐怖に近い知的洗練があることも表明しておきたい。僕のこういうのをメディアリテラシーが低いというんだと思う。残念な感じだ。ここは完璧にキメるのが礼儀だった。彼についていいと思うところを付記してバランスとったりさせてください。実はprivateで長文書いてるけどフォロワーと購読者さんが増えすぎたので隠してることがバレているのもかっこわるいが不適切な判断ではないのだが時々へまをやるな僕は。たぶん直接あっていうときはもっと友好的に、「そりゃあなたの知性は日本のインターネットの危険でローテンションな知性が理解できないだけで、そこには明日の太宰、明日のひろゆきも含まれているのに、それを残念なんていってると、彼らのようにあなたと違う意味であなたと同じかそれ以上に知的な人たちにバカっていわれちゃいますし、その間のところに可能性があって、日本のインターネットはそういうところがあるんです。まだ英語の話せない知性ですけど、そののびしろの分将来楽しみじゃないですか」くらいにいうんだと思うんだが。これは自己防衛だな。</p>
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		<title>知らない角の曲がり方</title>
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		<pubDate>Fri, 16 Apr 2010 08:14:34 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[Uncategorized]]></category>

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		<description><![CDATA[もしもその人の心に直線的に進む道があるのだとしたら、そのようなものの上を僕はあるくだろうか？と僕のひねくれたこころは考えたよ。ごにゃごにゃとしてこの道をヒョイっと飛び越えて、一直線に目的地にいってしまうヘリコプターにのって、みんなを見下ろして、それで、誰か大切な人の心の前に、ほい、と降ろしてくれる、素敵な乗り物があったとて、僕はそんなもんに乗りたいかと考えたよ。それですぐに出た結論は、大体がそんなものが手に届くようなお金も能力もないじゃんか。ということだ。よしきたちょうど言い。というわけだ。

知らない角を曲がるということは、簡単なことのように思えるけれども、こうしてみると案外難しい。とくに、こういうふうに、そこからなにかを学び、持ち帰ろう。と思ってチャレンジすると、どんどん難しくなる。そのこと自体が、僕には生きることに近いように思う。逆にそこからなにも勝ち取ろうとしないのならば、至極簡単なことだけどね。でも、それなら、僕がそれに対して言えることは、『いいから早く消えちまえ。』ってことだ。『そんなやつには知ってる角がお似合いだ。』ってことだ。で、そういい残して、僕は歩き出すのだ、つま先の向く方向にね。
]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div>
<div>
<p>２２でかいた。このころからすでに自分の真ん中のキャラとはほど遠いところで書きすぎでなんてズルいんだと思う。</p>
<p>——————————————————————————————-</p>
<p>君に一つ秘密の話しをしよう。なぜ今そんな気持ちになったかのは秘密。24時をいくらか回った頃だよ。</p>
<p>これは知らない角の回り方についての話しだ。僕は今とても幸せだ。<br />
僕は知らない角の回り方を君に教えようと思う。これは大事な方法だ。<br />
僕が知らない角を回るにはそれなりの理由がある。女々しいことに、僕は人を傷つけたかな、この不思議な手触りはあれじゃないかな。そういう風に思うときに、知らない角を曲がることに決めている。試しにこないだ久しぶりにそれをしてしまったときのことを君に話そう。時々僕はきみに大事な話しをすることに決めている。いまいったこともそのひとつだけれども。わかるかい。君にも僕の大切な儀式を伝授しよう。</p>
<p>僕はあるとき、女の子をなんとなくきずつけた。傷つけたどころか、なんとなく、傷つけたのだ。これは傷つけたほう、傷つけられたほうのどちらにとっても、一番タチが悪いよ。明らかに傷ついて、あちらもこちらもそれに傷ついた場合、僕らはそれに向き合うチャンスもあるのに、こういう傷つけ方は後を引く。</p>
<p>眠るのが上手い君はよくしっているとおり、傷があとをひくかどうかは、その日の睡眠の質にもよる。よく眠れれば、よくおなかをすかせたバクが現れる。案外してするどいそのツメで痛みをまず引き裂く。僕たちは夢のなかで、やめて、そんなことをしたら痛いよ！というのだけれども、バクは構わずに痛みを含んだ僕たちの夢にツメをたてる。いよいよ。と思ったときに、僕たちはあれっ？へえ、いたくないや。と分かる。バクのツメはあれほど尖っているのに、いたくはないのだ。それと似ているものがある。死ぬことだよ。あれはそれほど、いたくないんだ。覚えておくといいよ。それで、バクはそのツメで、夢を食べやすい形に切り刻んで、ろくにかみくだきもしないまま、億劫そうに飲み込んで、いってしまう。さようならもいわずにね。僕たちなんかには興味がないんだよ。</p>
<p><span style="white-space: pre;"> </span>それであるころから僕は、なるべく、自分で自分の傷を片付けよう。と思うことにした。どうかな？ちょっと立派じゃない？それで、女の子を傷つけた話しだ。ところで、口にするだけで悲しくなるようだね。女の子を傷つけるだなんて。まあしかし勇気をもって話しをしよう。これは大事な話しになる気がしてきたよ。</p>
<p>それで僕はなんとなく傷つけた。たしか、とりとめもない、すれちがいだった。それはそれはなんとなくな、些細なことだった。楽しいパーティーの中にはいった小さな小さな失敗だよ。大目にみても構わない。とあるときなら思ってしまうかもしれない。皆お酒ものんでいた。よくあることだ。それでなんとなく口が滑った。なんか不思議な手触りがしたんだ。ああ、ちょっと力をいれすぎたな。みたいなね。でもそのときは、そんなの、ナイーブ過ぎる。と思った。言葉が僕を離れているように思えていた。実はこのことは僕がもっとも恐れていることの一つだ。ということで、僕の君よ。これが僕が君にいいたいことのひとつだぜよ。言葉を心にひきつけて、一つ一つ大事にいおうぜ。できるかぎりから、で構わない。特に大事な人に対していうときは、そうするといい。本当は、大事じゃない人などいない。ということならば、ほんとうにほんとうによかったのだが。</p>
<p>それで実は、ようするに、そのときはそれで、傷つけたことを、大体わすれてしまった。それこそ、なんとなく、忘れてしまったんだ。僕はね。この告白も、大事なことの一つにしておいて。</p>
<p>で、みんなにバイバイをして、家に帰ろうとしたときに、小さく事件が起こった。終電が怪しかったんだね。いや、頑張れば、最寄の駅ではないけど、歩けば10分のあの駅には、電車で帰ることもできたけれど、しなかった。ひらめいたのだね。ああ、久しぶりに知らない角を曲がるときがきたのだってね。バカだなあ。</p>
<p>＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝</p>
<p>知らない角の曲がり方、にはコツがいくつかある。それは、本当に知らない角を曲がってはいけないということ。これは、ずるいかな？本当に知らない角なんてあるかな？こんなに大きな都市に、長い間生きていくと、自分がどこにいるのか、なんて大体わかるじゃない。大きなビルがあったりして、あああっちの方が僕の家だ。なんてわかる。でも、本当に知らない角はないことが、後で、この儀式のために、大事な要素になってくるんだ。僕たちにとって本当に知らない角はない。でも今曲がった角を曲がるのは初めてだ。僕を今この知らないかどを、知っている角を沢山曲がった経験や、なにか似ているな。ということをヒントにして、なんとか一つ一つ曲がっていく。という力強い感覚を、こうして得ることができる。うそじゃない。ゆっくり考えてみて欲しい。いいか、本当に知らない角を曲がるなんて恐ろしいことが、僕たちのような人間に、できると思うかい？</p>
<p>僕は歩いて2時間くらいかかるだろう場所から、夜の12時くらいからーーちょうどこのくらいの時間だよねーー歩き出した。たしかそれは年末だったのだと思う。僕は自分の家の方向はボンヤリと分かっていた。それで、しばらく息をとめておいて、ふいっと、角を曲がった。一つ目の知らない角の曲がり方を紹介したわけだよ。かけごえかけたりするより、ずっと素敵な方法じゃないかね？実は、僕はこれからいえにつく２時間の間に、どのくらいの知らない角が僕にあるのか、ボンヤリとは予想がついていた。これは悪い徴候ではないよ。僕は大変気分が良かった。覚えたての希望に心を弾ませるあかちゃんのようにね。。</p>
<p>僕は歩き出した。僕は、ポケットにいつも紙をペンを忍ばせるような詩的で馬鹿げた青年時代をすごしたのだけど、最近はそうしたことをすっかり忘れてしまった。最近は、なにか思いついたら、携帯電話にメモをとるんだ。そりゃ、そちらのほうが便利にきまってるさ。でもこのとき携帯電話の電池はしめたことにちょうど切れ始めていた。でも僕は、これは素敵なことだ。と思った。せかいはこんなにも僕を楽しませてくれる。と思った。それで、昔みたいに紙をペンでなにかをやってみようじゃないか。と思った。知らない角をまた一つ曲がった。実はこのことを話せるには、このときにちょっとずつメモをとっておいたおかげなんだよ。僕はそのメモの一つ一つに感謝している。</p>
<p>知らない角をまた一つ曲がり、それまでで一番長い直線に出たときに、僕は、あせるな、はやるな。落ち着いて、一つ計画をたてるために、この直線をこなそう。とと思った。まずは、傷つけたことをわすれよう。そして体が充分にあったまったら、それについて充分考えよう。それで、なにかを見つけるまでは、いえに帰らないぞ。と僕はおもった。知らない角はまだいくらでもあるようだった。</p>
<p>僕はだから、ひとまずなにも考えずにテクテクと歩くことにした。知らない角を歩くことが面白いのは、僕たちは多少の注意力を使わねばならない。ということだ。ふだん僕たちが、慣れてしまった道にたいして、いかに気を使わないであまんじて歩いているか知ることもできる。知らない角を、知らない間に歩く。ということはなかなか難しい。ここは左？ここは右？というのを、心の奥底に残っている、知っている角たちに聞きながら歩く。だから、知らない角を歩くときには、僕たちは知っている角の大切がよく、よくわかる。笑い事じゃないんだ。僕たちが、ふっとそれをおもいだすことができなくなったら、本当に僕たちは、突然に、絶望的な気持ちになるとおもうよ。なにせ、全く全てが知らない角なんだから。<br />
その作業は僕に、自分の知らない知識を蓄えていく最近の自分の生活について思わせた。実を申せば、僕は自分の知識や、読書や、人との出会いについて、ときどき悲しくおもうことがあるのだ。というのも、そうするうちに、自分や、世界が小さく小さく砕かれていってしまうような気が、少しだけしているから。僕たちは新しい知識を毎日仕入れる。それは刺激的であるが、でも僕たちは同時に忘れつづける。オレたちは忘れつづける。というセリフがどっかのロックバンドの歌詞であった。これをはじめて聞いたとき、このセリフはオレを酷くがっかりさせた。とても大事なことを他にも沢山教えてもらったと思っていたロックバンドだったからね。ウソをいうとは思えなくて、これも本当のことだと思った。</p>
<p><span style="white-space: pre;"> </span>僕は知らない角を曲がりながらそう思うわけだ。僕たちが失ったことや、大切にしたいと思ったのにできなかったこと。それに僕たちの足跡と一緒に知らない間に消えうせてしまった角の多くについて一つ一つ考えながら。</p>
<p>けれども感傷的な態度ばかりとってはいられない。センチメンタルさは、バクが一番きらいな味なのだよ。それはおじさんのわきの下の匂いがするんだ。それを舐めるとバクは歳をとってしまうのだよ。</p>
<p>それで僕は、ああ体が温まってきたな。と思う。ちょうどこの白い紙を僕が書き進むように、一つ一つ改行を重ね、段落を形成するように。僕は知らない道をまた一つあるく。それは、なにかを成し遂げた作家でも、僕のようになにもなしとげることに成功したことのない人間にも、それとこれを読む全ての人にも、一様に訪れる大事な瞬間だ。それを忘れないで欲しい。というのも君への大切なメッセージだけれども。</p>
<p>最初の内、僕はいくつ角を曲がったか数えてた。けれども、ダンダンわすれてしまった。もう完全に思いだせなくなったころ、僕は考え始めた。なんとなく傷つけてしまったことを。</p>
<p>僕はこう考えた。どうして僕たちは人を傷つけるのか、ということと、僕はどうして新しい角を曲がるのか。ということにはなにかしらの接点があり、例えばその僕が傷つけてしまった女の子と、僕はまだそれほど長い時間、付き合いをもったことがなかったこと、つまりいってみれば新しい出会いだった、だから仕方ない。そして次の角を曲がりつづければよいのだ。という教訓にもつながるかもしれない。でも怖いといえば怖い。この角ではひっかききずで住んだかもしれないが、次のかどで、いきなり、悲しいことがあってお酒をあおったふだんは気の良いおじさんの運転するトラックが、君にぶつかってくるかもしれない。実をいうと、僕は大事な友達が、一人そして死んでしまったのを体験したことがある。</p>
<p>でも僕は、ああ、今は、さっき、傷つけてしまった女の子のことを考えよう。と思った。僕は決してこの人がきらいではなかった。むしろ好感をもった。道考えても愛してはいけない理由がない。ただただ僕はよくしらなかったのだ。と考えた。僕がもう少しだけこの人を早く知るようにしていたら、それをものおじしなければ、早く、人を傷つけてしまうかもしれないミゾのところを、飛び越えてしまえばよかったのだ。と。ものおじする。というほど迷っていたわけではない。それこそ、なんとなくな、小さな遠慮にすぎないのだけれども。</p>
<p><span style="white-space: pre;"> </span>また一つ知らない角を曲がった。一瞬僕は、バカみたいだけれども、躊躇したのだ。この角を曲がると、次にもう一度この人を傷つける可能性がある。としたらどのように僕はこの角を曲がるべきだろうか。というようなことを考えた。夜の町は抽象的で、角は一つ一つ僕に謎をかける。いわく『そりゃ、この角をこっちにまがれば、みてのとおり明るいけれども、虫じゃあるまいし、光の射すほうにいくのかい？だまされてるかもしれないぜ？』いわく『夜でなければ、きみはこの角を左に曲がっただろうことを僕は、何千人もが僕の前を曲がった様子から、しっているよ。君は臆病だね』。いわく『私は角とはいえないような小さな角だけれど、こんなかどを曲がるのはあなたがはじめて。変わった人ね』</p>
<p>そうして少し迷ったら、ときどき空を見る。一つはほうこうの確認。思いのほか僕たちは空を使っているものだよ。これも大事なことの一つだ。</p>
<p>それと、東京の夜空は明るくて無表情だ。次の角を曲がる。そうして、僕は全てのことに沢山を読み取ろうとしすぎる。と自分につぶやく。しかし年の瀬の独特の冷たさの中でみあげるそらは、今落ちていけばみんな消えちまうんだぜ。という残酷さを持つ強い呪いのように思えてしかたなかった。汚いなりにも美しいものがある。というのを僕はそろそろ知るようになっていたけれども、それとは違う、僕らをだますような、いやらしい汚さのようなものを感じた。呪いを自ら背負いにかかる東京の人たちと、その代償としての小さな傷の数々。それすら上手く使い倒してテレビに流し込む仕掛け人たち。僕たちを待ち受ける次の角は果たして幸せなものか？次回にこうごきたい。なんてね。僕は少し悲しくなった。そういう難しいことも考える。</p>
<p>それで僕は少しあせりはじめる。全然答えがでないじゃないか。沢山のことをまなんだけれども、空に怯えることくらいしかできないかな。と思う。次の角までになんとかしよう。とかけにでるか、それとも大事に一つずつステップをふむか。僕はいままでどうしてきたのか。そしてそれと同じ方法で次もいけば本当にいいのか。知らない角の曲がり方のうち、一番素晴らしいやつを見つけることはできないのか。</p>
<p>僕はダンダンあせりはじめる。一つの座席を譲ることもままならない人類に、地球を救うことがはたしてできるか。そのくらい僕はこの問題を大事にとられた。というのも、逆に、僕が地球を救うくらいの気力でないと、目の前の君を愛しきることはできない。と僕は思っているからだ。巨大な設問に答えることができても、小さな一つの傷をまえに僕はなすすべなく、やりすごす。知らない角を無味乾燥にまた一つ曲がる。どうして僕はここにきたのかと問われたら、さあ。と答える。角をいくつかまがってね。なんてそっけなくいうのだ。</p>
<p>僕はひとまずスコし立ち止まる気がする。いやあ変人だな。と思う。知らない街で、わざわざそこにのりこんで、そしてなににまよったのかもわからない状態で、立ち止まってみせた自分を見つめる。</p>
<p>ひとまず勇気をもって歩き出す。なにがそうさせたかはわからない。それが生きるということなのだろうな。とも思う。それと同じように、僕ははずみで、こう思う。とにかくあやまろう。なんとなくあやまるのでもいい。それと、感謝しよう。この一つ一つに感謝したとて、どんなバチが当たるだろうか。</p>
<p>ところでこの物語りはハッピーエンドで終わる。だから君に話すわけだ。僕が君をがっかりさせたことがあるかよ？あるよね。けれども僕は君ががっかりさせないようにいつも努力をしようと思っているのだ。なぜといって、愛しているので。</p>
<p>それで物語は終わりを迎える。僕は、ああとにかく、感謝しよう。感謝できるんだ。という気持ちでいたわけだ。僕の気持ちは、今話したみたいに、それとよく君がうぇあかっているとおり、移り気で、それと忙しい毎日のなかで、せわしなく変わる。大きな時間で見返してみると、みじめなくらい、誰かを愛している、とかいった気持ちを持てている時間は驚くほど少ない。知っているかい？人が人生の中で、信号待ちをしている時間を合計すると、17日にもなるんだそうだよ。僕たちは例えば、はたして、それくらいの時間、本当に、人を愛しているか。という質問だ。それほどに、僕たちの心はうつろうし、しかもその上にのる言葉は素直ではない。適切な言葉を見つけるのは大変難しい。いまだって、この一連の物語りは、一番いいとこだけとってきて話してるわけで、実際には、ああ腹減ったーとか、頭のうしろんとこがかいーなーとか、その程度のことの隙間で、ちょっとだけ考えてたにすぎないのかもしれない。<br />
それで、それでも物語りは素敵な終わりを迎える。僕は、感謝しよう。とにかく感謝できる。と強く思っていた。どうして彼女を傷つけてしまったのか。また下手をしたらそうしてしまうかもしれない。といったことに答えは見つけられなかった。そのなかでも、なにか不思議な道筋をえて、感謝しよう。とおもうことができた。感謝できるのだ。愛することもできる。それ以外は、もう頭も体もくたくただった。ほとんど呆けていているような形で、歩いてた。僕は極端な人間だから、こんなバカみたいなチャレンジをして、ほんとうにほんとうにバカだなあ。とも思った。もっと気楽に生きていけばいいのに。とも思った。これほど力んだところで、なんにもできないや。と思った。それでも、感謝しよう。感謝できる。と思った。不思議な気持ちだったよ。僕はいきなり知っている角にでたのだ。</p>
<p>これは作り話じゃない。信じていいよ。僕はこの幸運に感謝した。これは行幸だ。スリーセブンだ。僕にはもう宗教もなにもいらない。感謝しよう。愛することができる。という状態で、いきなり知っている角にでたときに、僕は、この暫定的な幸福に、最大限の感謝を投げ返した。僕は知っている角と知らない角の全てに感謝をして、それと虫のいい話しだけれどもなんとなく傷つけてしまった女の子を、死ぬまで、完全に愛することにした。大変限られた、なんとなくな完全さであることにも、完全な感謝をすることにした。</p>
<p>知っている角をまた一つ曲がり、いえにかえると、僕はなにも考えることもなく、くたくたになったおかげでぐっすりと眠ることができた。僕は知らない角を曲がることに成功したのだ。自分にも感謝したのだ。</p>
<p>これで僕の話しはおしまい。といっても君が寝ていることはよく知っているのだけれども。それと、話しが不味くなるから、いうのをよそうかともおもったけど、実をいうと、僕はその女の子が好きで、そうして、結果的には、僕は彼女と結婚して、知らない角を曲がったところにたまたまいたこうのとりをひっつかまえて、複雑なかどを曲がり、それで君が生まれて、そうしてまた僕は一つ角を曲がった。</p>
<p>＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝＝</p>
</div>
</div>
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		</item>
		<item>
		<title>2005 Sheets of PowerPoint ( Artwork Script )</title>
		<link>http://www.enclosing.net/index/2005_sheets_of_powerpoint/</link>
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		<pubDate>Mon, 01 Mar 2010 14:06:48 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[Artwork Script]]></category>
		<category><![CDATA[Art]]></category>
		<category><![CDATA[Novels]]></category>
		<category><![CDATA[Video]]></category>

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		<description><![CDATA[自分という存在は、たまたま、ある日久々に町にでたときに足元に落ちていたのに気付き、しかし見向きもしなかったゴミのように、偶然に、いくつかの感情があつまってきて、できている。
ものはものを引き合い、言葉は言葉の後を追うのだ、というただただそれだけの理由で集まって、固まっている。だから自分という存在が不条理なのは当然なのだ。
けれど、星として存在するということは、静かな無限につづく午後に宇宙に溶け出す可能性をもってるってことなのだな。こういう啓示を与えてくれるのだった。
しかしこれも夢のような話しだろう。というのは僕は重たく、やぼったい、退屈な星だからだ。意固地になって揺らめきもせず、流れもしない、退屈な、お星様。

宇宙はなんて白状なんだ。宇宙はなんと薄いのだ。いきをすることもかなわない。口びるが二つもついているのは、こんなくだらない独白のためじゃなかったはずだ。いつか本当の空気を一口でいいから吸い込むのならば、僕はなにも言葉をのせずにそれをためらいもなく吐き出せるだろうに。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>インターネット時代の連想をモチーフに、『作業手順（アルゴリズム）』と『編集行為』を意識した作品です。視聴者の理解・連想速度のぎりぎりのタイミングで、「グーグル画像検索」などの連想検索で得てきた画像を各言葉ごとに配置し、しかしそれでいて物語をきちんと構成しました。用意された絵と、それについての語から物語りを構成する部位もあれば、物語と語から画像を連想可能なぎりぎりの範囲を想定して選択肢織りなしていきました。</p>
<p>&lt;a href=&#8221;http://www.enclosing.net/index/files/trak2005.zip&gt;作品はこちら。120MB)&lt;/a&gt;</p>
<p>以下、スクリプト</p>
<p>2005毎のパワーポイント</p>
<p>=====================<br />
ノイズ。<br />
=====================</p>
<p>あるところに<br />
2005枚の<br />
パワーポイントが<br />
落ちていました。<br />
そこにたまたま<br />
一人の<br />
青年が<br />
通りかかる訳です。<br />
そのようにして物語ははじまります。(オースター）</p>
<p>彼は<br />
じつに2005日<br />
ぶりに部屋からでた<br />
ひきこもりです。<br />
ランクで言えば（差し替えか）<br />
S級の、<br />
小学校で言えば<br />
できすぎの、<br />
ヨシノヤで言えば<br />
つゆだくの<br />
大変すぐれた、<br />
ひきこもりです。</p>
<p>彼は、<br />
太陽の色を<br />
忘れてしまったので<br />
ちょっと確認しに（差し替えか）<br />
でかけたのでした。</p>
<p>表にでた瞬間に<br />
彼はこう考えます。<br />
普通だな。<br />
いえの中の方が<br />
楽しいjanaika。<br />
僕の空は、<br />
ボクの部屋の<br />
天井だ。<br />
昔からみんな<br />
そうだったんだ。<br />
静かに<br />
自分のために<br />
空を作った<br />
もんだった。<br />
僕も家に帰って、<br />
なにかスゴイものを、<br />
ヤバイものをつくろう。</p>
<p>そう思い、振り返った、<br />
まさにそのとき、<br />
足元に、<br />
2005枚のパワーポイント、(差し替え？）<br />
が落ちていました。<br />
ただ淡々と、<br />
アメ<br />
にも<br />
負けず、<br />
風<br />
にも<br />
負けず、<br />
そこに落ちていたわけでした。</p>
<p>しかし彼は<br />
こうした誤った物語を<br />
素直に受け入れる気にはなれませんでした。<br />
わかった<br />
ぞ、<br />
作者は、<br />
ひきこもりである<br />
おれに、<br />
こんなものを<br />
与えて、<br />
ひきこもりを<br />
悪者扱いしようって、<br />
コンタンだろう。<br />
そうはさせないぜ！<br />
フガ！<br />
ガチョーン！<br />
ドスコイドスコイ！</p>
<p>そうして彼は部屋に持ち帰るやいなや<br />
ろくに掃除もしていない便器に<br />
それを投げ込んでしまったのです。</p>
<p>しかしそれから信じられないようなことが<br />
怒りました<br />
トイレからは<br />
泡がぶくぶくと沸き立ち、<br />
やがてすさまじい悪臭とともに、<br />
女神が<br />
現れたのです。</p>
<p>そうして彼女は次のようにいいはなちました<br />
おい。<br />
ひきこもり！<br />
おまえが落としたのは、（いまいち）<br />
金のこれですか、<br />
銀のそれですか、<br />
それとも銅のあれですか？<br />
応えろ<br />
クソ。（ちょい心配）<br />
この、くそ。<br />
クソ！（身割り当て）<br />
ガチョーン<br />
ドスコイドスコイ！<br />
ショー！</p>
<p>そこで彼は答えました<br />
「どれでも、ありません」すると、<br />
ゴゴゴゴゴゴゴゴ、という地響きのもとに、<br />
女神は<br />
ゆっくり<br />
トイレの中に<br />
沈んでいきます。<br />
彼女は、<br />
正直ですね！<br />
正直ですね！<br />
クソ！<br />
正直ですね！<br />
と叫びながら<br />
沈み込んでいったのでした。<br />
その顔は死ぬほど醜く、<br />
彼は危険なほど増していく<br />
悪臭の中で<br />
なんどか嘔吐<br />
しました。<br />
しかしそんなこともいずれ終わります。</p>
<p>女神がさったあと、そこには、<br />
恐ろしいまでの悪臭と、<br />
それに伴う大家さんの逆襲と、<br />
すこしばかりの学習、<br />
それと2005枚のパワーポイントが<br />
残りました。</p>
<p>それだけではありません。<br />
そこには最新式の携帯型コンピュータが落ちていたのです。<br />
彼は、<br />
あらゆる選択肢を目の前にして<br />
どれでもない、と<br />
素直にいうことで<br />
全てを手に入れたのです。</p>
<p>あまりの悪臭で<br />
いえを諦めたかれは<br />
そのまま家を後にし、<br />
にどともどりませんでした。</p>
<p>ノイズイン</p>
<p>長い電源ケーブルにつながれたコンピュータや、<br />
昼も夜も明るさの変わらないような部屋は、（あれば交換）<br />
まるで母の<br />
胎内のようだった。<br />
ボクはへその緒をとうとう切りはなって、<br />
地球にとりつけられたエンジンを、<br />
探すたびに出るのだ。</p>
<p>元引きこもりの、浮浪者になった彼が<br />
ずっと後になって思い出したように<br />
このパワーポイントを開いてみたときに、<br />
物語は終わりを迎えるのです。</p>
<p>=====================<br />
ノイズ。<br />
=====================</p>
<p>背景、パワーポイントの外の君へ。（身割り当て）<br />
今これを呼んでいる君はご存知のように、（身割り当て）<br />
ボクはパワーポイントの中に住んでいる。（身割り当て）<br />
あるいはうじゃうじゃと瞬く満点の星のなかに済んでいると思ってもらっても構わない。（身割り当て）<br />
パワーポイントの中にいる僕に対して（身割り当て）<br />
窮屈そうだ、といって君が気の毒がることはない。（身割り当て）<br />
と僕は考えています。（身割り当て）<br />
気付かないようにすることだけは天才的な君たちは。（身割り当て）<br />
というのもだれだって多かれ少なかれ、（身割り当て）<br />
窮屈な枠にはめられて生きてる。（身割り当て）</p>
<p>前置きはもうやめよう。（身割り当て）<br />
いずれ電源が消えれば綺麗さっぱり消えうせてしまうのですし。（身割り当て）</p>
<p>(ノイズオフ)</p>
<p>=====================<br />
優柔不断なその星は揺らごうか揺らぎまいかと迷っていた。それをみて人がざわついたり、ほほをそめたりするのが、癪だったからだ。<br />
彼は自分の周りを取り巻く大きなガスが自分の視界をいつも小さくにごらせてしまうのをみて常々悲しんでいた。<br />
が、それと同時に、それは一つの大きな啓示のようなものをかれに与えてくれるのだった。<br />
啓示はこういうものだ。ある見方をすれば絶望的に大きすぎるこの宇宙で、僕という存在は、宇宙とはまったく別のもの、宇宙から切り出されてしまった存在なんかではないんだ。<br />
そうではなくて、ゆっくりとゆらぐこのぼんやりとしたこのガスのように、僕の一部なのに、宇宙の一部だ、という感じの、境界線のない、存在に近しいのだ。存在っていう言葉もそぐわないな！<br />
自分という存在は、たまたま、ある日久々に町にでたときに足元に落ちていたのに気付き、しかし見向きもしなかったゴミのように、偶然に、いくつかの感情があつまってきて、できている。<br />
ものはものを引き合い、言葉は言葉の後を追うのだ、というただただそれだけの理由で集まって、固まっている。だから自分という存在が不条理なのは当然なのだ。<br />
けれど、星として存在するということは、静かな無限につづく午後に宇宙に溶け出す可能性をもってるってことなのだな。こういう啓示を与えてくれるのだった。</p>
<p>しかしこれも夢のような話しだろう。というのは僕は重たく、やぼったい、退屈な星だからだ。意固地になって揺らめきもせず、流れもしない、退屈な、お星様。</p>
<p>僕がシェイプをもっていることは、僕がこう考えることと同じ意味を持つが、同時に、僕がシェイプを持つということは、宇宙に溶け込んだり、あの別の星と同じ意味になることはできない。ということだ。</p>
<p>それと、と星は考えた。彼はいつからここに存在しているのか自分でもよく覚えていないのだった。自分がここにかたまって、真空にこびりついてからどのくらいたつのか。<br />
そして自分はなんのために、そしてどこからきたのか、という有名な質問が、彼をよく捉えた。<br />
彼はこう答えることにした。彼のもつ小さな知識のように、よりちいさな塊が、衝突を繰り返して、星ができる、ということは、たしかにありそうなことだな・・・。でも頭じゃ理解するはできるけど、なんだかなじまない。居心地がわるい。<br />
そうではなくて、自分はどこからか、ほかでもないここにきた。そしてなにかのためにここにいるのだ。こういう不思議な郷愁が、彼をとらえてやまないのだった。そうでなくては僕の存在の意味はなんなのだ。<br />
そうでなくては宇宙はなんて白状なんだ。宇宙はなんと薄いのだ。いきをすることもかなわない。口びるが二つもついているのは、こんなくだらない独白のためじゃなかったはずだ。いつか本当の空気を一口でいいから吸い込むのならば、僕はなにも言葉をのせずにそれをためらいもなく吐き出せるだろうに。目的のない存在、ということを認めることは彼には難しすぎるように思えた。それは病のようなものだった。</p>
<p>だけれども実際のところこの星も、静止してみえるけれど、大きな宇宙の運行の、あるカメラワークのもとには、大きな渦のなかで、一つの円のうちの点として、ものすごいスピードで、運動をしつづけているに、過ぎないということを、彼はずっとあとになってから、突然彼のそばを通りかかった青白い星によって、知らされたのだった。そのとき彼は、あちらがこちらに近づいてきた、と思ったので、そう告げた。すると、あちらは、<br />
「いや、君が近づいてきたようだよ。というか、この広く薄い、間の抜けた宇宙では、どちらかがどちらかに近づく、なんてことはないんだぜ、君はまだ若いね。」などというのだった。</p>
<p>天動説でも地動説でも良かったのだ。</p>
<p>=====================</p>
<p>パワーポイントはここで終わる。<br />
青年はこの物語りを読みおわったあとにも、<br />
特に強い感激も持たずに、暫くの間いつもどおりに呆けてすごした。しかし彼は<br />
数日後に横断歩道をあるている途中に、<br />
たまたま、車に曳かれた猫をみた。<br />
そのとき、ハタと気付いたのだ。<br />
パワーポイントの<br />
日付がまさに<br />
この物語りが始まった日であることに。<br />
こうした遭遇は<br />
日曜日の次にくるはずでこなかった月曜日を思わせた。<br />
時間がハレーションを起こし焼き焦げてしまったニオイが<br />
辺りに立ち込めた</p>
<p>=====================<br />
ノイズ。<br />
=====================</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>花を焼く少年 ( Novel / Artwork Script )</title>
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		<pubDate>Fri, 26 Feb 2010 16:24:14 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[Novels]]></category>

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		<description><![CDATA[僕は花を焼かない少年であなたもそうだと思う。みんなは普通花を焼かない。なにせこの地球では僕らは普通花を焼かない。

人間はみんな、たったひと時の暖をとるために木を焼き、思い出を思い出にするために恋人との写真を焼き、肉親の死体を焼き、腹を膨らませるために沢山のものを生きたまま焼き、要するに何もかもを思うがままに焼く。ごうごうと。炎に恐怖しないのは人間だけだが引き換えに、人は下卑たあの作り笑いをもしなくてはいけなくなった。そういう訳で人は本当に沢山のものを焼くけれども、だれも花を焼かない。ただの一輪たりともだ。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<div>
<p>僕は花を焼かない少年であなたもそうだと思う。みんなは普通花を焼かない。なにせこの地球では僕らは普通花を焼かない。</p>
<div id="container">
<div>
<p>人間はみんな、たったひと時の暖をとるために木を焼き、思い出を思い出にするために恋人との写真を焼き、肉親の死体を焼き、腹を膨らませるために沢山のものを生きたまま焼き、要するに何もかもを思うがままに焼く。ごうごうと。炎に恐怖しないのは人間だけだが引き換えに、人は下卑たあの作り笑いをもしなくてはいけなくなった。そういう訳で人は本当に沢山のものを焼くけれども、だれも花を焼かない。ただの一輪たりとも。</p>
<p>ナにこれ？小説？わけわかんない。変なの。意味わかんない。私今本をさかさまにして読んでるのかしら。</p>
<p>そう思った人がいらっしゃるとして、その人は、自分が今まで読んできた本を、正しい方向から読んできた、という自信があるんだと思う。でも考えてみていただきたいのは、ある別の星に住んでいる男の子がいて（なんなら美青年であるとしてもいい）、彼の星の星の人たちが皆、僕らがするのとはさかさまにして本を読んでいるとしたらどうだろう。<br />
そこでは文字は下から上に流れる。そのほうが真実を読み取れるからという理由でこの星がそれを採用していたら、あるいは、本なんて読まないほうがよいのだという教訓の元に「読むことへの反省として本を読む、とか、そういった先人の知恵だとしたら、あなたはなぜこの星でのうのうと正しい本の読み方をし、これから僕の話す物語の不義を言えるのか。考えてほしい。そして比喩ではなく、この本の主人公は、「違う星」という星からきた二人の男の子が、それと知らず地球人に混じって生活をし、成長し、この星の慣習を覚えこませられながらも、なんらかの違和感を感じながら生きる物語です。だからこの本をさかさまに読んでみるのも良いし、なにかが読み取れなくなったらあなたには真実はまだ早いのかもしれない。</p>
<p>次の話。</p>
<p>目の前に一つ花束がある。つまり色々な可能性がある。言葉のあやではなくて、花束がもつ沢山の可能性がある。男の子が愛する人に花束を（すっげーテレながら）差し出すシーン。交通事故現場の跡に老人が道路に花束を事務的に備えつけるワンシーン。あるいは花屋の前の路地に、おそらく自分ではそこが世界の中心だと思っている踏まれたたんぽぽ。<br />
いかに僕ら自信に可能性がなかったかが分る。僕だって花束なしにこの物語を書けなかった。ただの一行たりとも。花束を添えなくては窓の外も覗きこむことのできない僕らのゼロ。</p>
<p>段を改めて、僕らはゼロ。でも僕はそれをしばらく放りだしてみる。ほうりだしてしまって、テレビでも覗き込む。ご存知の通りテレビには僕らに必要なあらゆる全てがある。暫く眺めて全てをoffにして、戻ってきてみるとゼロも悪くない。テレビの上には相変わらず花束が掲げてあるけれども悪くない。</p>
<p>花の可能性は、文芸的な意味とは本当に違う。交差点に備えられた花束は一つの可能性を。友人の家のお手洗いの花束は一つの少し滑稽な可能性を。窓辺の花束は一つの展望と可能性を。言葉で言う「花束」は一つの象徴と可能性を。それぞれ持ってる。</p>
<p>次の話。いよいよ花焼き。目の前に一つ花束がある。つまり色々な可能性がある。そして、その横にライターがある。あなたは顔を素敵にシカめて、僕をいなしてくれる。そんなことをするな。花の横にライターなど置くもんじゃないよ。といなしてくれる。花を焼く少年が現れる。そんなスクリーンを前にして僕とあなたはそわそわしている。ねえ彼は今からもしかして。と君は僕をちらと見る。僕はこの物語の作者だからだ。君は僕が彼にそれをさせようとしてるのでは？と予感している。果たして花を焼く少年が花を焼く。彼は花を焼く少年だからだ。</p>
<p>そんな可能性が果たしてあったか？<br />
水切り、葉枯らし、花焼き、接木、花にまつわる言葉との間にそっと僕の作った言葉を紛れ込ませてみる。どうだい大したものじゃない？</p>
<p>可能性を制限できたら、小さくなった可能性の小ささは、凝縮だと気づくべきだ。爆発するのをまってくれ。それは火薬だ。言葉も短いほうがよい。僕は三文字にイメージをつめた。花焼き。<br />
この物語には、花を焼かない少年、花を焼く少年、首を吊らない少年、恋をしない少年、恋をする少女、なんてことのない人、なんてことのある人、がなどが登場する。この物語はフィクションです。</p>
<p>物語の断片や付属する音楽作品を見せると、花を焼く少年という男の子に対する抱くイメージには一貫性があると気付いた。それは僕の抱くイメージにもさほど遠くない。誰もが同じイメージを描けるのに誰もがしない行為としての花焼きだから、類似する行為があるだろう。僕のイメージではそれは葬式と薪でした。そしてこの二つに共通要素があるならそれは沈黙だと思う。あるいは小さく吐き出される言葉。文章の構造の作るに至らなかったような言葉の粒。段落を作るに至らなかったような構文を埋めるだけの存在。頭で違うと思いながら口を突く悲しみの言葉。そういったもの。強い悲しみを誰かが空に叫び立てることなく過ぎ去る葬式は多い。そういう場合体の知る沈黙がその人を美しく（と僕は思うのですが）表現する。１でも２でも３でもなく０だからだ。<br />
人通りのまばらな幹線道路のそばは、トラックのような大きな車ばかりで、巨大な音が空間を奪っている。横断歩道には交通事故で死んだ人の霊にささげられた花束が飾ってある。<br />
花を焼く少年は、横断歩道脇に添えられた枯れた花束を、手にもっていたカメラで風景に収めてから、一輪二輪、盗んで持ち帰った。冬が近いので、ドライフラワーのように色を抜かれている。いやはや、これは大事な記号を手に入れたものだと彼は思った。</p>
<p>物語を始めるにふさわしく、一人の女の子がそれを見てた。花を焼く少年は見られていることに気づかなかった。目立たないようにやったつもりだったのだ。女の子は、あれで目立たないつもりかしら。と思った。いずれにしても彼女は記号を共有し、隠しとってしまったわけだ。なんとなくな太陽と、花にやさしくない季節とに向けて、記号は拡散していった。<br />
花を焼く少年は家に帰ると花を水に挿してみた。次の日になってもそれは交通事故という安全な死の象徴のように、まるで物語を始めるつもりがないようにしていた。そのまま、といった感じだった。これはこれは大した記号だ。と彼は思った。造花でもないくせに、色のない花なんてね。と彼はおもった。<br />
数日後、再び花の前に向き合った彼は、少し枝をすいてやった。すると一応の形が整い、花らしい美しさが見えてきた。だんだん美しさを取り戻してくると、この枯れることすらあきらめてしまった花は、他の咲きたがり、同時に枯れたがっている普通の花とは違い、ずっと咲いていられるのかもしれない、とおもった。ただし色を失ったまま。</p>
<p>花は色を失えば普通の花とは違い、文学的な意味で永遠に（本当には永遠ではないにせよずっと長く）咲いていられるのだと想うと彼は小さく感動した。彼はこの感覚はなにににてるんだっけと想った。あ、葬式だ。彼は不謹慎とも想わなかった。彼は葬式で少し感動をしていたのだ、とこのとき気がついた。小さくおじいちゃんのことを思い出した。<br />
彼は部屋の隅に山積みのキャンパスから、一本だけ直線を引いただけのものを取り出して前に立てた。新しいのを買うかねもなかったし、（なにせ来月の仕送りまでメシもろくにくえないのだ。）他に使えそうなものもなかった。窓を引いて光を調節して、絵の具を広げた。</p>
<p>しばらくして、自分にはこれだけの記号を上手く取り扱うような経験がないんだな。と花を焼く少年は思った。その絵を描くのは難しかった。僕は直線でも引いてればいいんだ。そしてキャンパスを放りだしてしまった。そして暫くの間花のことは忘れてしまった。<br />
（コンパ。少女と会う。さほどおどろいたりさわりダリは双方しない。二人になったときに少女から会話開始。基本無愛想。少しきがかり。気持ち悪い人ね的に。アートへの疑念。タバコのためにライター貸す。皆の和からエスケープ。そのまま渡す。他いくつかの記号を伏線化。お開きになって別れてから。私のお気に入りのライター返してもらわなくては。男女関係の発端記号は常に漂わせること。）<br />
☆	☆☆☆☆☆☆☆☆</p>
<p>花を焼かない少年は道の途中でガードレールに手を添えて、持病のめまいが放電されるのを待っていた。鉄に触れるとめまいは放電されるみたいにすっとなくなることが多いのだ。彼が妄想するに、ガードレールに乗り移っためまいは暫くして誰かに乗り移る。可愛い女の子ならいいんだけど。まったくクソじじいじゃあるまいしめまいなんてね。今回ガードレールは愛想なかった。彼にはかわいそうだけれど彼がめまいの内側で最初に思い出したのは、駅前の喫茶店で隣に座ったサラリーマンのことだった。上半身を口調に合わせゆすり電話口でまくし立てていた。内容が聞き取れなかったので彼は妄想をして、宇宙人が攻めて来る旨を上司に報告しているという設定にして、会話を考えていた。<br />
「○○さん、信じてください。彼らは着陸地点に間違いなくこの日本を選んでいます。いえ、もうすでにしのんでいるかもしれません。彼らのやり口はかなり狡猾です。まずほとんどのケースにおいては、彼らはわれわれを擬態します。どうやるかですって？簡単です。遺伝子をコピーするんです。この星丸ごとの情報をコピーして、その中から平均的な遺伝子を計算し、それをコピーします。こうした計算の際彼らは、惑星ごとに処理系を分け、それらを同時に駆動させ、演算させ、それをワープによって合算するといった手法を使います。いえもちろん本当はもっと複雑で、便宜的に省略はいたしましたけれどもね。で、そして一度進入してしまうと、、、そうです、彼らは、少しずつずらしていくんです。なにをかって？聞いてください。なにをか知りたいですか？これっきゃないってやつをずらすんですよ。いえもったいつけてるなんて滅相もない。ええ、実は地軸をなんです。地軸を少しずつずらすんです。本当に少しだけね。これでどういう影響があるかご存知ありますか？驚かないでくださいね。これは別の星のやつらから聞いた話です。わが社の情シス部はこの点においてのみはプロですからね。われわれの科学でもまだ気づいていないのですが、地軸がほんの少しずれますと、一番影響にあるのは、人の脳なんです。つまり、少しずつ気が狂うんですよ。凄い話でしょう。さらにこっからがもっと凄いです、彼らのずらしかたは、ほんのちょっとだけ、本当に驚くほど小さくなんです。人間は本来のバランスを崩します。ほんの少しだけ。どうしてほんの少しなのか。まるっきりずらしてしまわないのか。それはですね、本人たちが、その変化に気づかないようにです。本人たちが、自分たちの変化に「あ、俺は少し気が狂ってるんじゃないか？」とか想わないようにです。○○さん、悪魔についてゲーテがファウストの中でこんなことを書いてます。悪魔の最大の罠は、自分を悪魔だと思わせないこと、だそうです。いいですか、こうなると人間の挙動は、まるっきり悪いことばかりするでもなく、でもちょっとだけずるをするようになるんです。いいところがないわけでもない、でも実は、ちょっとだけずるいんです。こうなると世の中は大変ですよ。誰も気づかないうちに、人が人を平気で殺したりしてるんです。ある意味では人が人を殺すのは当然なことだ、とかいいながら、やっちまうわけです。おかしいですね。あーっはっは。」<br />
とここまで彼が考えたところで、驚いたことにちょうど彼の妄想に合わせてスーツ姿の男は突如笑ったので、彼は少し驚きながらも、つられて笑いがこみ上げてき、こらえきれなくなったところに、恋人がきた。</p>
<p>「どうしたの。馬鹿みたいね。」<br />
「いや。僕は一人ぼっちじゃない。分ったんだ。」と彼は声をひくつかせながらいった。<br />
「なに？オカシクなったわね。」<br />
「いや、僕は限りなく透明だ。」彼は声を弾くつかせながらいった。「どこかにいってキスでもしよう。今なら箸が転げたって可笑しいよ。」<br />
「いやよ。しないわ。」<br />
「いやかい。何か違うことを考えないと可笑しくてね。」となりのサラリーマンはとうに笑い収めていて彼は一人ぼっちだった。するととたん笑いは収まった。彼は少し悲しくなっていた。スーツ姿の男は電話をしたまま積をたった。よくみると彼は日本人ではないようだった。<br />
「なんでもないよ。」<br />
恋人は諦めてため息さえはさまずに切り替わり（なれているのだ）、星を見ようと言い出した。<br />
「今週末になんとか流星群が来るらしいよ。」<br />
「なんとかってなんでもいいの？そんな。」<br />
「なんでもいいのはあなたでしょう？」<br />
「確かに。」<br />
「私と星が見たいですか。YesかNoで答えてみてください。」<br />
「これご覧よ。」といって彼はスーツ姿の男が灰皿に丸めて捨て残していった紙を手に取った。<br />
「汚いということは分かる。」<br />
「灰は汚いものじゃないよ。無菌だよ。僕らの体のがよほど汚い。」<br />
といって彼は紙のしわを伸ばしながらテーブルに広げてよく見えるようにした。誰かの描いた意味のある絵というものは、誰かが書いた意味のない絵よりはるかに奇怪で、本来カオス的なものなのだけれど、そこにはでたらめに小さく点のようなまとまりが書いてあって、花を焼かない少年から見て上、恋人からみて下、（宇宙からみて最果て、太陽からみて遠く、メクラからみて薬指の先）、にそれらは散らばっていて、逆のところには、いくつかの線の束があり、横には「花」と書いてある。橋はタバコによって焼かれている。いくつかの数字がなにかの啓示のように数秘的な雰囲気を保ちながら書き込まれている。金額だろうか。彼は案外して彼の妄想は正しかったのではないかと考えてみた。星の絵。この花ってのはなんだろうな。<br />
彼が黙り込んでそれをみていると恋人はさすがに少々いぶかっていった。<br />
「どうしたの。」<br />
「わからない？」<br />
「なにが。なにか分るの？」<br />
「わからない。なにか分る気がする。僕に記号が集まってきてしまったことは分かっている。それ以上はわかんないな。」</p>
<p>花を焼く少年の話。</p>
<p>久々に大学に行ったはいいが、そこはアルコールとカビとクソと生物の死骸の腐ったニオイ、焦げたニオイがした。そして人が一人もいなかった。どうしたんだ大学は授業みたいなものはあきちまったのかな。と自分に小さく嘯く前に、嘘をつく少年がキャンパスの真っ只中で絵を書いているのを見つけた。<br />
「どうしたの、世界は終わってしまったのだろうか。」<br />
「相変わらず君は馬鹿だな。馬鹿だ。」と彼はこちらをちらとも見ずにおどけた声でいった。<br />
「もの凄い久々に着たんだ。いやに静かで少しキミガ悪いね。」<br />
「知らないのかい。人が死んだんだ。ずいぶん沢山。新聞は見ない？僕も見ないが。とにかく概念的な理由で、人が死んだんだよ。」<br />
「どんな？」<br />
「それはしらない。とにかく概念的な理由。思想的な。誰かしら捕まえて聞いてみてくれ。むしろ分かったら俺に教えてくれ。別にいいけど。」<br />
「自殺？」<br />
「似たようなもんらしい。」<br />
「死の前では男も女も似たようなものだしね。でも、余計薄気味悪いね。そんなキャンパスを描くなんて君こそ馬鹿げてるじゃないか。」<br />
「色がね、変なんだ。なんか色が抜けてしまったように見えない？」<br />
彼はそういわれて少し驚いた。記号が呼んだのだ。<br />
「本当だ。少し抜けてる気がする。きみが悪いな。」<br />
「メディアにでちゃってるくらいだからね、完全に入り口とか閉じていて、授業もないし、学事なんかも全部しまってるし、というか気味悪かったり、胸糞悪かったりして、事務員なんかもこないんだろうな。無意識的にせよ意識的にせよ。いいかい、これは妙案なんだ。いいかい、彼らはどういう理由かは知らないが、というかせいぜいが、近くにあった材料で、ってことだろうが、油絵の絵の具で書かれた絵を、正確にはそのキャンパスに火をつけて自分を焼いたんだ。油絵ってのは火薬みたいなもんだからね実は。」<br />
彼の口調は次第に興奮の色を増してきた。彼らは絵を描く大学に通っていて、美について頭を悩ます青年たちは皆「どうにかしてる」のだった。かれはつづけていった。<br />
「そして、色が抜けてってるんだ。」<br />
「なるほどね。よくできた話だ。・・・僕も心辺りがある。」彼は自分でいって息を呑んだ。これはたいしたことだ。<br />
「火と色の関係かい。」と彼は言った。<br />
「そう、そう。そうだよ。よくわかったな。俺が言いたいことはそういうことだよ。だからこの絵を書いてるんだ。正解？」<br />
「正解」<br />
次第に日が暮れてきて、最初の星が見えた。花を焼く少年は星を眺めるのが好きだった。奇妙なほど落ち着くのだ。彼の目は星を見るときひどく済んで見えた。<br />
「事件がおきたのはいつ頃なの？」<br />
「先月の初めころ。正確にはわからない。生まれてからまだ三日しかたたない気がしている僕に、君は日付を聞くべきじゃない。」<br />
「へえ。ずっと僕はきてなかったわけだ。」彼はそういって気づいた。いやはや。たいした記号だ。まさにあの花を摘んだころだ。<br />
「かえるよ。さようなら。」花を焼く少年は星をみながらいった。<br />
「なあいまの全部嘘だよ。」嘘をつかない少年はにやけながら言った。いつもそうするのだ。そしてそれはときどき「本当にうそ」だし、時々「本当に本当」だった。<br />
花を焼く少年はくすりとしてから、背中越しに「さようなら。」といった。<br />
いえに変える途中彼はずっと理由もなく興奮していた。家に帰ると花を焼く少年は、腹が減ったけれど金がないのでタバコを吸おうと思った。タバコは一本だけくしゃくしゃになってポケットに入っていた。がライターは見当たらなかった。</p>
<p>それをやっと見つけたときに物語は始まった。花瓶の横に、絵の具が置きざりのままで、その横にはあの娘から借りたままのライターが置いてあったのだった。あの子からもらったライターだ。なんて丁寧に配置されているんだろうと彼は思った。僕の部屋で集まった三つの記号。そして先ほどのひとつの物語。色と火。参ったな。</p>
<p>そして彼は初めての花焼きを執り行った。</p>
<p>ライターは残りわずかだった。花焼きに使ってしまうとタバコは吸えそうになかった。彼は右手に焼けどをした。驚くほど花は燃えたのだった。誰が花を焼くなんて思いついただろう。普通人は花なんて焼かない。参ったな。色が落ちた花はこれほどよく燃える。逆に色のある植物はよく燃えないのだ。参ったな。<br />
彼はそれを花焼きと名づけた。<br />
&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8212;&#8211;<br />
花を焼かない少年の話を少し。</p>
<p>彼は物語を書いた。しかし物語はいっこうに現れなかった。彼は言葉から初めてみた。綺麗な言葉を選び出して並べるのだ。でもこの方法では、言葉はそれそのもの美しいけれど死んでいた。気に入ってくれる人もいたけれど、二度読んでくれる人は少なかった。死人かなんかにはウケるかもしれないと彼は思った。彼は書きつづけたがいっこうに生きた物語は生まれてこなかった。書く度、ある時点までいって、ふと思い立ち、いらない言葉を一行ずつ消していった。そうすると一行も残らず全部が消えてしまうのだった。彼はこれを葬式といって友人に向かって笑った。なにかが足りないのだと思った。それはなんらかの方法かもしれないし、僕自身へのなにか特殊な記号。経験かもしれないし、それか新しい恋人かな。と彼は思った。楽天的なのだ。だけれど彼は本質的には、いらだっていた。かけているものがあるという思い彼の人格を少しずつ犯しているかもしれないと思った。めまいもそのせいだ。<br />
めまいの内側でビジネスマンの唇はそれ自体が気の触れた生き物みたいに大仰に動いていた。笑いは浮かばなかった。気分が悪くなった。ビジネス的な問題を把握すべく描かれたはずの抽象絵画は彼のポケットに入っていた。これは本当に宇宙の言葉なのだ。地軸は本当にずれてしまったのだ。彼はもう一度それを取り出して眺めたが、キュビズムの正統的な模倣たるこの不世出の芸術は、呆れる程邪悪で無邪気だった。たった今悪魔を二百匹殺してきたとでも言わんばかりに無邪気だった。そして神秘的だった。次第にめまいがすっと消えた。彼は少し驚いて、もう一度眺めた。<br />
そのとき、星が一つ消えた、と彼は思った。この隅には点があった絶対だ。やれやれ病院に行こうかしら？それとも新しい恋人でも作ろうかしら？<br />
彼は楽天的なのだ。<br />
花を焼かない少年は、恋をしない少年と会った。彼は花を焼かない少年のことを、「君」と読んだ。文学を好む人はよく相手を君と呼ぶ。君は与えられたんじゃないの？よかったじゃない。記号だよ。そうそうあることじゃないよ。と彼はいった。</p>
<p>『サラリーマンと思しきこの男は人類を絶滅させる宇宙人から星を守るべき妙案を上司に告げるその長電話を済ますと指折り数を数えながらその星で初めて描かれた絵画にいくつかの数値を書き足した。この芸術はその数秘性によっていっそうの呪力を増していった。これは世界をそこにあらわし、物語を存在させるためのキーなのだ。世界には物語りが必要だった。そして最初にそれは、花と星から生まれたのだ。この星でかかれているあらゆる物語にそれが含まれている。』</p>
<p>どう？割といいのかもしれないね、というよりなんとなく変わったかい書き方が。分らない変わったかも、でも物語のようだね、物語のようであるだけでずっとよい、美しい言葉を並べたとて物語にはならないからなあ、自己言及的だけれど僕の割には言葉が生きているみたいだ。そうね君にしては言葉にとらわれていないよよくもわるくもね。そうだね。そうそう。僕の物語はこうして始まるんだ。でも、と恋をしない少年は言った。</p>
<p>「なにか足りないかもしれない？」<br />
「そう？そうかもしれない。」<br />
「なにか記号が足りないよ。」</p>
<p>比喩を辞め、本当に理解しようとしても、僕の手にしたこの奇妙な絵とその記述がどう結びつくのかを把握するのは本当に無理だと花を焼かないく少年は思った。こりゃあだめだ。世界は本当にいかれているのかな。まあ、もう少しまとう。いらない言葉はいらない。どうせまた消してしまうだけだ。</p>
<p>数えることの出来ない時間だけ世界を待機させてから、</p>
<p>「絵を勉強してるんです。突拍子もないお願いで申し訳ないのですが。」<br />
物語を閉じるため物語に登場する、</p>
<p>星を見るといった言葉が出ると世界は驚くほどその表情を変える。まるで会話形式の物語がカギカッコを奪われるようにだ。恋人達は会話する。悲しいほどの真理だ。パンティーは陰部を隠す。人が死んだら燃やして埋める。海を拒む川はない。恋人たちは、以下のように会話する。海かな。そうだね。案外寒いよ。寒いほうが人の距離は近づくでしょう。反比例。そんな簡単な方程式の項にすっぽり収まりたくないな。と花を焼く少年が口を滑らせると、恋人は予想外しばらく黙り、彼はごめんなさいといった。上手くいかないものだなと思った。この星の人は本当に良く分らないところがある。</p>
<p>花を焼く少年は世界が、まるきり変わってしまったのを知った。彼は花が気になって仕方がなかった。それがいたるところにあるのに気が付くと、それとなく見過ごそうとしたがそれは難しかった。そしてとうとう花焼きの常習犯になったのだった。花焼きは難しかった。まず心のけじめが必要だ。火を扱い、さらに花も扱うのだから！それに、花を選ばなくてはならない。これも難しい。彼が最初に焼いた花は特殊な状況で枯れていたようだった。そうした条件がないと上手く花は焼けない。また彼は、こんな思いを抱いてしまっていいのか分らなかったけれども、花焼きという行為を美しい、芸術的な行為だとも思うようになっていて、その理由からも彼が選ぶことのできる花は減っていった。<br />
もう一つ彼に訪れた明らかな変化は、女の趣味だった。なにがどうかわったのかは分らない。説明は必要なかった。こうした物事には説明が必要ない。我々は好ましいトイレでクソをする。なぜかはわからないけれどそれはそうだった。そういうわけで彼は女性の好みが変わったのだ。・・・あの乎だ。と彼は思った。こんなことってあるかしら。この星は訳がわからない。と彼は思った。</p>
<p>誕生日。星の声を聞く。めまいの少年を中心に聞く。事件。物語のために物語が始まること。絵画の象徴と線。芸術についての講釈。恋をする。</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000167">02:30</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/06/10.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/06/10.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h2>2005年05月02日</h2>
<h3 id="a000088">「浮かび沈む」</h3>
<p>夕暮れに僕は沈む空と一緒に</p>
<p>なにをしゃべってなにを思ってなにをいわなくても</p>
<p>夕暮れに僕は沈む空と一緒に</p>
<p>なにをしゃべってなにを祈って何を祈らなくても</p>
<p>夕暮れに僕は沈む空と一緒に</p>
<p>なにをしゃべってなにを思ってなにをいわなくても</p>
<p>夕暮れに僕は沈む空と一緒に</p>
<p>なにをしゃべってなにを祈って何を祈らなくても<br />
トゥルトゥルトゥル</p>
<p>&#8212;-</p>
<p>君が僕を待っていた<br />
駅の改札口で<br />
僕らは少し微笑んで<br />
仕方ないねっていうんだ。</p>
<p>&#8212;-</p>
<p>空は赤く落ちていく<br />
僕ら少し落ちていく。<br />
風船は空に高く上っていく。<br />
僕はとても不安になって君の手を握るんだ。</p>
<p>トゥルトゥルトゥル</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000088">02:58</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_75.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_75.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000080">「二つの重い目のこと」</h3>
<p>いつかの誰かの話にね、<br />
君の名前がちょっとでてきたら<br />
その日が4月の晴れならば、<br />
退屈をきどって寝てしまう。<br />
夢の中で合うのもひさしぶり<br />
でも答えは響かない<br />
目がさめるとまさかの花吹雪<br />
やさしくして花吹雪が舞う日には<br />
ほらギターを弾くのもひさしぶり<br />
でもコードは響かない<br />
ジャンジャジャジャジャンジャンジャチャカジャン</p>
<p>思い出は二つもいらないよ<br />
重い目は眠たいせいだけじゃないよ<br />
これ以上はなにも言わないよ<br />
ルルルルルルルルルルルル</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000080">01:20</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_68.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_68.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000072">「海と男の子」</h3>
<p>海の前にたつなら僕らにはもうなにも話すことはないのさ誰かが石を投げる~</p>
<p>真夜中の海辺では僕ら浮かんでるみたい。暗闇の中でこっそりと誰か感激してる。</p>
<p>誰にも教えないよ砂浜で思ったこと。</p>
<p>真夜中の海辺では、星の大きさはわからない。僕の小ささもわからない。</p>
<p>真夜中の海辺では、時計の針も読めないし、太陽がのぼるのを待つしかない。</p>
<p>日が昇る瞬間は夢から覚めるみたい。</p>
<p>太陽の大きさは馬鹿げてる。<br />
僕の小ささは馬鹿げてる。<br />
感激に潤んだ目のような太陽のゆれる赤い丸。<br />
馬鹿げたおかしな赤い丸。<br />
誰かが石を投げる。驚いた波が騒ぐ。魚はひょいと逃げる。僕らは大笑い。~<br />
明け方の海辺ではみんな疲れた顔、それでも大笑い、つづいてく大笑い。</p>
<p>帰りの電車の中で僕は一つ詩をかく~<br />
みなはまるで知らずにいびきをかく~<br />
電車から見た太陽はまるでなにごともなかったかのように~<br />
あの時のゆれる赤い太陽はまるで気のせいだったとでも言うように~</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000072">01:04</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_60.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_60.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000070">「花焼き（ハナヤキ）」</h3>
<p>勢い込んで筆をとったが<br />
なにをかこうかわからないさ</p>
<p>そうこないだ花を焼いた<br />
秋晴れの空の下<br />
大げさな格好をしてまるで<br />
はしゃぎ型をわすれちゃった子供みたいだった。</p>
<p>花の匂いに期待抱いた。<br />
書いたことも全部一緒に焼いてしまった。<br />
卑怯な僕は一つだけとっておいた<br />
天気予報ははずれるよ<br />
曇った空に不気味な雰囲気も<br />
高層ビルもわるくないもんさ</p>
<p>ご機嫌伺いの手紙を出すよ<br />
時間ばかりきにすんなよ<br />
時間は僕らのことなんか気にしてないよ<br />
ほら今雲の隙間から悲しみがひとつこぼれた。<br />
キミに会いにいく言い訳作りで一日を無駄にするよ</p>
<p>空の青さは青すぎるからこんな気持ちも明日になったら忘れちゃうよ。</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000070">01:04</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_58.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_58.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000064">「感傷的な気持ちで物語りを始めることをためらう」（ハナヤキ）</h3>
<p>no one can notice how much his life is boring.<br />
like skow fall never knows when it goes water,<br />
that is made up with tears because being so much boring,<br />
and that is because i made up this voice.</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000064">00:59</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_54.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_54.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000024">ストーブ</h3>
<p>恋を暖めるストーブが<br />
冬の間だけお出ましさ<br />
さむさに震える僕たちの<br />
12月の行方をストーブ占いにかけた。</p>
<p>恋をあっためるストーブさと<br />
僕が言ったら君はほら<br />
つまらない顔でスイッチ切って<br />
つまらない顔で僕のそばによりかかる。<br />
わけはない。<br />
灯油の残りももうわずかさ。<br />
新しいのを買いにいこう。</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000024">00:23</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_16.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_16.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000020">「クワイエットソング」</h3>
<p>とても静かな歌を歌おうと思うのはきまぐれさ</p>
<p>なにもしらないほうがいいから</p>
<p>顔を上げずに最後まで泳ぎきるのさ</p>
<p>それか深海魚になって一番深い場所へ逃げる</p>
<p>僕には湖がちょうどいいから</p>
<p>そしてこのまま静かに眠る</p>
<p>とても静かな歌を歌おうと思うのは</p>
<p>とてもかなしくてやるせないから</p>
<p>とじこめてしまおうそうしようと</p>
<p>だれか</p>
<p>考えた。妙案さ</p>
<p>次に誰が泣くのかはしらないが</p>
<p>構わないさ無くだけさ</p>
<p>そして静かに眠る<br />
とても静かな歌を歌おうと思うのは</p>
<p>とても騒がしくて、かき消されるのが</p>
<p>楽しくて、かなしくて、くやしいから。</p>
<p>でもこんな静かな歌は誰にもとどきやしないだろう。</p>
<p>僕にもよく聞こえない。</p>
<p>しゃべりすぎた午後にはなにもかもがいやになって、湖を思う。</p>
<p>そして黙り込む。なにをいってもしょうがないから。</p>
<p>しばらくすると僕はそれでもまたしゃべりだす。</p>
<p>そしておもむろにギターなんかとりだして。</p>
<p>懲りないねと。君は言う。</p>
<p>次に誰が泣くのかは知らないが</p>
<p>構わないさ。笑うのさ。<br />
静かに笑う。~</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000020">00:22</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_12.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_12.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000021">「グッバイ/スター」</h3>
<p>10月の僕らは　夢さえも　色あせる頃に　夢を語りあうのさ</p>
<p>うかつな笑いが　僕らを　暖める</p>
<p>なんてことはない</p>
<p>こともない</p>
<p>ことはないから。<br />
今はさよなら。</p>
<p>君の小さな手が、星のひとつをさした</p>
<p>僕の汚れた手が、となりの星をさした</p>
<p>空の隙間によく目をこらしてごらん</p>
<p>小さな悲しみは　ペンを動かすたびにゆれた</p>
<p>時計の針がほら今12時をさした</p>
<p>お休みの時間がきた続きはまた明日</p>
<p>そらのすきまによく目をこらしてごらん</p>
<p>小さな悲しみは、ペンを動かすたびにゆれた</p>
<p>グッバイースターまた1000年後</p>
<p>グッバイ、スター。</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000021">00:19</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_13.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_13.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000022">「スーパー遊園地」</h3>
<p>遊園地にいこう そして白いベンチに腰掛けて<br />
明日の天気を読もう 壊滅的な荒れ模様</p>
<p>僕以外に、使い道のない僕が雨にうたえば<br />
中二階に帰り道のない空が僕を誘うよ<br />
眺めるには多すぎる星の浮かぶ空が僕を誘うよ<br />
かなえるには大きすぎるから、<br />
真夜中の遊園地ではしゃぐのは、そのせいさ</p>
<p>グッバイスター。</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000022">00:19</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_14.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_14.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000015">「ウェザーリポート」</h3>
<p>偶然は無かったよ　いたずらは失敗したのさ<br />
ボクの番はまだ　時計の針の先<br />
ピッタリ12小節の淡い夢を見た</p>
<p>東京地方に大雨が降りつづけてる</p>
<p>weather report</p>
<p>強い大雨が全部を消し去ってった後　何も残ってはいなかった<br />
みんな一人ぼっち</p>
<p>weather report<br />
日曜日にはかささして　君を連れて歩く<br />
見えない星を見に行こう　ちょっとそこの公園まで</p>
<p>wheather report</p>
<p>とても気をつけて歩くのさ　転ばないようにね<br />
晴れ上がった空の下　とぼとぼと</p>
<p>report,suport,spoke,support</p>
<p>小さな声でこっそりと夢を話す僕ら<br />
見えない星は見えないよ　青い空の下</p>
<p>wheather report</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000015">00:17</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_9.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_9.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000010">ハナヤキ（退屈のせいでできた少しの意外）</h3>
<p>その場限りの会話をする。<br />
退屈な人と。</p>
<p>そのはずが彼は、<br />
別れぎわに僕に、</p>
<p>お前なんか大嫌いだといった。</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000010">00:13</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_5.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_5.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000009">ハナヤキ（捨て台詞）</h3>
<p>ほら君をまってるよ戦場が<br />
コンドームでは隠せそうもない感情が。<br />
３３回転のレコードを45回転でまわすような喧騒が<br />
タイミングとメロディの乱暴な<br />
セックスを上品に見せるイカサマや<br />
音楽の名をもって消してくれる？さよならエレクトロニカ。<br />
全部空発のロシアンルーレットを暴発させるには、<br />
ギターを上手く弾いて見せればいいのかアメリカ？<br />
サルの手癖でマスタベーション代わりに銃の弾倉か<br />
それで景気はどうだい十の何乗か？。<br />
コンドームでは隠せないような感情が。<br />
虫唾の走るジョーク、真夜中のベッドトークのごとく、戦場から遠く、調印式はつづく。<br />
五億の命。私欲の私有地。トムヨークの美声のニューヨークの犠牲のその？<br />
1000年後の誰かの記憶。どうだいこの曲。<br />
お気の毒様の一言で、<br />
太陽がバグダットに落っこちた。<br />
さよならエレクトロニカ。さようなら。</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000009">00:12</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_4.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/post_4.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000007">「sunset without sunrise」</h3>
<p>知らない間に、夜が明け、テルゼ。<br />
its sunset,its sunset,my daring,<br />
知らない間に、僕ら二人、取り残されて、ルゼ。</p>
<p>you dont say year, i wont say year,<br />
i want to say year , you wont say yeaer<br />
you dont say year,i want wont say year<br />
i want to say year, i want you to say year.</p>
<p>知らない間に、夜が明け、テルゼ。<br />
知らない間に夜が明け、僕の負け、君の負け。ダゼ。</p>
<p>its sunset,its sunset,my daring,FrontPage</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000007">00:08</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/sunset_without.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/sunset_without.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
<h3 id="a000003">lovely morning / 最後の読書</h3>
<p>（本当は大体が英語）</p>
<p>朝、なんにもない。浅目がさめると、いつもなにもない気持ちになる。毎日夜までかかって衣装件名積み上げるのに、朝になると、何もなかったかのように消えてなくなる。本当にくたびれて積み上げたのにね。</p>
<p>毎朝、朝の数を数える。毎日毎日は、毎日でしかないので、くたびれる。</p>
<p>でも、いつか、本当の人生が君の前に訪れて、</p>
<p>君は生きている、君はそこにいたのだと知らされる。<br />
というよりは<br />
君は君がなにをすればいいのかを知らないまま、そこにいることに気づいてしまった感じ。</p>
<p>どうしたの？なんでもない。いい天気だね。</p>
<p>それはささいで、軽く、小さく、明るく、なんでもないようで、光の中に、笑いの中に、愛の中に、生活の中に、あるいは朝早くに、ある。</p>
<p>そういうのが最終的に君が行き着く結論で、それはしかし解答ではなくて、いつまでも続いていく。</p>
<p>（ここから日本語）</p>
<p>近くで、君が泣いた。遠くで、誰か泣いた。遠くで、誰か泣いた。近くで、花が咲いた。遠くで、君が泣いた。遠くで、誰か泣いた。</p>
<p>鉛筆の芯をなめながら、スクリマデリカを聞きながら、ページは進み、<br />
たまに空を見上げながら、恋人に別れを告げながら、ページは進み<br />
ちょうどそこに乗っていたレコードをサンプリングするような退屈が僕を支配しても、ページは進み、</p>
<p>電車にのったとき一瞬の笑顔に何かを学んだり、<br />
ポジティブなヨツウチがネガティブなヨツウチに聞こえたり、<br />
風景に感動したり、アリョーシャの笑顔を思い浮かべたりしながらページは進み<br />
いくつかのだいじなメロディーを、いつか思いつく大事な詩のために待ちつづけたり、<br />
口付けをして、あくびをして、裏ぎるという単語を辞書で引いたり、眠り、笑い、眠り、笑いながら、ページはすすみ、</p>
<p>悲しみが・・、たまらない悲しみが押し寄せたら？<br />
・・・たまらない悲しみが訪れたら？と聞いたら、笑い飛ばすさと彼は答えた。</p>
<p>どうかな？とたずねられて、どうだろうと答えるような退屈が僕を支配しても、ページは進み、<br />
真夜中突然、悲しくて目がさめた、君の手を握り、ベットを出て水を一口飲み、窓を開けるとき、星がひとつだけぽかりと浮いていた。</p>
<p>星の数を数えはじめた君の肩を暖めるよ。もうやめなよという瞬間を音楽のように待ちつづけている。<br />
でも僕は言わないだろう。<br />
ターンテーブルにはノイが乗ったままだ。しかも回転数を間違えている。</p>
<p>メロディがミミニノコッテイル。この曲はなに？詩の抜け落ちた花歌をくちずさむ。<br />
キスをすると君は眠ってしまった。それでは逆さ。眠れる森の・・。<br />
「僕はその雑踏の中でとても小さな小さな小さな声が、希望を口にするのをざわめきの中から確かに聞いたんだ。<br />
それは驚くほど小さな声で希望を唱えた。君は僕がなぜそれを聞き取ることができたのかは不可解に思うかもしれないが、それは気のせいではなくて本当に現実的な声として僕の耳に残った。</p>
<p>いつもどおり君と散歩をしている最中、退屈が空気に充満しているのを鼻が嗅ぎ取って、おもわずあくびをしている最中に、たまたま偶然に自分の星を見つけてしまったときのようなそんな驚きが僕をみたした。<br />
そして希望はそのあと僕の心に静かにしかし明らかに染み込んでいき、すっかり染み込んでしまうと、次にそれは僕の口から言葉になって現れた。そして僕はそれを聞いた君の顔に笑顔が咲くのを見て取った。<br />
それは芸術と呼べるような代物ではなく、しかしそれが芸術でないならば僕は芸術なんてもう手放してしまおうと思うほどのものだった。それは言葉の伴わない一筋の口笛で、どの唇からも今にも漏れ出すような極簡単な鼻歌だった。地球の形はそのとき丸くも四角くもなく、誰も彼もが憎しみのことを忘れてしまったかのようだった・・・。」</p>
<p>僕の夢を見ることを約束するといって聞かない君の夢を僕は見る</p>
<p>神様もし僕がこの先のどこかある日、悲しみを口にするのだとしても、喜びを口にするのだとしても、僕が躊躇することはきっとないだろうことを約束させてください。星が流れるのをみたら願いをかける僕らの習慣を美しいを考える僕を赦しください。そしていつまでも、消えうせる人、日の光を浴びないようにひっそりと隠されている美しい絵や、祈りの詩がこの星から消えうせることのありませんように。もしも多くの人たちがそれを退屈だと思うとしても、ある人がそれで憎悪を覚えるとしても、僕らに躊躇のありませんように。</p>
<p>朝になったら僕らは、仕事をさぼって地球に、とりつけられたエンジンを、探すための旅に出る。</p>
<p>投稿者 toukubo : <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/cat11/cat14/index.html#a000003">00:04</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/lovely_morning.html#comments">コメント (0)</a> | <a href="http://WWW.enclosing.net/blog/archives/2005/05/lovely_morning.html#trackbacks">トラックバック</a></p>
</div>
</div>
</div>
<p>http://www.enclosing.net/hanawoyakushounen/graph/hanayakisheets/web/index.html</p>
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		<title>視野 ( Business )</title>
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		<pubDate>Sun, 21 Feb 2010 23:20:15 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[Business]]></category>
		<category><![CDATA[Art]]></category>
		<category><![CDATA[Design]]></category>
		<category><![CDATA[Idea]]></category>
		<category><![CDATA[Poet]]></category>

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		<description><![CDATA[「でもやっぱり紙は残る」なんていう発言をする編集者たちに、「紙がそもそもないのが世界の情報環境のデフォルトだ」というのはおどろくべき事実なんだろうか。
グーグルは編集だ。編集者たちがグーグルを使っているのに、雑誌編集のレベルはウェブなんかにはほとんどないレベルだというときに、彼らは情報収集においてグーグル以上の方法をほとんど知らない。彼ら自身がアルゴリズムによって編集を行っているのに、より高度なデータを恐ろしく精緻なプログラミングアルゴリズムによって自動化しているグーグルなりスタンブルアポンなりタンブラーのような編集の新潮流を根本的に理解できない。もはや編集はプログラミング能力なしには行えなくなる時代になりつつある。プログラミングとは、別に現状のようないわゆる機会言語の操作だけにとどまらないが、それでもそこにあるコーディングの素養が古典編集を消し去る時代はくる。ちょうどプログラマーに必要なモデリングの能力や訓練、条件分岐やカバレッジの能力で育つ目が、すでに職能を超えて、ユニバーサルな「目」であるように。
コンタクトレンズをいれたときに、恐ろしい視界が得られて驚いた。もちろんこれは「トムヨークの左目」に僕たちが邪推するように、うつくしいメロディにはよい視界は不要かもしれず、鋭い示唆／視差には、タンザニアで必要な視差は不要かもしれないのにもかかわらず、ldrizeやautopagizeやminibufferやtumblrや新しいアルゴリズムと照度と反応速度の高いインターフェイス の前には巨大モニターはいらないかのようであるのにもかかわらず、次のことをやる。意識的な動体視力の用い方と、最高のアルゴリズムの利用は、視野の拡大による脳の劣化を引き起こさない。ということを。

]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>Tumblr にドラフトレベルでどんどん文章を書いています。１００リブログ等反響のあった文章のみを推敲編集して転載しています。<br />
( Originally posted into tumblr  as a business script for Geeks in India project ).</p>
<p>また、本記事は２００７年夏ごろに記述された文章です。</p>
<p>編集者と話していてなんどか出たことを列記する。</p>
<p>国連で働いていて、紙の使用量についてISOがある。</p>
<p>また紙は世界において高額である。</p>
<p>紙はタンジブルである。</p>
<p>統計が欲しいが、紙で情報収集をし、紙を導線においておくことで供給とし、それに基づいて編集者が編集をうり、カメラマンが作品をうり、メディアが広告とする、というスタイルが可能なのは日本などの先進国だけであり、また韓国や日本と同様に、「英語がだめで、インターネットの情報がとれない」という国のみになっている。</p>
<p>例えばアフリカ大陸なり、アジア諸国なり、ほかの地域で、雑誌や本の流通も印刷もできないような情報環境に訪れたインターネットは、最初から唯一のマスメディアとして登場する。国連のボスはもともとイギリス人だが、世界各地をみていると、日本の紙の使いっぷりには驚くというし、また途上国での紙媒体の弱さと、すするようにネットワークインフラを利用する人々についての印象を教えてくれた。</p>
<p>「でもやっぱり紙は残る」なんていう発言をする編集者たちに、「紙がそもそもないのが世界の情報環境のデフォルトだ」というのはおどろくべき事実なんだろうか。</p>
<p>日本の編集者の英語能力は、語を操る人たちであるのに、はなせる人で１割以下、かける人で２割以下、読める人で５−８割程度、といったところだと大手編集の将来有望な友人がいっていた。</p>
<p>日本の出版が死なないと思っている編集者はやばい。おつきあいしている著名デザイン会社もまだデザインしを出していて、本にしかできないこと、質感などはまだまだたくさんあるといっていた。僕は基本的には愚かだと思う。ここで美しいのはその愚かさのみだ。</p>
<p>日本の編集のうちのほとんどが、人が作った雑誌の魅力のうえで、しかれたレールの上で編集をしているにすぎないし、有名大学でてそのままはいってるだけで、情報発信者でいられている気になっている。まるで自分の作品であるかのように自分の関係する雑誌を語る。</p>
<p>グーグルは編集だ。編集者たちがグーグルを使っているのに、雑誌編集のレベルはウェブなんかにはほとんどないレベルだというときに、彼らは情報収集においてグーグル以上の方法をほとんど知らない。彼ら自身がアルゴリズムによって編集を行っているのに、より高度なデータを恐ろしく精緻なプログラミングアルゴリズムによって自動化しているグーグルなりスタンブルアポンなりタンブラーのような編集の新潮流を根本的に理解できない。もはや編集はプログラミング能力なしには行えなくなる時代になりつつある。プログラミングとは、別に現状のようないわゆる機会言語の操作だけにとどまらないが、それでもそこにあるコーディングの素養が古典編集を消し去る時代はくる。ちょうどプログラマーに必要なモデリングの能力や訓練、条件分岐やカバレッジの能力で育つ目が、すでに職能を超えて、ユニバーサルな「目」であるように。</p>
<p>さて、インドにモニターを持っていく。インドの２４−２７のプログラマー１００万人で最もよい開発環境、カスタマイズされたキーボードとマウス、２４インチ＋デゥアルのモニター、最低４Mの回線を提供する。</p>
<p>Geeks In Indiaプランで日本をたたく。まだ日本にはギークの勢力が育ちきってすらいないなか、ギークを統計的に育てて世界をたたく。</p>
<p>コンタクトレンズをいれたときに、恐ろしい視界が得られて驚いた。もちろんこれは「トムヨークの左目」に僕たちが邪推するように、うつくしいメロディにはよい視界は不要かもしれず、鋭い示唆／視差には、タンザニアで必要な視差は不要かもしれないのにもかかわらず、ldrizeやautopagizeやminibufferやtumblrや新しいアルゴリズムと照度と反応速度の高いインターフェイス の前には巨大モニターはいらないかのようであるのにもかかわらず、次のことをやる。意識的な動体視力の用い方と、最高のアルゴリズムの利用は、視野の拡大による脳の劣化を引き起こさない。ということを。</p>
<p>インド人には数学的な能力と訓練と人材と価格差がついている。が彼らはまだ漫画喫茶でプログラミングをしているにすぎない。２００万のギーク予備軍が、まだ漫画喫茶でプログラミングをしているにすぎないという理由で、日本や世界各地のプログラマーととんとんのROIにとどまっている。</p>
<p>僕たちが彼らに提供するインフラは、</p>
<p>1.プログラミング能力とEQにともなって、人月神話から離れた評価というインフラ</p>
<p>2.インドの誰も手にしていない、優秀なプログラマーにとって重要な機材＝世界を見渡せる視界</p>
<p>3.知的刺激と遊びの土壌</p>
<p>である。これで十分だ。sfcにはいってはじめてならったjavaの授業で、IIJの技術部のボスをやっていたらしい雇われ講師のすごい人は、ひととおりの基本言語文法だけ教えてAPIなどなにも教えなかった。そして「これで十分。もうなにもかもできる。」といった。僕はそのとおりに、周りがアプレットでマルバツゲームをつくっているなかで、一人だけ、グーグルアルゴリズムに近しいようなサーチエンジンを、パーサーもAPIという概念も、networkプログラミングも、ポインタすら知らない間に、つくった。僕がそのときに体験した失敗は後から見直してみれば「グーグルをつくるのに必要なのはアイデアではなくて、一人二人の天才プログラマーと、きちんとした計算機資源や資金調達のスキームの方、プログラミング抽象化レイヤーだ」だった。だから僕はストーリーテラー計画に忙しいなかでぎりぎりGeeks In Indiaプランを作る。最初に彼らにめばえるのはギークらしい自主性だろう。ひと月いってライフハックを仕込んでくる。日本でもまだほとんどされてないような先端的で天才的なライフハックを徒弟制でフォークしてくる。</p>
<p>さようなら日本とだれもがいわずに日本を離れる。彼らはナショナリズムもそのアンチもないままに、ただただカイゼンのために自然と無意識で離れるので、きづいたら日本にいないようだ。僕も彼らの後をおう。</p>
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		<title>7日間の世界のスケッチ ( Novel )</title>
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		<pubDate>Sun, 21 Feb 2010 23:12:54 +0000</pubDate>
		<dc:creator>admin</dc:creator>
				<category><![CDATA[Novels]]></category>

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		<description><![CDATA[この物語には真空男、太陽、美しい真空の形、熱にうかされた詩人、耳が3ッつあるおしゃべり、口のない、右脳ハイジャッカー、漢字変換機能、システムノットワーキング、ボク、デク、イズム・コピーマシーン、真空を燃料にする宇宙船、月曜一現のハムスター達、唯一名前をもつ男ガガーリンが登場して、そしてその全てが言葉を使ってしゃべる。あるものはとても良くしゃべる。そしてこの世界には固有名詞はほぼ存在しない。美しい世界には固有名詞は存在しないものである。

今も、東の方で戦争があった。第５１７次世界大戦だ。人類はこりもせずに戦争を続けていた。平常化した戦争はやめるほうがずっと大変みたいだった。幸いにも真空男のいる辺りは争いの直接的な影響の外にあったが、全世界的に空気が絶望のすすでよごれていて、希望の空気清浄機が全ての家庭のテレビの上におかれている。気候の変化で男の３人に１人はホルモンのバランスがくずれて真空を粉末にしたクスリが必要になった。彼等はそれをスプーンに乗せ、熱して消毒し、注射器をつかって静脈にうったり紙でまいて燃やしその煙をすったりした。…オバードーズがやってくると、彼らはとうとう真空そのものを吸いこみ始めようとして、いよいよ声もでないほど真空が肺の中にたまってしまうと、パクパクとやはり空気が恋しいとでもいうのだろうか、口を不器用に動かして、そして死んでいった。]]></description>
			<content:encoded><![CDATA[<p>「7日間の世界のスケッチ」</p>
<p>「物語の始め」</p>
<p>この物語には真空男、太陽、美しい真空の形、熱にうかされた詩人、耳が3ッつあるおしゃべり、口のない、右脳ハイジャッカー、漢字変換機能、システムノットワーキング、ボク、デク、イズム・コピーマシーン、真空を燃料にする宇宙船、月曜一現のハムスター達、唯一名前をもつ男ガガーリンが登場して、そしてその全てが言葉を使ってしゃべる。あるものはとても良くしゃべる。そしてこの世界には固有名詞はほぼ存在しない。美しい世界には固有名詞は存在しないものである。</p>
<p>1章<br />
真空男がいた。彼は空気をすって真空をはいた。安物の真空のレプリカに満ちた世界で彼はいわゆるミュータントで真空の形が見えていたが、彼はいちどもその形を説明することに成功したことがなかった。お腹が減っている時にははっきりと見えるのだよ、と彼は恋人に冗談をいった。バカいってないで沢山食べろと彼の恋人はいった。</p>
<p>話はある土曜日から始まる。真空男は恋人に会いに行くまでの時間を自分の家にこもってなにもせずに過した。少しはなにかをしているけれども、彼は日記には、今日は何にもしていないと書くだろう。あとで見返して、ああ何もしていなかったのかと、思うだろう。こういうのを日常だと呼んでしまうと僕らの退屈は手遅れなものだといえる。彼はこの面白みのない生活は一体なんのせいなのだろうと少し考えた。仕事のせいだろうか。単純作業をこなしつづけるだけの仕事。彼らには成長する必要が与えられていなかった。彼らに与えれれいる仕事のほとんどは、機械でもできる単純な作業なのにも関わらずわざわざ彼らにあてがわれたもので、こうしたことはこの時代の社会的な慣習になっていた。第三次大戦後の世界。歴史的に価値観が徹底的に変革したこの大戦の後の抜け殻の世界。核兵器はその使用よりもその燃えかすにこそ意味があった。放射能の沈殿物。でも彼は子供のころの歴史の時間、そうした難しいことよりも、立派な顔にひげを書き込むほうが好きだった。ひとみの部分をしろで塗りつぶして、噴出しをつけてそのなかにこう書きこんだ。わしの目の黒いうちは、核の使用などさせん。と。しかし人はまるで殺虫剤でも使うようにそれをつかった。</p>
<p>今も、東の方で戦争があった。第５１７次世界大戦だ。人類はこりもせずに戦争を続けていた。平常化した戦争はやめるほうがずっと大変みたいだった。幸いにも真空男のいる辺りは争いの直接的な影響の外にあったが、全世界的に空気が絶望のすすでよごれていて、希望の空気清浄機が全ての家庭のテレビの上におかれている。気候の変化で男の３人に１人はホルモンのバランスがくずれて真空を粉末にしたクスリが必要になった。彼等はそれをスプーンに乗せ、熱して消毒し、注射器をつかって静脈にうったり紙でまいて燃やしその煙をすったりした。…オバードーズがやってくると、彼らはとうとう真空そのものを吸いこみ始めようとして、いよいよ声もでないほど真空が肺の中にたまってしまうと、パクパクとやはり空気が恋しいとでもいうのだろうか、口を不器用に動かして、そして死んでいった。</p>
<p>真空男はそのうちなにもしないでいるのに居心地が悪くなって、エレクトリックでできたウソを垂れ流しつづける装置を窓際においてでヒナタボッコを始めた。恋人に会いにいくまでの時間はまだ少しあった。あとあくびが20回できるだけの時間はありそうだった。なんならあごが戻らなくなるまでやったっていい。でもやらない。冗談は戦争を乗り越えられずに亡命中の山脈の中で死んだ。彼の遺書は歴史についてこういっていた。「あの星が、見える貝。その隙間が見えるかい？僕はあんなにおなかが好いているよ。」冗談は笑いに絶えるものではなかった。冬の乾いた空気の雰囲気の中を太陽の光が貫いてきた。雲の色はやはり白かった。真空男は詩が好きだった。ただそれは彼を感動させることは一度もなかった。彼は思い立ったときに装置の電源をつけて詩を聞いた。この装置からは詩が流れるのだ。幼い頃に祖母から譲り受けたこの装置にはごく単純な操作をするためのボタンしかついていなかったが真空男はその手触りやイメージを非常に好んでいて、ほとんどいつも無意識的に身に付けていた。装置からはこういう詩がきこえてきた。</p>
<p>「ほら僕にもできたよ。なにも振るわせることなく、ただくちびるで唄う歌。明日からは笑いながら逃げ惑う人たちの仲間に入るつもりさ。僕もウソっぱちだってことを証明するために唄って見せる歌さ。皮肉をこめてそして皮肉をわらいつつ、可憐にさく造花を題材にしたロマンシズムの温水プール。希望の催涙ガスでうそっぱちの涙を流す。ハンカチを目にあててさめざめとやるのさ。ポケットにはそんなような感じの、っていうか真実（コピーライトつき）を語りあうための携帯電話のふくらみがあり、タクラミはすべて冗談でおわり、いつのまにかまた誕生日がやってきていて、それを皮肉っぽく笑うのだが最近では笑うとしわがよるようになったことに気付き、さめざめとまた泣く。なくフリが下手糞な人間から地獄の特等席があてがわれて行く。天国の７７７番地が地獄。明日にはまだきっとしなないだろうが明後日にはきっと死ぬだろう。フェーダーをさげきってしまえば終わるかぐわしきまがい物の整列を両耳に感じながら、うそからでたまことのうそをそれにあわせて並べてゆく。今すぐヘッドフォンをとって右手にロープを握り、左手に聖書からお気に入りの1ページを破りそれを握り込み、冗談です、冗談ですよ、といいながらなすべきことをなす。利き腕は人をころしやすいほうのうで、逆のうでは人を愛しにくいほうのうでだ。<br />
全てての口元にたゆたうコレから世界を舞うだろうパルスに叫びたい。君たちは真空にはなれないのだ、と。意味がないのだ、と。三六度四分の魂からはそれ以上の熱を帯びたパルスを発することはできないのだ、と。そして世界は熱をうばっていくだけなのだ、と。世界はエネルギーの奪い合いで血も涙もとからなかったのだとさとすようにただ震えている。世界はなんの様相も呈さないまま僕らのせいで悲劇的様相を呈している。そしてただ唯一、あの水辺には無垢の、なにもしらない、またなににもしられていない場所があり、そこにむかってあゆみをか</p>
<p>さねるだけだ。もちろん。そこにたどりついたときにそこはもうそこではなくなってしまうのだ。僕らがそれをみつけたらそこは、僕らよく見知った、どこか地獄にも似たこの世界の一角にとりこまれてしまうのだ。あなたはそれにあこがれるならば、またあこがれるがそれゆえに、そこからあらん限り後ろを省みず、逃げゆくべきなのだ。北極星を右手に見ながら。ふん。ほんとはそんなもの、水辺など、ありはしないのだけれどね。作り話がお上手です。いや、あるよ。お手洗い。」</p>
<p>真空男はこの詩を聞きながらも太陽についてぼんやりと考えていた。サービス心の旺盛なほかに芸も無くくしゃみすらすることもなくその場でもえている太陽と目があうと、太陽は余りあまり乗り気じゃない様子でこういったように思えた。「僕が死んでも僕の財産はきちんと宇宙なりの相続のための決め事にしたがってちゃんとなされるから心配することはないよ。君には特別に純粋な真空をわけるようにいってある。太陽系のうちのほとんどは銀河系のさほど遠くない場所にひきとってもらえるようにしてある。誰も彼もしんでしまったからね。僕ももう充分生きたよ。それにこう一人で偉そうにしてると、本当にバカみたいな気持ちになるんだ。僕の何が特別なんだろ？って。色々な人が僕をみて、おおとか、ああとかいってくれたりする。特別扱いさ。でも僕は後ろめたいんだ。僕はなにかをしているわけじゃなくてただここでバカみたいにもえてるだけじゃない？いや、でも特別じゃないものを&#8217;やんでるってわけでもないんだけどね。えっと・・・、なんか、どうでもよくなってきちゃったよ。僕は燃えていることでいっぱいいっぱいで、もうどうでもよくなってきてしまうんだな。悲しいよ。もちろん昼間・・・といっても僕にとってはいつだって昼なんだけど、つまりその、誰かを照らしていると、なにか少しやる気になってきたりもするんだよ。だから、落ちていってもいいとね、思うの。うん。そうだね。でもそれでもなにか。ただ僕はここにいるだけじゃないか、っておもうんだね。まぁいいや。そろそろまぁいいやっていう気持ちになってきちゃったし、また今度ね。こんど生まれ変わる時には真空がいいな。あれって、楽しいのかな？」そうかもしれないね。という意味で真空男がうなづくと、太陽は満足したように目を伏せた。</p>
<p>真空男は次の一連のパルスが装置から出てくるのを耳にしつつも空中に浮かんだ、おせっかいなどと呼ばれている時計に目をやり、待ち合わせの時刻が近いことを確認して装置の電源を切った。全世界的にエネルギーの節約が叫ばれていた。核エネルギーはニ回目の世界大戦の後の世界において徐々に世界における主要なエネルギー源として重用されるようになったが、第三次世界大戦時の核の乱用による徹底的で絶望的な人工の激減とそれにともなう無惨な世界のランドスケープは、それは実はとてもはかなげで美しいものであり、真空的であり、無音的でもあったものの、結果的に人類のエネルギー使用削減の方針採択への決定的なきっかけとなった。こんなエピソードがある。ある男が技術確信というものに対するする人類の新しい姿勢をなにものかが提示することを歴史が求めていることを悟り、自らの手を食いちぎるというパフォーマンスをした。彼は手を例のものに口付けされ、手は腐り始めていた。そして腐食が全身に行き渡りしまいには魂までも腐らせて死んでいくのだろうということを彼自身もよくしっていたし、この時代、この時期にはその場にいた全ての人がそうしたことを毎晩眠りにつくたび、電気を消すそのたびに思い出すほど良く知るようになっていた。不自由なれど罪悪を行わない存在になるつもりです、とすべての彼を見守る人々に語りかけながら彼は一つ一つの指からはじめて噛み付ける部位の腕の肉をすべて食いちぎった。出血はひどく、そしてその血は黒く濁っていた。彼の歯はその特別な食事のせいでほとんど抜け落ちていきそれはとても滑稽だったはずだが、それを見ていた者たちがそれは実はおかしいことなのかもしれないと思うのには時間がかかった。四日後に彼は死んだ。ほかの誰ともおなじように音もたてずに死んだ。すっと死んでいった。彼が死んでも例のものは彼の体を蝕むのをやめようとはしなかった。だから彼を埋葬することはできなかった。しかしこの特別にみえる死もほかの死とおなじように、どんなはかりではかろうとも０グラムの絶対的な定位置から針</p>
<p>を引き剥がすとはできなかった。誰が死んでもなにも軽くならない世界。地球からなにかが失われることがないことも証明済みだった。何人かがその場に放置された彼の死体に勇敢にも花を捧げたが、その花は1時間ともたずに枯れた。</p>
<p>３真空男の話のつづき</p>
<p>真空男の恋人ついて。女は女だとのことだけれどもそれも昔話だ。昔、女の人はその首をどれだけ隠すか、それだけで世界を逆転させることができたらしいけれど、今はぜんぜん無理だ。女の人に魅力がなくなったわけではない。僕らにその気がなくなっただけだ。ありますか？</p>
<p>この女は、美しい真空の形をしていた。だから真空男は何かを混同しているのかもしれないといつも疑っていた。それが彼の悩みだった。僕は美しい何を好きになっているのだろう。彼女は美しい真空の形をしていた。僕は彼女とセックス</p>
<p>をするのも好きだとは思うし、それは真空ではないだろう。なんだろう？でもなぜ、人間は人間をだけ好きになるんだろう。僕はなぜ罪悪感を感じるのだろう？</p>
<p>彼らは灯りの少し落ちた場所で外食をとっていた。会話はこんな風だった。</p>
<p>「こないだ、こんなお話を本で読んだの。美しい国があって、そして美しい墓があった。でもとても醜い汚い墓もあったの。そして醜い墓からは幽霊がでるの。その幽霊は美しい国にすむひとの寝床にたって、恨み辛みを夜な夜なぼそぼそと夢にその呪いの言葉を吹きこむの。そして夢見る人たちは、辛い夢をみるの。そして彼等の苦しみを理解する人も中には現れるのね。それで、彼らはその日1日を真摯にすごそうとする。苦しみの中に過すの。遠くの場所で苦しんで死んでゆく子供のことを思い出したり。そして時には涙を流したりもするのね。でもね、もしも次の晩に幽霊たちがあらわれないと、また彼らは次の日、ぐっすりと眠りながら全く別の夢を見るの。めくるめく恋の夢。こうして恋人とあったりしている夢とか、あまりにも幸せな現実の悩みとか。悲しいお話でしょう？」</p>
<p>「そうかな？そうでもないと、思う。」<br />
「何について話したのか、わかった？」<br />
「うん。多分。」<br />
「そう。」<br />
「ちょっと暗すぎるよね。この店は。」<br />
「そうかもね。ねぇ、明るいのと暗いののどちらが好き？」<br />
「明るい場所にいる君と、暗い場所にいる君とならばどちらかというと暗いほうが好き。」<br />
「どちらかというと明るい場所にいる私がスキデハナイノネ？」<br />
「どちらかというと暗い場所にいる君がスキナンダヨ。」<br />
「じゃああそこにいる可愛らしいウェイターの女の子が明るい場所にいるのと暗い場所にいるのとどちらが好き？」<br />
「あの女の子が明るい所にいるのをみたことがないからわからないけど、暗いところでみるとすこし陰気にみえるんじゃあないかな。ああいう子は。」<br />
「明るい場所にいるあの子はスキナノネ？」</p>
<p>スキナノネ？キライナノネ？キライナノネ？スキナノ？</p>
<p>ドッチデモナイノネ？</p>
<p>あら、そうなの。</p>
<p>あいうえおと読み上げるように。意味のないこと。女が女だったような大昔には楽しいことだったはずだった。でももう違う。真空への入り口にはそのことがはっきりと明記してあって、色々な人が大人げなく不平をのべた。青春のおねだりをするようなものだ。沢山の色で飾られたこの世界はそれはそれは美しいはずで、その中に何か意味をもった色があったりもするはずだった。美しい世界と美しい世界がある。しかしその間には必ず墓があった。赤と緑が自由を吼えながら空中を飛んで行ったが、お互いを見知った時には醜いなにかが生まれた。<br />
美しさも醜さも真空男にはあやしいものであるように思えていた。色は、色じゃあないか。と彼はおもった。別に美しいもなにも。・・・だって、色じゃあないか。真空の入り口に書いてある文句を、だから真空男は自然と受け入れることができる。彼はその点においてだけ特殊な人間だったのだ。真空の入り口にはつまり、こんな文句が書いてあった。「ここから先には明るいか暗いか意外にどんな色も存在しません。白か黒です。あるいは、ゼロか一かといってもいい。いちかばちかです。」</p>
<p>どうしますか？同意して先に進みますか？</p>
<p>「なんで私達は、話合うのかしら？」<br />
「どうしてそんなこというの？」<br />
「なんでかなぁと思って。」<br />
「&#8230;&#8230;僕らは、自分たちのことを登場人物であるかのようにあつかうことに、飽きたのかもしれないね。。」<br />
「そう、へぇ、なるほどね。・・・なに？」<br />
「色々な考えをもって、それを投げかけ会ってすごすのだけれども、それを楽しいって思ってても、本当にそれを楽しんでるのは僕らじゃなくて、どこか、その敷居のとこにひいてあるあの紺のカーテンの裏側に隠れててコントローラをつかって物語を進めているヤツがいるんじゃないのかな。なんかの映画に出てきたみたく、コンピュータでさ、コンピュータが実は神様だったんだ、とかいって、それは恥ずかしげにカツラをかぶってたりして、そういうオチがついていて、みんなで大笑いして終わるの。あ、そうだ、こないだ、仕事で、初めて実験に立ち会ったのね、すごく馬鹿みたいな実験で、感情を持たせられたコンピュータの実験なんだけど、コンピュータに、他の感情を排除して、笑いに反応するニューラルプラスチックだけを埋めこんで、つまり他の感情がないようにして、実験したのね。そこからなにを読みとるための実験なのかはよくは分からなかったんだけど、僕らは手伝うだけだからさ。ほんとなんか単純作業だからなぁ・・。でも今日のはチョット気晴らしになったな・・。それでね、かなりのランクの高等コンピュータで、口頭でのお話も理解できるんだけど、そんで、色々な話を僕らが語りかけたりするのね。あとは映像を見せたりして。でも、どれにたいしても、げらげら笑うの。つられてみんなが笑っちゃうくらい、げらげらってね。コンピュータが、スクラップされる映像をそのコンピュータに観察させてたんだけど、いくつ</p>
<p>かタイプがあってそのうちの一つは、彼と同じ型番なのね。で、自分と同じものがまったくボコボコと機械的にぶっ壊されていくのがあったんだけど、やっぱりゲラゲラと大笑いしていた。」<br />
「それは、悲しいお話ね？」<br />
「そうだね。」<br />
「ほんとに？」<br />
「そうでもないのかな。」</p>
<p>真空男と恋人は、たあいのない会話をして、別れ際に、一言、あるいは一が怖いからわざと二回、愛してるといった。恋人たちはその時だけ恋をしていた。そして遠くのほうで誰かが口笛を吹いた。</p>
<p>真空男はすこし長い距離を歩いてかえった。その間にやはりたあいのない独り言を思って、そのうちの一つをもっていた何かに書きつけたりといったふうに有意義に使った。途中で２つ真空をみたが、そのうちの-?ともごくひっそりとしていて、ただし、なにかをそらでつぶやいているかのようでもあって、それが修道士みたいで、真空男は神のようなものについて考えはじめそうになったが、思い出せないくらいものすごくまえにそれは死んだことになっていた。</p>
<p>東の空が戦争を象徴させるようにすこし明るくて、まだ夜明けのような時間じゃないだろうに、と真空男は思った。空気は冷たくすんでいた。真空男は吐く息が白いことに気がついて、酒を飲んで火照っているほほが冷やされていることに満足した。一つ高い場所に出たときに東の空がはっきりと見えた。街の灯りもやはり制限されていた。三次大戦から少し前に人類は、エネルギーを必要としない光源というものを開発することに成功していた。でもこの技術もこの大戦の際に消え去った技術のうちの一つだった。しかし人類は、新しい技術に貪欲でなくなっていた。その穴を埋めたのが真空だった。</p>
<p>彼はひとしきりぼんやりとして、その後ポケットを探り、持ち運びのできる装置の電源をつけて、イヤフォンを耳につけた。装置からはまたあたらしい言説が流れていた。</p>
<p>「はたして音楽とはなんであろうか。シダだかツタだかのように時間軸にからみつき、空間をきりとり、真空を振るわせるもの。ああ、音楽とはなんであろうか。電気の並びとなり、記憶素子をのせたこのチップにすえられた、忌むべき、粗野で原始的な一連の情報の分際で、これほどまでにわれわれのなかに愛すべき真空の感覚をつくりだすもの。ああ、これほどまでにわれわれを迷信と迷いと楽しみのなかに導くものがあったろうか。いや、ない。私はあの北極星にちかってこれに我が命を従わせよう。あつかましくも私のこの言説を耳にされたすべての方に私が左手を胸にあてていま申し上げた言説を銘記しておいて頂きたいものだ、と願う限りである。再び、言おう。私は真空にちかって、このまったく素晴らしく</p>
<p>不可解で無秩序で、燃え滾るようでいて静かで、そしてなによりも私たちのすべてがもつ魂という物質にちかしい組織である「音楽」呼ばれているものに我が命を従わせようではないか。」</p>
<p>この全てを注意してきき取ると、真空男はある映画のでてきたように、「うつくしい」と遠くの国の言葉でつぶやいたのだった。&#8230;でもそれはなにかの真似だった。彼がいつもそうであるように、本当にそんなことを思ったかということについて保障はできそうもなかった。ちょうど同じ場所を流れる川のように。そこにどんなに馬鹿げたものが流れていても彼には気にも止めることができなくなっていた。途中通った公園でもの冷たい水ごくごくと飲み、頭がすっきりとすると彼は装置の電源を止めてしまい、「ウツクシクナイ。」と言った。明日も休みだから、無理に酔いを覚ます必要もないのだけれど。すこし太ったな。酒を飲むと太るなんて、迷惑な話だ。じゃあ水を飲むとやせるかな？公園にひき返して水をまた飲もうとほろ酔いの男はほろ酔いの頭で思ったが面倒になってやめた。部屋にたどり着くと顔もあらわずに寝ついた。夢には幽霊が現れて、ウツクシイ、ウツクシクナイ？ドチラデモナイ、といった。</p>
<p>４漢字変換機構</p>
<p>いよいよ彼を紹介することができるのを嬉しく思う。この漢字変換機構は実に愛嬌があり、しらじらしく皮肉をいうのも、心のほんの一部?をピクリとさせるような微妙な冗談を言うのも大の得意である。というのも、彼は、世界で1番美しい言葉で語るものとおなじだけ美しい言葉をしゃべり、世界で1番早口な人間と同じだけ速く語り、そしてまた誰に対しても態度をかえることすらないときているのだ。かくあらん。彼こそ地獄にも共につれいけるような盟友だ。今その栄冠は機械の頭上に乗せられた。あなたのような気まぐれさんじゃあなくて&#8230;。</p>
<p>次に漢字変換機構のつぶやき。<br />
「水草にどうにかして火をつけたかった。っていうのはまぁタトエなんだけど、ボクにできることは感じの変換だけだから、なかなか大変ナノサ。ボクはあなたの側にあるべきときにあるだけで、そして言われたとおりに漢字を変換するだけ。だからボクはあなたが水草に火をつける方法をみつけてくれる気持ちになるまですくなくともここでただこうして漢字を変換しつづける必要があるし、そしてあなたがその気持ちになったとしてもあなたがそれに、つまり水草に火をつけることに成功するとはかぎらないからね。段階は二つもあるからね。意識というのは誠に得難いモノデスナ。ところで、そちらは楽しいかしらん？」</p>
<p>このユーモラスな漢字変換機構は良く「漢字」という「漢字」を間違って変換した。「感じ」という感じを「感じ」という漢字と間違って変換したのだ。自己について思索し、言及したいと思うその時には、われわれは事故をわきまえる必要</p>
<p>があるだろう。しかし事故言及において一番やっかいなのは、この事故言及にたいする不完全性は、その出現頻度からして不安定なものであり、それがわれわれを混乱させるという点なのである。この自己はあの事故とは違う。この感じはあの漢字ににているが、この感じとすら同じだ。この混乱の最中にあるものはそれが混乱であることにすら気がつかない。</p>
<p>次に研究員Aについての感じ変換機構のおしゃべり。</p>
<p>「彼が以前やってた研究は、コンピュータに光合成の機能をくわえることだった。彼はそれをすすめる上でたくさんの植物をころした。地獄は決定だろうね。」<br />
彼は余計なことを言うことまで計算されて作られているのだ。<br />
「その研究は成功したのかな？」<br />
「どうやら、その研究内容ごと今君が働いている場所の研究所に買収されたようだよ。成果についてまでは詳しいことは、ちょっと分かりそうもないな&#8230;。」<br />
「うん。わかった。ありがとう。&#8230;最近色々やらせて、疲れない？」<br />
「あはは、本気で言ってるの？」<br />
「いや、うん。」<br />
「疲れたぜ。」<br />
「ホント？」<br />
「ウソですよ。」と可笑しそうに感じ変換機構は言った。<br />
「あ、そうなんだ。あんまり僕らを小馬鹿にすると、電源落とすよ。」<br />
「この冷徹間。血も涙もないね。」とやはり漢字変換機構はいった。<br />
「君に言われたくない。」と真空男も陽気に返した。</p>
<p>研究員Aという男がいて、真空男が新しく携わることになった機械をよく使う仕事での彼の上司だった。この時給制の労働で真空男が行う作業はごく単純な繰り返しの作業だった。業務の内容は極秘とされていて、それについては彼と同様の作業をしている200人だれもが知らなかった。この時代の人口や産業のことを考えるとこの人数はかなりのものであるといってよく、大規模な研究所だった。しかしそれにもかかわらず秘密はここではまだ知られていないのだった。閉じているドアは開くしかないし、あるものは消えるしかないはずだったので、この秘密も恐らく暴かれるはずだった。しかしここではまだだった。真空男はしかしその秘密そのものにまで興味をひかれているわけではなかった。彼が研究員について調べたのは、この研究員A自体になにか真空男の気をひく所があったからだ。研究員Aにはどこか不思議な冷たさのようなものがあって、余計な事をほとんど言わない。しかしその冷たさは一般的な人格としての冷淡さというのとは違って落ち着きのある態度で作業員たちにたいして接している姿を見ていると見逃しそうになるようなものだった。しかし真空男はこの男の表情の中に感じる特殊な印象を忘れることは無かった。年は４０には届いていないだろうくらいで、独身であるらしいこの男は作業員が労働をしている場所では違ったが、彼のために割り当てられている研究者用の部屋からは彼の白衣姿がたまにのぞけたが、そのときの彼のイメージから想起される感覚が真空男には特殊な硬さのようなものをもって強く残った。真空男はそういう動機で上司について調べた。彼は知るべきことを少し知り、知るべきでないことを少ししった。彼は少し体重が重くならなかったかと体重計にのったが、0グラムだけ重くなっていた。真空男は研究員と直接話をしたことがなかった。仕事の指示は毎日朝仕事場にくるとコンピュータによってなされた。特殊な技術をもっている作業員だけが彼と話をしていた。その様子を彼はみているだけだった。他の研究員もその仕草を目の端で観察していた。</p>
<p>５真夜中の機械たちの戯れ事<br />
機械たちは夜な夜な語りあっていた。自分たちがなんであるのか。また、自分たちがなにでないのかについて。後者のほうが大事だった。なぜならかれらは、いつも、もしたまたま「彼らは何かである」という風に、結論づけるというほど強いものでなくてもとりあえずその日の話を終えて朝を迎えることができたとしても、それが終わるとすぐに、いつもかならず自分たちを何でもないと思ってしまったからだ。なんてこった。彼らは水辺もしらず、（・・・つまり糞をたれることはせず）なにかをするすべもなにもなかった。自分勝手というようなことも、愛のために、ということもなかった。かれらは疲れをしることもなかった。でもそれは疲れをしるという機能がついていないというだけだった！やればできる。簡単だ。「あーあ、疲れた」とアウトプットさせればそれでいい。でもしない。柱の周りで尻尾を追いかけてまわりつづけろと、命令があったら、そうすることもで</p>
<p>きるのだった。いつまでもいつまでもその大仕事は彼らに息をきらすことがなくて、眠気にまどろませることもない。羊の数はもうひどくおうぎょうなまでになっていた。犬がみたら叫ぶだろうくらいの数になっていた。それはちょうど丸い星の上をグルグル回っているのと同じだった。北極星を右手に見ながら。</p>
<p>2章<br />
「どうすれば詩人になれるのか？良く聞いてくれました。タイプライタの「ｓ」と「ｈ」と「ｉ」の印字がまず真っ先に読めなくなったら、君は詩人だ。ああ詩人のフリをしているけれども、実は私は兎だ。私の耳は縦に長く、どんなに長い音節も聞き洩らさないそういう耳。また今私は兎だといったが、それは犬のことだ。犬といっても野良犬で、かごうと思ったときにだけかぐような上等なのではないのだ。失礼。くんくん。なんて数だ！」</p>
<p>熱にうかされた詩人が登場すると、一目散に色々なもの、たとえば空気のようなものが、どうしようかと迷い始める。居心地が悪かった。胸糞悪いものだった。今もそうで、真空男は自分の中に一応の準備が整ったことを確認するまでは口を開くまいとしていたが、熱にうかされた詩人はかなりの早口で言いたいことを言い終わり、さぁ次はあなたの番だというのが常識的ですよ。というそぶりを、なんのそぶりもしないことで表現して見せたので、真空男は思わずつんのめるようにしていうことになった。「こんにちは詩人さん。あの、ごめんなさい。よく、わかりません。」<br />
これが最良の答えだ。</p>
<p>８月月曜一現のハムスター達に説教をする。</p>
<p>「人間は今まで存在してきた内のどの存在とくらべても美しいものをつくり、美しく着飾ったり、美しい音で話しこみ、その会話は美しく、美しい部屋に済みぬくもりをやどしてくることにも成功した唯一の存在であったが、しかしそれでも誰も済んでいない部屋ほどは美しいものは作ってこなかった、そして全ての美しいものに頭を悩ます人間たちが死ぬまでかかってこのことにようやく気がついた。」<br />
真空男は土曜日に恋人にあい、日曜日には不愉快な熱うかされた詩人と遭遇したりして過した。彼はゲットーの地域に住んでいた。ゲットーの地域には、なにか特殊な人たちが集まってすんでいる、というのが定説だった。しかし真空男はこうしたものにまったく興味がなくて、むしろその興味のなさは、彼をそうした場所から遠ざけることを頓着させてしまうほどで、この熱に浮かされた詩人などは彼を見かけると話かけ、気のない返事を頂戴すると、それに差も満足したようにするのだった。<br />
このゲットーの地区も実際には、特殊な管理の下にあった。それはつまり、特殊な地域を作ることで特殊をも管理の中にいれるということだった。しかし詳しいことはわからなかった。とにかくわかっていることは、馬鹿見たく巨大な焼却炉があり、ゲットーの存在についてとやかく言いがちな人間たちからはその焼却炉で、想像のつかない無鉄砲をしては、まだ死に掛けのまま焼かれていくのだ、というどうやら何の根拠もない噂が立てられていたが、無理もないようだった。<br />
とにかく変わりのない週末が終わった。そしてまた月曜日がやってきて、仕事場で与えられた仕事をしながら、詩人の真似をしてハムスターに向かって語りかけた。ハムスターは返事などしなかった。ハムスターがぐるぐるとなにも言わず</p>
<p>回しつづける滑車がたてる規則正しい音だけが耳に残った。月曜一現のハムスターはどうしようもなくせわしなかった。彼はそれをぼんやりと聞いていた。そしてぼんやりと作業をしていた。規則ただしい音は耳障りがよくて、真空男は上機嫌だった。</p>
<p>詩人という職業は、対象を明確にもっているので、実はそれほど警戒することを必要としない人たちであるようだった。彼らの対象は詩、言葉であり、つまりやかましいものだけだった。熱に浮かされていた。真空男はそういったことを彼らが対象としていることを心得てからは会話が滞りないように進んでいくことに気付いて安心した。ぎゃんぎゃんと彼らがなにかを語るたびにこちらはただ醒めていった。レトリックはレトリックという皿にもってあって、こちらはこちらの側の全自動な皿に取り込み、いつものように機械を操作していればよかった。どうやら、レトリックを否定するバイタリティをもっている人間もこの時代にはいなかった。めんどうだからそうしないということだけだった。こうした熱を帯びた皿がほったらかしで、それは勝手に行儀がわるかった。それがゲットーだ。そういう下品なゲップもしかし、空気にのみこまれていって、誰のものかもわからないうちに消えて行った。そのことについても哀しみすら感じられなかった。</p>
<p>仕事場は、工場のような屋根が高い建物で、一つのかなり大きな空間があって、それを取り囲む様に特別な研究の用途のための部屋がいくつかあり、この研究所の管理者でもある研究員たち合計で十人程度にそれぞれ一つづつ割り当てられた</p>
<p>部屋があった。それぞれの研究員の下で十数人の人たちが与えられた単純な繰り返しの作業を続けているのだが、それらの作業は一番大きいスペースで行われていた。この空間にはすこしばかりの喧騒があってそれが真空男には心地よかった。</p>
<p>最近この大工場では不思議な噂がささやかれていた。従業員が数人ある特殊な実験をするための部屋に連れて行かれ、気味の悪いことに彼らが連れて行かれてはいっていったはずのその部屋から彼らが出て行くのを誰もみていない、というものだった。研究員たちだけがその部屋から出て行き、誰かが後からその部屋をこっそりとのぞきにいくと、そこには誰もいなかったということだった。そしてまたそれ以後彼らの姿をみた人間がいない、ということだった。「研究員たちの多くは同やらゲイだ。」とか、そういったお決まりの冗談が後に続き、それで煙に巻かれたようだった。</p>
<p>この場所での研究の目的は、このおおきな空間のほうで働いている人間たちにはまったくの秘密であって、研究、というものの性質上それは当然といえたが、やはり秘密というものは、こうした噂を必ず生み出させるようで、単純作業のなかにおいてはそういった刺激が必要でもあった。</p>
<p>しかし真空男は不思議とこの噂がやけに頭にのこっていた。そして特に理由があったわけでもなさそうだった。そのことがあったはずの夜、彼が仕事場からかえる途中にやけに多くの数の真空をみていたような気がして、そして真空が、やけにざわめいてみえた気がしていたからだった。そんな風に真空が見えたことは一度もなかったように思えて、ほんのすこしだけどうにも落ち着かない奇妙な感じが残った。</p>
<p>日が暮れるころに作業は終わり、彼らは各々終わりの作業報告を提出して帰宅する。真空男はいつもそうするように家に向かって少し長い距離を歩いていた。携帯式の装置からは詩が聞こえてきていた。西の方の空に目をやったが太陽はもう沈んでいた。東の空は相変わらずやけに明るく見えた。色々なことにやけに気についた。地球の回転速度＋αで彼は歩いていた。</p>
<p>3章</p>
<p>美しい真空の形とのセックス</p>
<p>バキュームタイムカプセルとよばれているピルを彼女はのみ、飲ませて彼らはセックスをした。真空男はこのうつくしい真空をつるし上げてもやっぱり薄汚くよごしながら死んでいくのだろうかと思った。あめのふっている日ならよいな。ともおもった。見た目にも、気分的にも、雨の降っているよるならば許せるような予感がした。予感は交わっていて、どちらのものだかわからなくなっているように思える性器から這い上がってきたきがして、予感が性器からね・・・と思い彼は思わず少しおかしがった。そしてその感覚がどうやら彼女にも伝わった様子で少し笑ったので彼はいっそうおかしな気持ちになった。真空男はそれからまた目をつぶりセックスをつづけながら彼女は運動神経もすばらしくよかったからやはりつるされる時もすばらしくうまく死んでいくのだろうか。と考えた。彼の頭には笑うコンピュータの顔がボンヤリと浮かんでいた。それはこういった。「気味は今誰とセックスをしているの？君の前のその女と？じゃあその女は誰？それともピルと？それとも雨としてるの？それとも、セックスとセックスをしているの？それとも予感と？・・・・・・・・・・・・・・・・。答えるの？答えないの？どちらでもないの？</p>
<p>なぜ僕は罪悪感を感じるのだろう。</p>
<p>仕事が大変？と彼女は聞いた。彼はその日仕事の後に彼女を呼び出した。そういうことはこの恋人たちの間であまりあることではなかったので彼女はそう聞いたのだった。別にそういうことはないよ大丈夫?、という風に彼は答えた。そう？という風に彼女は答えた。ごめんね。愛しているよ。と彼は一度いった。彼女はうれしそうにくすりと少し笑った。愛しているよ。と彼女は真似た。それほど似ていなかったので彼はやけにうれしくなった。そしてもう一度愛している。といった。</p>
<p>第三次世界大戦の後、世界的なな平和協定が締結される歴史的な会合の際に、人口の抑制の政策とそのための科学技術的な開発方針が企図され、そして実行、施行されることになった。大戦による人口の徹底的な減少は結果的にエネルギーの問題を一時的に解消していたが、しかしそれは根本的な問題の解決にはならぬことを人類はようやくこの大戦を通じておもい知ることになった。三次世界大戦を生き残ってしまった人々はすべからくその魂を核によって焼き尽くされていた。そこにはやはり真空があった。しかしそれでも人類は核エネルギーを完全に放棄することはできなかった。なぜならば次のエネルギー源に関する技術的な革新的発見をすることが人類にはできなかったからだ。人類はそれ以後、科学技術的な意味でのピークをむかえる。ある空間においての個体の数、つまり密度が一定以上になると生物は絶滅やあるいは減少の道を歩むことになるが、人類はそれまで、その脅威的な記憶と学習の能力によって先延ばしにしてきた。その結果の人口の増加と、そして核爆弾の登場による劇的な減少は皮肉にも自然の描く曲線と似てしまったが、しかしそれと少し時を後にして、人類の記憶と学習の能力限界に科学の技術がおいついてしまったことに人類は気付いた。人類はそして真空をえらんだのだった。核エネルギーは、兵器としての使用を100%禁止されて、そして人類はその焼けきった魂ゆえにそれを徹底しておこなうことが始めて可能になった。人類は核兵器を真空を燃料にする宇宙船にのせ宇宙空間に投機し、それがその爆発の放射線が問題ならない程度の距離までそれが地球から離れたところで爆発するようにした。そしてその爆発が観測されるまでに人類は数世代を要した。</p>
<p>「今週末は、どこかにゆこうか？」<br />
「用事はないからだいじょぶだと思う。」<br />
「休みを、とるよ。」<br />
「大丈夫？でももう結構働いてたってるけど、お休みはとってないものね。」<br />
「問題ないと思うよ。どこに行くか考えておいて。」<br />
「湖に行きたいな。」<br />
「湖。寒くないかな？」<br />
「うん。どっか水辺。なんとなく、静かでよさそうだから。」<br />
「そうだね。悪くないよ。そうしよう。」<br />
「今日仕事そのままいくの？」</p>
<p>「うん。」<br />
「そっか、ほんとに疲れてない？」<br />
「本当に大丈夫だよ。」<br />
「うん。」</p>
<p>しかし真空男はその日、仕事にいかなかった。いくつもりだった。服を着替えようと思いたって一度自宅に帰ることにした。朝の早い時間に恋人と別れて自宅はあるいて帰った。ぼんやりと歩いてかえると、東の方の空から太陽が上ってきた。おはよう。と真空男は声をかけてみた。しかし太陽は返事をしなかった。こちらに気がつかないかのように、ぼーっとしているようだった。意図的に反応しなかったというのではなく、こちらの声にまったく気がついていないようだった。ただすーっと東の空のまだ低い位置ゆっくり上がって行った。彼はその下のあたりで行われている戦争のことをすこし考えはじめたが、なんとなく気持ちが落ち着かなくて、なにも考えてないようなものだった。家についてもそうした落ち着かない気分を真空男は上手く扱うことができなかった。そしてなんとなくぼんやりとしているうちに、仕事を休んでしまった。仕事先に電話をいれると、研究員Ａ</p>
<p>が電話に答えた。彼が電話にでるとは思っていなかったので少し同様しながらも、体調が悪い。申し訳ないが休ませて欲しい、ということを真空男が言うと、かまわない。お大事に。と答えた。ところで、と研究員Ａは言った。</p>
<p>ところで、神様はなぜスイッチを押したのでしょう？そしてそれから、どのくらいたちますか？</p>
<p>「ところで君、君は、仕事場に友達がいるね。背の高い。少しおしゃべりな。」<br />
「・・・はい。います。」<br />
「うん。彼について、君の考えてることを少し聞きたいのだけれど。」<br />
「僕の考えてることですか？」と真空男は驚きを声にださないようにいったが、睡眠不足の脳髄の空洞の中、軽い驚きとともに、研究員の言葉は消化不利のまま反復した。彼について君の考えていることを少し聞きたいのだけれど。」僕の考えていること？それは少し変じゃあないかな。彼はどういう人間だ？じゃあないものな。友人として、彼の素行について。知っていることをいえ。ということ、じゃあないよな。「彼について君の考えていることを聞きたいのだけれど」僕の考えていること？<br />
「そう。君の考えていることを。」「、、、、あの、彼はおしゃべりですが、悪意のない人間です。実際になかなか悪くないやつですよ仲間うちでも、そうみな思っています。それほど利巧なほうでもないし。彼は最終的には節度を守る人間ですよ。彼が何かをしたとは僕には思えないな。彼が何か問題になることをしでかしたんですか？」<br />
「いいえ、質問は許されません。申し訳ないことですが質問は許されないのです。なるほどわかりました。ありがとう。お大事に。」<br />
といって突然に研究員は電話を切った。特別いらだったような様子でもなかったので真空男はなおいっそう戸惑い、しばらくの間眠りにつくことができなかった。質問は、許されません？それにしてもその口調はあまり人をいらだたせることのないようなものだった。自分も残念に思っているのだけれど・・。というような。酒を飲むと、奇妙なことに気づきすぎる。多分世界は本来奇妙なものに満ちているんだろう。地球はぎざぎざの三角形なのかもしれない。ただしらふの僕らには丸く見えるのかもしれない。ああ。仕事を休んでしまったや。眠れないし。<br />
しかし装置の電源をつけてしばらくすると、いつもどおりの確実な睡眠が訪れた。</p>
<p>「最後の星を観察して一日を終える方法」</p>
<p>買ったばかりの靴のサイズが合わず見晴らしに集中できないので、恋人にその旨を伝えると、恋人はだまってしゃがみこみ、僕のつま先をとんとんとつついた。<br />
そして彼女は再び見晴らしに目を向けたまま立ち上がったのだが、靴は僕の足に完全にフィットしていた。</p>
<p>「そういえば、水を上げるのを忘れていたでしょう？草に。草だからといって、手を抜いてはだめじゃない。わかってるでしょう。」<br />
「ごめん。」<br />
「いいよ。」<br />
「ありがとう。」<br />
「そういう類いの手抜きすると、最後の星がきっとみえないですよ。ほら。余所見をしていたでしょう。私には、余所見とか、気まぐれとか、全部わかるんだから。知ってるでしょう。」<br />
彼女はこちらをみず、こういうときいつもだが、独特の静かな抑揚のない声でしゃべった。奇跡的な中性の声で。<br />
「そう、どうしてわかるんだろうね？」<br />
「目が二つもあるからでしょう。」<br />
僕が彼女の目を覗き込もうと思ったが、そうしたら彼女は、こちらをみていないだろうし、その再び僕のする余所見について、小さな言い換えをして、僕に伝えるだろう。僕はそれをしなかった。</p>
<p>僕らはこのタイミングで少しだまりこみ、今日最後の星をちゃんと見ることができた。</p>
<p>「太陽のない日のひまわりについての研究員Aの眠る前の心象」</p>
<p>僕はこの静かな世界を愛している。心の中には必要な悪の持ちあわせがあり、多分死ぬまでにはそこを尽きない。僕は比較的善良な人間だが、計算不可能な世界で仕方ないこととはいえ偽善がやっちまった失態をしないに十分の備え付けの悪がある。</p>
<p>研究の目的についてはいくらか興奮して話してしまう。少し比喩的に言うなら、「」ということになるが、僕の研究は光合成をする動物についての研究への没頭に端を発した、機会への光合成のエネルギーの利用だ。あるいはエネルギーの体系というのは、生物のそのものの形を、引いては論理や印象を帰るので、トータルマシンとしての生物（そして人間）の論理機構の自動化に機械が導入されるかが早いか、あるいは機械体系にオーガニックシステムの生産物の代表たる光合成およびATPの作成の系が備え付けられるが早いか、科学は今そうした端的にいって、直線的で、進歩史観的な進行をしようとしている。</p>
<p>アプリオリとしていた物事が突然に変更をきたした後の人類の思想的混乱といったらない。たとえば水位の変更、たとえば科学能力の身体能力に対する量が閾値を越えた後のこの世界。憎しみは遠い昔身を守るための方法で、その後端的に忌み嫌われる感情で、その後、ありえない感情になった。</p>
<p>植物はいい。僕は僕の恋人のどこか植物的なやさしさが好きだ。少し偏執的な見方であるにせよ。右をみて左をみてとしなくてもなにかが見えているあの人の目が好きだ。ときおりのしょげたしぐさも、太陽のない日のひまわりのようで、よい。大事にしたいものだね。</p>
<p>上にのっているものがずっと、こわれないようにそっと、なんの偶然かちょうど、一日に一度だけちょっと、ちょっとずつ回るこの星の回り方は、本当に美しいな、と彼は思った。</p>
<p>真空男とその恋人は死んだ魚のようなとぼけた表情の湖の表面をぼんやりと眺めながら静かに湖畔を歩いていた。標高の高い位置にある湖はどれも不自然な気持ちにさせる。海はどこ？とさまよっている湖の水たちに真空男はやはりぼんやりとした表情を返すしかなかった。</p>
<p>「瓶だ。」<br />
と恋人はいった。<br />
「なに？」<br />
「誰かが流したんじゃない投瓶通信のように。」恋人は水辺に少し入り拾い上げた。中には紙がはいっていて、恋人はこれを読んでいた。<br />
真空男は興味を惹かれず、ただぼんやりと湖の、水のゆれる幅が、小さいものが大きいものの中に沢山みえ、それがまたもっと大きいものに含まれている様に目を奪われていた。が彼は感動をしていたのではないのだろう。ボンヤリと見ていただけだった。</p>
<p>「前に話したあの、バカな友達が最近仕事にこないんだ。どうしてだろう？寂しいな。ずいぶん仲良くしていたつもりなのに、なにも言わないでこなくなるなんて。やめさせられたのかな。一言くらい言ってくれても良かったのに。」<br />
恋人はひとしきり空を見上げて、漠然と、あーあ。といったようなため息をしてから<br />
「でもあの人ならとりあえずは彼自身はうまくやっていけると思うよ。私もああいう風になれたらと思ったもの。」といった。<br />
空の色は厚い雲で白く、これが湖にも移り、視界は白に汚れていた。白い青、白い赤、白い水色、白い緑、白い水色い水辺ではきだされたため息の色。</p>
<p>「でもアナタにしては珍しく、なにかをすぐにあきらめないのだから、よほど好きな友達だった？いいことだと思うよ。そういうほうが良い。」</p>
<p>「わからないけれど、いや、そういうことでもないかな。ちょっといろいろきになって。」<br />
「なにが？」<br />
「彼の居なくなり方が。」<br />
「それは仕方がないよ。」といい恋人は真空男の腕を取った。<br />
「えっと。まぁそうだね。」</p>
<p>恋人は瓶から取り出した枚の紙を真空男のポケットにいれて、黙ったまままた彼と一緒に湖畔を歩いた。しばらく歩いたあとで恋人はいった。<br />
「くつをぬいで湖に入ってみる？」<br />
真空男は少し考えたあと、「いや、いいよ。冷たいもの。」<br />
といった<br />
「そうだね。」と恋人は寂しそうにいった。少し間をとったあと、<br />
「私はアナタのこともうらやましく思ったりする。夜寝る前とかにいろいろ考えてしまってどうしようもないときに。だから、あなたに対して言うには変な言葉だけど、頼りにしていたりもするよ。」<br />
「ありがとう」<br />
「でも本当は、自分で、もっと戦わなくては。と思っています。」<br />
「えっと、わかりました。多分。」<br />
「わかってないよ。」<br />
「ごめん。」<br />
「でも仕方ないよ。」といって再び恋人は腕をとって、いこう、と小さくいい、この二人は湖から離れていった。</p>
<p>ポケットにはいっていた一枚の紙にはこう書いてあった。</p>
<p>キノウ　ミズウミ　ニ　イッタ<br />
クツ　ヲ　ヌイデ　マダ　ツメタカッタケド<br />
ミズウミニ　スコシ　ハイッタ<br />
ヨコニハ　カレガイタ<br />
カレハ　ツメタイネ<br />
ッテ　イッタ　ワ<br />
ダカラ　ワタシハ<br />
ソウダネ<br />
ッテ　イッタノ</p>
<p>＊＊＊＊＊＊＊＊以下、予告とバラバラのだんぺん。</p>
<p>孤独であるということが、どういうことだったかちょっとだけ思いだしてみて欲しいのです。たとえばあるところには戦争があって、そこには狂気のようなものがある。そしてそれはなるほど不幸なことに絵になる。またあるところには人種の差別がある。貧困がある。親をなくした苦しみがある。そして死がある。そういう派手な苦しみがあって、こうして孤独はわすれさられる。説明の言葉がたらないうちに、さようなら。</p>
<p>電話がなった。<br />
「もしもし」<br />
「もしもし」<br />
「今　　　　　　だいじょぶ？」<br />
「今　　　　　　　　だいじょぶだよ」<br />
「そう　　　じゃあ」<br />
「じゃあ　　 ？　　」<br />
「　　　」<br />
「　　　　なに？」<br />
「横に線を引いて。」<br />
「横に線をひくよ？」<br />
「ひいた？　　　つぎは、そのひいた線のひだりから少しのところから　　　斜</p>
<p>めひだりしたに線をひく。　　　分かるでしょう？」<br />
「うん、ひだりからすこしのところから　　　　斜めひだりしたに線を。　　　　わかるよ。　　　　これは　　　　　文字？」<br />
「いいえ、質問は許されません。申し訳ないことですが質問は許されないのです<br />
そこから少しひだり。ひだりななめしたへ。またもどって下へ、右にそのまま、はねる、そのうえからひだりななめした。　　　　　　　　　　　そう。<br />
なにかみえた？」<br />
「なにも　　　　　みえないよ。」<br />
「なにも　　　　　　　　　みえなかった？　　　　　　　　いたかった？　　　　　　」<br />
「いたく　ないよ」<br />
「いたくなかったの？　　　　　　　　　　」<br />
「いたくなかった　　　　　よ」<br />
「そう。</p>
<p>それが死よ。」</p>
<p>意識の部屋。<br />
真空男が通されたへやには男が一人座っていた。部屋は薄暗く男の顔は良く見えなかったが、それは自分と同じかもうすこし敏をとった男であるようだった。部屋の中はただでさえ暗いのに誇りがまってるせいか見通しが悪かったが、しかし煩雑にいろいろなものが部屋の墨においてあったが、部屋の真中にはぽっかりとしたスペースがあって、そこに男は静かにすわっていた。おとこはなにもいわなかったが、真空男がここにきた目的はただこの部屋にはいることであったがしかしこの部屋に入れという命令があった以上そこに座っていたおとこは彼をまっていて、この男と話をするように仕向けられたのだと真空男は考えた。しかしそれにもかかわらず男はいった。<br />
「どうしてここにきたの？」<br />
真空男は考えた、僕ならば「君は誰？」と聞くだろう。男はそのあとに行った「僕は誰？」真空男は混乱した。</p>
<p>「真空と７日間の世界の構造への研究員の謎解き」<br />
研究員はこういった「あなたは先ほどもう四日もたつ、とおっしゃいましたね？あなたはそのソフトウェアの実行の権限を保持する唯一の人間として認められたことになります。いいえ、質問は許されません。申し訳ないことですが質問は許されないのです。」</p>
<p>彼は死ぬことについて深く傷ついていた。</p>
<p>「神は与えたもう」<br />
その部屋には世界で一番美しいといわれる絵が飾ってあって神様の次に美しい人間が番をしているらしいのだけれどざんねんなことに明かりがない。</p>
<p>「詩人のつぶやき」<br />
「あの戦争がおきていたときも花はさいていた君の靴が脱げたあの時も花は咲いていたニュートンが万有引力を知ったときも花は咲いていた・・・。もしかしたら終わる世界のその後も花は咲いているとおもえない？おもえない君の中には花は咲かないってことだよ、ああ、これは詩ではないよ。兆度この物語が詩ではないようにね、これは永遠に、つまりコンピュータで管理された温水プールに咲く造花の花さ」</p>
<p>湖の表面をみて、それが美しいという人はいるかもしれないけれども、その底にはいつだってその美しい表面を形成しているのと同じである水というものによって惨たらしく腐食した死体がころがっていて、永遠の対話をつづけている。</p>
<p>世界記述！世界記述！と４人の男が輪になって・・・・</p>
<p>「ゲンリテキニフジユウ！ゲンリテキニ　フジユウ！」とオウムは繰り?していた。</p>
<p>「あなたのためのループーあるいはループ入門」<br />
・・未来にむけて方向をとっていることについて考えたことがあるかい？君が未来を志向している理由を。そして予想されるみらいは君によって君のその予想世界にまきおこるのではなくて、君を取り囲むしらじらしい世界がそれとなく君が右を向いている間に左斜め前に用意しておいたものによって作られているのさ。君が孤独でないならばむしろ君は君を疑ったほうがよいと僕は思うよ。君の体の向きにかならず未来があるのには訳があるんだからね。・・・・さあ水辺へ。</p>
<p>「リズムにあわせるとすべてがふしだらになるというその法則が見つかった時に全ての音楽は始まったのでした」（伴奏とともに）</p>
<p>上昇しているのではないかと錯覚するほどの速度で落ちて行くきちがい。かぎ穴のないかぎを手に入れたあとの一瞬だけの戸惑い。戸惑いを人は好むものだからその一瞬を人は求めて、鍵穴を壊しにかかる。こうして21世紀は始まった。</p>
<p>独り占めしてる！あの人は！あの人はひとりで！！</p>
<p>イズムコピーマシーン「イズムを入力してください。」<br />
画面にプロンプトされている。真空オトコは律儀に物語に従順していこうか少し迷いながらもおかしさがこみ上げてきたのでこう入力した。<br />
「イズム、を、入力してください。」<br />
「バカ」<br />
イズムコピーマシーンはまるで面白みがないようなフォントでいった。<br />
「それはイズムではありません。」<br />
「イズム、を、入力してください。」<br />
「イズム」<br />
「それは、イズム、ではありません。」<br />
「イズム、を、入力してください。」<br />
彼は思い出した。<br />
「僕とは思考である。」<br />
「僕とは思考である。」<br />
「イズム、を、１、コピーしました。」<br />
「イズム、を、入力してください。」<br />
「いくつ？」<br />
「それは、イズム、ではありません。」<br />
「イズム、を、入力してください。」<br />
「僕とは思考である。」<br />
「それは、新しい、イズム、ではありません。」<br />
「イズム、を、入力してください。」<br />
「イズム、を、入力しない。」<br />
「イズム、を、１、コピーしました。」<br />
「イズム、を、入力してください。」</p>
<p>かれはしばらくしてから教えられた言葉を入力した。<br />
「*****」<br />
「正解です。」</p>
<p>いきどまり。誰もいない世界にひかれたカーテン。</p>
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