ほんと今更なんですが、Google Mapsを利用して任意の緯度と経度を測定する「Geocder」をAPI v.3で再構築しました。
極々稀にしか利用されていないのと、自分で使用していて特に不便も感じなかったので放置していたのですが、「API v.2をいつまでも使ってんじゃあないッ!」とGoogle様から叱責されたので、この世界の極々一部の方にはお役に立っていることを信じつつ(笑)、渋々バージョンアップしました。
ここまで放置していた理由は、同じ挙動をスマートに実現できなかったからなのですが、作業するまですっかり忘れていました。
ということでかなり雑な仕上がりですが、自分で使用していることもあるので、まずは今まで通り動かすことを優先しています。
レイアウトですが、「Bootstrap 3ってどんな感じかなー」という軽い好奇心でBootstrap 3を利用していますが、これも超中途半端な感じなので、落ち着いたら再々構築するつもりです。
Google Mapsをサイトで利用している方には、そこそこ便利だと思いますし、ただただある地点の緯度経度を測定するのも楽しめるかもしれません。ご興味ある方は一度測定してみてください。
]]>ということを書いている間に、なんと「NP_CustomURL」はモデレータの方が対策してくれたみたいです。
バージョン3.65に適合するItem Templateはあるか教えてください (ページ 2) / プラグイン / Nucleus(JP)フォーラム
これはほんとにありがたいですね。時間を作って当サイトでも検証させていただきたいと思います。
で、もう一つの必須プラグイン「NP_znItemFIeldEX」ですが、作者さんのサイトが閉鎖されてしまったようでとても残念です。幸いこちらのサイトで修正方法が書かれています。
【Nucleus】3.65でznitemfieldexが動かない問題 知識Z(ゼータ)
コアファイルの修正は現在配布されているバージョンでは修正されているのかな?
NP_znItemFieldEXの修正該当箇所は他にもありますので、同じように修正すれば3.65でも問題なく動かすことができました。
いつ頃リリースされるのか不明ですが、Nucleus 4になると、プラグインの互換性がかなり厳しくなるそうです。僕もあまり利用されていないとはいえ、いくつかプラグインを作成しているので覚悟しておかねばなりませんね…
]]>エミール・クストリッツァ監督の作品、「黒猫・白猫」はとても不思議な映画でした。不覚にも開始早々うつらうつらしてしまったので事の始まりがわからなかったのですが、とにかくおもしろい。今だって内容はほとんど思い出せないのですが、至福の時間を過ごした、という感覚ははっきりと思い出せます。
この「アンダーグラウンド」は3時間近い作品ですが、冒頭からハイテンションで、眠気なんて感じる事なくずっと物語を楽しむ事ができました。
物語はナチスの侵攻を受けるユーゴスラビアで始まり、その後の冷戦、そしてユーゴスラビア紛争の三章で構成されています。
一章は監督独特の笑いが随所にちりばめられ、登場人物たちが置かれている状況の悲惨さとのギャップがすごかったです。二章はタイトルが「冷戦」ということもあり、悲惨な戦闘行為こそありませんが状況はまだまだ過酷、そしてシュールになっています。終盤にはいると状況は激変。でも、悲惨さはその度合いを増し、笑えそうなシーンであっても笑えなくなっています。
このように、とにかく終始悲惨な物語です。でも、物語の構成と音楽のおかげで、見ている間はそんなにその悲惨さを感じずに済みます。とにかく楽しくて、ずっとワクワク感を持ったまま物語に没頭していました。そしてなにより力強く感じ続けたのは「今自分は凄い物語を見ているんだ」という感覚でした。
こうして改めて自分の感じたことを文章に起こしていると、現実的な事や非現実的な事、歴史的な事実と作り話などを混ぜこぜにして物語を作り上げ、笑いと感動とカタルシスを感じさせ、そして世界に向けてとてもシンプルで大切なメッセージを伝えるなんて、改めて畏怖の念を覚えます。
「アンダーグラウンド (映画) - Wikipedia」によると、作品が作られた背景から、公開後にさまざまな解釈を生み、批判も少なくなかったそうです。その批判の多くは監督にとってかなりきつく、また意図したこととは的外れだったようで、引退宣言を出す原因になっています。
史実を元にした物語を描く場合、当事者やその近くに居る人々から批判が出るのは避けられないと思いますが、僕はユーゴスラビア人ではないし、その歴史にも明るくないので純粋に、客観的に物語を観ていました。そして楽しむ事ができました。僕のような立場からすると、この物語はユーゴスラビアで起きた問題へのメッセージではなく、世界中の大きかったり小さかったりする争いの数々に対する、一つの解決方法を提示している様に思えました。
「許そう。だが忘れないぞ」
これはある登場人物の台詞です。そして、いろんな国や人がそう発言し、実行してきたことです。世界には解決が非常に困難な問題が山積されていますが、これらの問題の解決方法の根本は、この「許そう。だが忘れないぞ」という姿勢からしか見つけられないし、実現できないのではないかと思います。
言葉にするのは簡単ですが、実行するのは相当猛烈に困難なことです。でも、そもそもの問題が相当猛烈ややこしいのですから、その解決方法も相当猛烈困難で当然だとも思います。だからこそ、この考えを実行して解決できたときに、この物語と同じような素晴らしい宴とカタルシスを得ることができるのではないかと思います。
ってな感じで、珍しく僕を大真面目にさせてくれた、とても楽しい、美しい、素晴らしい物語です。
2年前、初めて自分のキューを買った時は相当悩みました。当時はビリヤードの知識はもちろん、キューに関する知識もほとんど0だったので、判断基準は見た目のみ。ところが僕が「かっこいい!」と思うキューはお値段も高く予算オーバー。で、悩みに悩んだあげく「割引率が一番良い」というしょーもない理由で購入したキューは1年もしないうちに買い替えてしまいました。
買い替えたキューはフォアアームが無垢のバーズアイメープル、グリップ部分はステインブラックに塗装されたカーリーメープルというシンプルで飽きがこないデザインで、とてもとっても気に入っています。シャフトはノーマルですが、慣れてしまえばハイテクでもノーマルでも球は入るし、ポジションも取れます。…入るはずです、取れるはずです。僕は全く慣れていないのでまだまだどっちもぼろぼろですが。
ということで、初めてのキュー選びのポイントは「シャフト」と「デザイン」になると思います。2年前よりは知識も増えたので、当時の自分から助言を求められたら、こう回答するなってことをまとめてみました。
シャフトのデザイン、というか見た目はどれもこれも同じです。もちろん木なので木目の違いはもちろんありますし、細めとか太めとか、テーパーの具合などシルエットも微妙に違います。でも、最初はそんなことは気がつかないし、気にしないと思います。
値段の差になるのは大きく分けるとハイテクかノーマルかという構造の違いですね。この違いは大きいのですが、ハイテクシャフトだからといって勝手に球を入れてくれる訳ではありません。なので、究極的にはどっちでもいいと個人的には思います。ただ、ハイテクの方が商品にばらつきが無いようですので*1、交換する時に多少安心ですね。イレに関しても、捻り始めるとその恩恵がさらに大きくなるでしょう。
ということで、「これから球撞きを覚えるぞ」って人はハイテクシャフトの方がいいと思います。
デザインが性能に影響する事は無いと思いますが、モチベーションには大きな影響を与えます。そして、値段にも大きく影響があります。大雑把な要素は使用されている木、インレイなどの装飾、そしてハギで組まれているか、の3点でしょうか。
楽器の知識がある方はご存知だと思いますが、インレイは溝を彫ってそこに別の木や樹脂、貝殻などを埋め込んでいる装飾です。ところがインレイでハギみたいな加工がされているキューもあり、パッと見ではその違いはわかりません。ハギは木と木を組み合わせる*2高度な技術の賜物で、簡単にはできません。そのためハギで組まれたキューはお値段が高いです。
ハギとインレイの簡単な見分け方は、先っぽの鋭利さです。インレイは極小のドリルで“溝を彫る”加工方法なので、どうしてもちょっとだけ先が丸くなってしまうのです。が、最近は技術の向上でかなり鋭利なインレイもあります。
で、確実な見分け方は、キューを傾けてキュー尻からタップ方向を見る事です。インレイはある程度仕上げてから溝を彫るので、彫った部分は直線です。ハギは組み合わせてから丸く削るので、かすかに湾曲しています。
もちろんお店で買う時はこんな事はせず、店員さんに尋ねた方が確実ですし角も立たないので、遠慮せず質問しましょう。
あと、こんな事を気にする人がどれぐらいいるのか不明ですが、音。これはノーマルでストレートのものがいいと思います。自分が使っているからかもしれませんが、楽器の場合は断然ベニアよりも単版ですからね。できるだけ素材が少ない方が音の抜けが良いような気がします。それで言えば、貝のインレイが入っていると音が締まるというか、硬めになるかもしれませんね。まあほんと球の動きには全然全く関係ないですけど(笑)。でも、音がいいと気持ちいいし、巧くなった気分にはなれますね。実際巧い人が球を撞く音は、なんか違うと思います。
ということでまとめると「予算の許す範囲で見た目が気に入ったものを買う」ってことですね。誰も気がつかない職人技が好きな方や、説明することに喜びを感じる方は、ハギにこだわるべきだと思います。
「そんな事興味ない」「パッと見がかっこ良ければそれで良い」という方は、インレイの方が安いしバリエーションも豊富なので、こういうタイプの人の方が幸せになれる可能性は高いと思います。
最初のキュー購入資金としては多いのは、1万円〜5万円ぐらいでしょうか。もう絶対確実にビリヤードを続けるという人は、10万円以上出してもいいと思います。15万円以上になると性能的にはどれも素晴らしいものだと思います(もちろん当たり外れは有るでしょうが)。気に入ったデザインのものを買いましょう。
さて、現実的な予算である1万円〜5万円の範囲になると、Mezz、Adam、Predetorから発売されているものの中から自分の気に入ったデザインのものを選べば問題ないと思います。ちなみに僕が最初に購入したものは、WD700シャフトが装備された「PUJ-3T」というモデルでした。現在は廃盤になっていますので(だから安かった)、似たような価格帯のものをピックアップしてみました。
WD700(今後はWX700になるのかな?)が標準装備されているモデルがお手頃ですかね。装飾されているものが良ければ「EC7」、シンプルなものがお好みならスニーキーピートモデルの「MSP」がいいかもしれません。
ちょっと奮発すれば314-2シャフトが装備されている「MPC3」にも手が届きますね。デザインバリエーションも豊富ですし、気合いを入れる価値はあると思います。
僕の周囲ではMUSASHI、EXCEED、その他のカスタムキュー以外になると、MEZZユーザーが多い印象なので、ADAMのプロダクトキューの詳細はよくわかりません。なんとなくシャフトが太いイメージが有ります。
ただ、ADAMはきれいなハギのモデルが比較的安価で発売されているので、職人好きな人はADAMがいいかもしれませんね(MEZZはEXCEED以外はほとんどインレイだと思います)。
ちなみに初めて買うキューとしてはかなり高額ですが、MUSASHIは高性能な上に美しいものが多いです。なんか発作的に欲しくなる時が有ります。さらにちなみに、猫のインレイが入っているものもあります。これはずーっと欲しいです。
314シャフトを世に生み出したメーカーです。ブレイクキューも大人気ですね。スニーキーピートモデルや、P3など何種類か撞かせてもらったことがありますが、ほんとにトビが少ないです。スニーキーピートモデルは値段も手頃ですので、最初の1本にいいかもしれません。
極端な話、5万円も出せば上記以外のメーカーでも性能は十分なものが手に入るはずです。複数のキューをとっかえひっかえ使う人も居ますし、1本のキューを大事に使う人も居ます。人それぞれですが、とにかく見た目が気に入らないものは使う気が失せますので、そこは絶対に妥協しない方がいいのは間違いないです。
]]>僕をほんとの映画好きにしてくれた、タランティーノの新作「ジャンゴ 繋がれざる者」を観てきました。タランティーノなんで血なまぐさいシーンは覚悟していましたが、朝一からは流石にちょっときつかった(笑)。でも、めちゃくちゃかっこいいし、おもしろい物語でした。
ただ、「パルプ・フィクション」や「レザボア・ドッグス」のように、手放しで素晴らしい映画だ、とはちょっと言いづらい。
汚い言葉、残酷なシーンが気になったのではありません。あそこまで残酷だと、逆にちょっと笑ってしまいます。物語の構成もおもしろいし、演出、演技もいちいち「かっこえぇなぁ」となります。映画としてほんとに素晴らしい。タランティーノが好きそうな作品、というか監督が一番気に入ってるんじゃないかと思います。
僕が気になったのは、アメリカの薄暗い歴史である、黒人奴隷の問題がモチーフにされていることです。
僕はずっと、このアメリカのヒドい過去である奴隷問題を扱った映画を製作したいと思っていたが、歴史に忠実な映画にはしたくなくて、ジャンル映画として描きたいと思っていた。 -- クエンティン・タランティーノ
これを読んで、いくらかすっきり、とは言いませんが、「なるほどなぁ」と思いました。
アメリカに確かに存在した奴隷制度。現在に至るまで、というか、人が生き続けていく限りずーっと引きずっていくであろうこの問題。この物語は奴隷制度の中に作り上げられ、絶対に起こりえなかったことを主軸に、実際にあったことや、あったかもしれないことを混ぜこぜにして、物語に深みを増しています。
このように、史実通りに作らずジャンル映画として物語を構築し、おもしろい作品を作ったのはほんとにすごいし、何度も楽しみたい作品なんですが、スパイク・リーの気持ちもわかるんです(と言うのは傲慢かもしれませんが)。なーんかひっかかる。
以前アート・スピーゲルマンの「マウス」の感想にも書きましたが、実際にあった出来事を元に物語をつくるとき、それはその出来事が必要なのかどうか気になってしまうのです。完全なるフィクションでは駄目なのか、ってことです。
もちろんタランティーノはこうした議論が巻き起こる事は覚悟の上でしょうし、その根性もひっくるめてすごいな、と思うんですが。
なんか否定的な事ばかり書いていますが、ほんとにおもしろいし、大好きな物語です。出演者全員姿も演技もかっこいい。一人一人の“良さ”を書き出したらきりがないので書きませんが、ほんとたまらなくかっこいい。かっこいいだけではなく、アホな言い合いもおもしろい。「その画いるか?」って感じの無駄にかっこいい血しぶきも健在。後半の奴隷同士の格闘シーンや拷問シーンは相当むごくて、近くの席に座っていた女性が身体を突っ張らかしてました。気持ちは分かります。
また、「フロム・ダスク・ティル・ドーン」程ではないですが、前半と後半で物語のトーンが変わるのもいいです。前半は痛快、後半は結構な緊張感が続いてキリキリします。
ということで、タランティーノファンなら絶対確実に楽しめます。
ただ、そのモチーフの重さ、暗さがどうしてもなにかもやもやしたものを残してしまうんだと思います。この件に関しては「部外者」と言える日本人なら、単純に「おもしろかった」と言ってしまえるかもしれません。でも、アメリカ人は、黒人は、白人は、どんな気持ちになるんでしょうね。
そして、日本だって過去のいろんな問題をたくさん抱えています。そうしたことを連想すると、やはり単純に「おもしろかった」では済まされないと思います。実際連想してしまいますし。
そんなこんなをひっくるめて、やはり素晴らしい物語だと、僕は思います。
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僕は特別な思い入れのある町や地域はありません。いろいろな思い出がある場所はもちろんいくつかありますが、その思い出は“誰”かとの思い出で、その“場所”というものは最終的には思い出の芯の部分に関係が無い、と感じているので、場所への想いは皆無に近いと思います。
でも…と思う訳です。この展覧会に足を運び、いろんなオモイの詰まった作品を見ていると。
知ってる人と、知らない人。知ってる町と、知らない町。いろんな作品を拝見しましたが、僕の心に残ったマチオモイ帖は、まったく知らない町について書かれたものばかりでした。
簡単に言葉にしづらいであろう家族の出来事を綴られた「八田西町帖」。町への想いと家族への想いが絶妙な軽さで綴られています。明るく楽しい出来事では無いのですが、その文体のおかげでさらっと読めてしまいます。
町で一緒に過ごした友人や知人、そして家族との繋がりが羨ましくなります。そして最後に、「羨ましいな」「いいな」と感じた人へのメッセージが丁寧に語られています。
最近花粉症がひどいせいで、目から何かが滲んで困りました。
お子さんへの“フルサト作り”の一環として作られた「ホリエ帖」。この作品はこどもが繰り返し読んでもボロボロにならないように、全ページ布で作られています。すごい。
浅はかな僕は、装丁とタイトルにだけ注目し、「かわいい」「お洒落」的な作品だと決めつけ若干斜に構えてページを開いたのですが…母なる優しさというか、暑苦しくない程度に包容された優しさが素晴らしいです。この作品を贈られたお子さんが、この作品の優しさを再認識する時のことを思うと、たまらない気持ちになります。
13歳のころに全てを置き去りにした町を想う気持ちが綴られた「南春日丘帖」。本を屋根に見立てた展示方法が素晴らしいのですが、読む前と後でその印象が一変します。
町と家族を想う気持ちが短い文章に込められているのですが、人が成長していく過程で避けて通れない、普遍的な哀しさが書かれているような気がしました。「物語」と言ってしまうと失礼かもしれませんが、僕にとってこの作品は上質の物語を読んだのと同じような心の動きがありました。
こみ上げるものを租借しつつ作品を屋根に戻すと、最初に見た「へぇー」っという感心とかではなく、この家への想いみたいなものを想像してしまい、しばらくぼけーっと眺め続けるしかありませんでした。そして、おそらく絶対に花粉症のせいなんですが、不覚にも目からなにかがこぼれ落ちそうになりました。
村上春樹が「ニュークリア・エイジ」を初めて読んだ時に「とにかく誰かとこの作品について語りたくなった」そうですが、「南春日丘帖」をはじめいくつかの「マチオモイ帖」は、僕に同じような気持ちを抱かせてくれました。とにかく、これら作品のことを誰かに伝えたくなったのです。思いのほか知り合いが少なく不完全燃焼になったので、「『マチオモイ帖』オモイブログ」を書いてみました。
町に対して特別な思い入れがない僕みたいな人はたくさん居ると思いますが、誰かのことを想わない人はいないでしょう。この展覧会が各地で開催され、大きな反響を呼んでいるのは、「マチオモイ帖」公式サイトに書かれているように、3月11日の震災をきっかけに「しっかりと地に足をつけて生きていきたい」と、改めて自分達の根源的な願いに気が付いた人が増えているからなんだと思います。
地元や暮らしてきた町のことを普段なんとも想っていなくても、「なにか思い入れってあったけ?」と考えているうちに、忘れてしまっていた小さな出来事や、大切な人を思い出すきっかけとなります。思い出したことは楽しい事やつらい事だったりしますが、それは今の自分を見つめ直すきっかけにもなりますね。見た人に「自分もなにかしなければ」と焦らせるのではなく、「…なにかできるのでは?」「なにかやってみようかな…?」「なにかやりたいなぁ」と穏やかで前向きな気持ちにさせてくれる、素晴らしい展覧会だと思います。
もちろんこんな風に“あったかい”作品だけではなく、美しい映像や写真、そして思わず吹き出してしまうおもしろい作品もたくさんあります。すでに終了してしまった地域もありますが、大阪では3月24日まで開催されています。ご興味を持った方は是非足を運んでみてください。
]]>昨年からずーっと「…聴きたい…聴きたいよー」と思っていたSpirit of Gypsyのミニアルバム、「Authentic」をやっとこさ聴く事ができました。
Sweet HollywaiiansのジャケットやブランドMoocheを手がけるMookieさんによるジャケットも渋いです。こういうかっこいいジャケットを見ると、音楽をダウンロードで済ますってのはもったいないと思いますね。むしろレコードサイズで販売して欲しい。もちろん中身はCDだけでもいいので(笑)。
“Gypsy Swingのスタンダードと言われる5曲を収録
”とのことですが、確かにジプシー・スウィングと言えばこれらの曲って感じで、ちょっとでもこの手の音楽に興味があれば必ずや耳にした事がある曲ばかり。そうでなくとも、とても耳触りの良い音なので、楽しく聴けると思います。
ベースのコウイチ氏による一言解説がわかりやすくて、「へぇー」ってなります。
1942年に発表されたとされるこの曲。とても明るくて楽しい曲です。晴れやかになります。きっと曲名なんてどうでも良くなったんでしょうね。
きれいな曲です。「雲」の一面をギターとバイオリンがそれぞれの特徴を生かして表現されています。
あーほんときれいな曲です。
ほんと大好きな曲です。タイトルからしてかっこいい。「Minor」な「Swing」ですよ。相反するイメージの言葉がくっついて、渋い。Gypsy Swingって華やかなイメージがあるのですが、この曲にはそういうイメージがないですね。ほんとひたすらかっこいいです。
イントロのみ作曲されて、後は演奏者の自由というストイックなところがそう感じさせるのかもしれません。特に僕が好き埋め込んでいるバージョンのものは、ほのかな泥臭さがたまらないです。
Spirit of Gypsyのバージョンはそれよりもちょっとだけスローで、密度が高いというか、重みがありますね。味わい深いです。
前3曲と違い、後半2曲はビレリ・ラグレーンという方の曲だそうです。Sprit of Gypsyのライブでよく聴いていたのか、2曲とも不思議に覚えています。
この曲はゆったりと過ごす時間にぴったりだと思います。
イントロから「ん?なんか違うぞ」と思わせてくれるおもしろい曲です。前半のバイオリンソロとそのバックのギターがかっこいいです。なんかこう訴えかけてくるものがあって、だんだん切なさを感じます。暗い曲ではないのに不思議です。
しかしじっくり聴いているとやはりライブで聴きたくなってきますね。埋め込んでいるのはオリジナルですが、これらの曲をかっこよく演奏する日本人が近くに居るってことは、なんと喜ばしい事でしょうか。
ということで、CDのお求めは「Authentic - unCrowned」。
ライブ情報は「Spirit of Gypsy」をご覧ください。
もうずいぶんに前になりますが、Spirit of Gypsyのライブを記録させていただきました。「AUTHENTIC」に収録されている曲ではありませんが、かっこいいですよ。ほんとに心地良い音です。
こんな曲ばかり聴いていると、なんか自分が優雅な人生を送っていると錯覚してしまいそうです。
ところが先日、本体側のUSB端子の接触不良で充電ができなくなってしまいました。
ケーブル変えたりPCから接続したり色々やってみるもどうにも無反応なので、渋々ながら「iPhone 5に変更かぁ」とニヤニヤしていたのですが、なんと2年縛りが後2ヶ月残っていた事が判明。
いくら鳴らない携帯電話だとしても、電源の入らないものよりは便利ななずなので、腹をくくってauショップに行ったのですが、もう料金体系全般が意味不明すぎて理解する気になりませんでした。
で、ちょっと頭を冷やしてネットで調べてみると、この機種のバッテリー専用の充電器が売られていたので即購入しました。
迅速な配達のおかげで充電が無くなる前に受け取る事ができたのですが、この商品がまあ不親切(笑)。説明書の類いはいっさいありません。まあでも、充電器の使い方なんてすぐわかるので問題ありませんけどね。
バッテリーをはめてコンセントに差し込むと無事充電開始。後は緑色に点灯するのを待つばかりなので、改めてAmazonのレビューを読んでみると…まあ評判悪いですね(笑)。数回の使用で壊れたとか、ランプが緑色になっていても、実際は充電されていなかったとか。
僕は今のところは問題なく使えていますが、ちょっとびくびくしています。
僕としては、とりあえず2ヶ月持ってくれたら1,000円の価値はありますね。機種変更してもスマートフォンはタブレットとしてWi-Fi環境でも使えるし、僕みたいな事態に陥った人は持っていると便利だと思います。
腰痛を解消できて反省したのが猫背。腹筋背筋も衰えるし、見た目も良くないということで、ぴしゃっとした姿勢で働く決意をしたのですが、すでに衰えた腹筋背筋では長時間よい姿勢を維持するのは困難です。疲れます。結果仕事も遅くなり、気が抜けていき、仕事が終わる頃には立派な猫背に…といった悪循環を断ち切るため、1年ほど前に「iPole7」を購入しました。
という記事を1年前に書くつもりだったのですが、日々の雑用をこなす毎日ですっかり忘れていました。先程ギズモードジャパンの「腰痛・肩コリにバイバイ! 猫背が治る椅子」を読んで思い出したしだいです。こちらの記事で紹介されているのは“Posture-perfecting chair”という商品らしいですが、おそらく同一の商品だと思います。
引っ越しに伴い新たな椅子を物色していた時に店頭で見かけたこの椅子。座り方がわからず四苦八苦。諦めかけた所でやっとアームレストとなる部分をぐるっと回すことができ、その感動のせいか一瞬で気に入ってしまいました。
胸当てというか、肘乗せに身体を任せ、少し前のめりになる感じで座るのですが、これがほんとに楽。やる気まんまんで仕事に集中していると、気持ちとともに姿勢も前のめりになるのは致し方有りませんが、それが猫背になる一因でもあります。この椅子は猫背になる前に肘乗せと胸当てで身体を止められるので、背中が丸まることが有りません。また、肘乗せ部分がアームレストみたいな感じになるので、キーボード作業がほんとに楽です。
ただ、胸当て兼肘置きの高さは変更できないので、しばらく使っていると「最適な位置はここではないなぁ」と気がつくことになります。幸い僕は使っているうちに慣れましたが、どうしても合わない人もいるでしょうね。
さらに、「肘と胸で自分の体重を支える」という普段あまりない状況になるので、慣れるまではちょっと苦しさを感じるかもしれません。特に胸のあたりは慣れるまで圧迫感があります。
憶測ですが、ふくよかな方々はその負担がより増大するのではないでしょうか。
こんな感じで、この椅子は普通の椅子よりも個人の体型を選ぶので、購入を検討されている方は取扱店舗で実際に座ってみてから購入することをおすすめします。
ということで、1年使用して概ね満足しているのですが、唯一不満なのがキャスターのロック機能です。
キャスターがフットレストになっているのは嬉しいのですが、座った時にそのキャスターがロックされてしまうんです。コンセプトによると、“着席時に重心が移動した場合にイス(キャスター)が動くことにより姿勢が変わることを予防する
”と、なんかもやもやした文章で説明されていますが(笑)、作業中に椅子動かせないのって結構不便です。作業が一段落し、「さあ次いこう」って感じで椅子を引く時あるじゃないですか。それができないって「…ちっ」っとなります。
書いていて気がつきましたが、この椅子はほんと仕事向けって感じですね。確かにぼけっとネットを徘徊する、なんて時には全然おすすめできません。やはり仕事の様に、前のめりな集中力を要しない作業の時ってなかなか前のめりな姿勢にもならないものなんですね。
ということで、仕事で長時間PCの前に座っている方や、すぐに集中力が途切れてしまう方にはおすすめです。特に、キーボード作業が主体となるであろう、プログラマーやライターの方には大変有用だと思います。
ただし、こういう商品に共通していると思いますが、ある程度使い手の決意が必要です。これに座っていても気を抜けば猫背になっていきます。「猫背を直そう」と断固たる決意も持って使用すれば、なかなか素晴らしい椅子だと思います。
ただ、猫を飼っている人ならわかってくれると思いますが、どんな椅子でも結局は猫に取られてしまいます…
ということで、久しぶりにPHPを駆使してファイルの修正日時を取得し、その順番に並べ替える事に挑戦してみました。といってもPHPのマニュアル「filemtime」で調べたらむちゃくちゃ簡単で、あっちゅう間にできちゃいます。
取得方法は
filemtime("ファイル名");
とするだけ。例えば、「photo.jpg」というファイルの修正日時を取得したければ、
filemtime("photo.jpg");
です。ただし、取得した日時はUNIXタイムスタンプで返されるので、そのまま表示しても人間にはさっぱり理解できない日です。ぱっと見て分かる人が居れば凄いと思います。
ということで、人に優しく表示するためにdate関数と併用してこんな感じに。
date("m月d日H:i", filemtime("photo.jpg"));
これでファイルの作成日時が慣れ親しんだ「○月○日xx:xx」と表示されます。もちろん年や曜日も表示できます。
]]>