<?xml version="1.0" encoding="UTF-8"?>
<?xml-stylesheet type="text/xsl" media="screen" href="/~d/styles/rss1full.xsl"?><?xml-stylesheet type="text/css" media="screen" href="http://feeds.feedburner.com/~d/styles/itemcontent.css"?><rdf:RDF xmlns:rdf="http://www.w3.org/1999/02/22-rdf-syntax-ns#" xmlns:dc="http://purl.org/dc/elements/1.1/" xmlns="http://purl.org/rss/1.0/" xmlns:feedburner="http://rssnamespace.org/feedburner/ext/1.0"><channel rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/"><title>のほ本♪</title><link>http://nohohon.yukorin.info/</link><description>　　　　．．．のんびりと、そしてのほほんと、読書三昧．．．</description><dc:language>ja</dc:language><dc:rights>Copyright 2009</dc:rights><dc:date>2009-07-08T02:31:13-07:00</dc:date><items><rdf:Seq><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/07/08/asano.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/07/07/ikenami.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/07/03/hirose.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/29/nakai.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/15/onda.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/12/igarasi.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/08/sibata.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/06/isida.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/04/miyabe.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/19/sasaki.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/12/igarasi.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/11/ogiwara.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/08/igarasi.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/01/niitu.php" /><rdf:li rdf:resource="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/04/30/higasino.php" /></rdf:Seq></items><atom10:link xmlns:atom10="http://www.w3.org/2005/Atom" rel="self" href="http://feeds.feedburner.com/nohohon" type="application/rss+xml" /><feedburner:browserFriendly>This is an XML content feed. It is intended to be viewed in a newsreader or syndicated to another site.</feedburner:browserFriendly></channel><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/07/08/asano.php"><title>待ってる（あさのあつこ）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/07/08/asano.php</link><dc:subject>作者別・・あ他</dc:subject><dc:date>2009-07-08T02:31:13-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062152460/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4062152460.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
貧しさのため料理茶屋「橘屋」で奉公を始めた１２歳のおふく。だが、彼女の両親と妹は、多額の借金のため身を隠してしまった。一人残されたおふくは、いつの日か再び家族と会えることを信じ待つことにしたのだが・・・。表題作を含む７編を収録。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;７編とも、橘屋にかかわりのある人たちの話だ。どの話も心にしっとりとしみてくる。同じ料理屋で働きながら、置かれている状況や事情はさまざまだ。だがそれぞれ、ほかの人の心のうちに抱えるものなど知るよしもなく黙々と働いている。彼らは、どんなにつらくても、どんなに苦しくとも、弱音を吐かず、希望を捨てたりはしない。真っ暗な闇の中に、一筋の光を見つけようとする。そのひたむきな姿には、心打たれるものがある。心の中にほんのりと灯がともり、ほわっとしたぬくもりが感じられる。そんな感じの作品だった。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/07/07/ikenami.php"><title>剣客商売（池波正太郎）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/07/07/ikenami.php</link><dc:subject>作者別・・い他</dc:subject><dc:date>2009-07-07T03:14:38-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101157316/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4101157316.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
秋山大治郎は無外流の剣術道場を構えているが、まだ一人の門人もいなかった。そんな大治郎と道場を建ててくれた父秋山小兵衛は、さまざまな江戸の事件、難問に立ち向かう。ともに剣術に生きる父と子の名コンビは、江戸の悪事を断ち切ることができるのか？７編を収録。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;若い後妻を向かえ飄々と生きる小兵衛。だが、ひとたび事が起こると、まるで別人のような鋭さを見せる。そんな小兵衛と生真面目な息子大治郎のコンビは絶妙だ。どんな難事件も、どんな難問も、二人なら解決してしまうのではないだろうか。人情味あふれる鮮やかなストーリー展開、個性的な登場人物たちは、読み手を充分に魅了して離さない。１巻目を読んだら、絶対に全巻を読まずにはいられなくなる。そんな作品だ。大治郎の成長、小兵衛のこれからの活躍が楽しみだ。時代小説が苦手な人でも、充分楽しめる作品だと思う。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/07/03/hirose.php"><title>マイナス・ゼロ（広瀬正）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/07/03/hirose.php</link><dc:subject>作者別・・ひ他</dc:subject><dc:date>2009-07-03T03:11:09-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4087463249/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4087463249.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
１９４５年（昭和２０年）の東京大空襲の日、少年だった浜田は隣に住む先生から死の直前に奇妙なことを頼まれる。「１８年後の今日、ここに来てほしい。」彼はその約束を果たしに、１８年後再びその場所を訪れる。そこで浜田が目にしたものは・・・。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;先生との約束を果たすため、１８年後に再びその場所を訪れた浜田。彼が目にしたのは、空襲の日に行方不明となった伊沢啓子を乗せたタイムマシンだった。ここから彼の奇妙な体験が始まる。彼自身がタイムマシンに乗り込んで過去に行ったのはいいけれど、さまざまなアクシデントが・・・。&lt;br /&gt;
タイムマシン物は映画やテレビドラマなどでいろいろ見たが、重要なのはやはり結末ではないかと思う。過去、現在、未来に起こるできごとをどう収束させるのか？それが作品の良し悪しを決めるポイントだと思う。この作品ではそれがきちっと描かれていた。バラバラのピースがラストで、あるべき場所にきちんとはめ込まれていく爽快感があった。作者の緻密な計算がうかがえる。それにしてもこの結末・・・。考えれば考えるほど頭が混乱してくる。だが、それもまた楽し♪&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/29/nakai.php"><title>虚無への供物（中井英夫）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/29/nakai.php</link><dc:subject>作者別・・な</dc:subject><dc:date>2009-06-29T06:16:54-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/406273995X/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/406273995X.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
氷沼家は呪われているのか？&lt;br /&gt;
昭和２９年の洞爺丸沈没で両親を失った氷沼蒼司・紅司兄弟とそのいとこである藍司。心の傷も癒えぬうちにさらなる悲劇が襲う。紅司が密室状態の風呂場で謎の死を遂げ、さらに叔父の橙次郎も！事故か殺人か？歌手の久生や、久生の婚約者俊夫、久生の友人亜利夫らの推理が始まる。はたして犯人にたどり着けるのか？ &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;作者が１０年近くの歳月を費やした１２００枚の大作は、かなり読み応えがあった。氷沼家にまつわる因縁話は横溝正史の作品を思い出させるが、そこまでどろどろとしたものではなかった。よくある密室殺人を緻密な描写で書き込み、独特の世界観に仕上ている。その作者の情熱が、読んでいると行間からひしひしと伝わってきた。人物描写もそれぞれの個性がよく描かれていて、生き生きとした印象を読み手に与える。内容は全体的に興味深いものなのだが、とにかく長い。長すぎる。延々と続く会話や詳細な説明の描写は、読み手をうんざりとさせるほどだ。もう少し簡潔明瞭に書いた方が作品として読み手を挽きつけるのではないだろうか・・・。&lt;br /&gt;
完全なミステリーとは言えないが、それなりに楽しめる作品だと思う。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/15/onda.php"><title>訪問者（恩田陸）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/15/onda.php</link><dc:subject>作者別・・おんだりく</dc:subject><dc:date>2009-06-15T03:37:27-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4396633173/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4396633173.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
３年前、朝霞千沙子が湖で溺死した。そして、千沙子に育てられた峠昌彦も事故で急死する。千沙子が住んでいた館に集まった朝霞一族は、峠昌彦の遺言の内容に驚いた。集まった中に昌彦の父親はいるのか？千沙子や昌彦の死の真相は？「訪問者に気をつけろ」この言葉の意味するものは・・・？ &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;次々と現れる訪問者。そして、陸の孤島となってしまった館。限られた空間と限定された登場人物たちの行動や会話から、千沙子と昌彦の死の真相が徐々に明らかになっていく。そして、昌彦の父親が誰かということも・・・。&lt;br /&gt;
本を読むと、いつもなら頭の中で映画を観るように映像が出来上がっていくのだが、この作品はまるで舞台を観ているような感覚になっていった。個性豊かな登場人物たちが鋭い洞察力で謎のベールを一枚ずつはがしていく。真相が分かってしまえば「なんだ。そんなことか。」と思ってしまうかもしれないけれど、話の展開や盛り上げ方は実に巧妙だ。「訪問者」というタイトルを見た段階から、読者はもう作者に惑わされている。読後も不思議な余韻を読み手に残してくれる。恩田陸らしい作品だった。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/12/igarasi.php"><title>誘拐（五十嵐貴久）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/12/igarasi.php</link><dc:subject>作者別・・いがらしたかひさ</dc:subject><dc:date>2009-06-11T22:46:39-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575236268/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4575236268.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
韓国との条約締結を間近に控えた日、首相の孫娘が誘拐された。犯人の要求は、日韓友好条約締結の中止と「活動資金」の用意だった。まったく正体をつかめない犯人に振り回されるばかりの警察。誘拐された少女は無事戻ることができるのか？犯人の真の狙いは何なのか？行き着く先に見えるものは・・・。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;周到に計画された誘拐。痕跡を残すことなく、警察の裏をかくように行動する犯人。条約締結の中止が真の狙いなのか？身代金の受け渡し方法は？警察との行き詰るような駆け引きや刻一刻と変化する状況に、ページをめくる手が止まらなかった。後半の展開も、誘拐事件が単なる誘拐事件ではなくなり、意外性を感じた。「公」を取るか「私」を取るか？孫娘を誘拐された首相がとった行動にも考えさせられるものがあった。細かい部分で気になる点がいくつかあったが、全体的には面白く読ませることに徹した出来になっていると思う。ひとつ残念だったのは、犯人の正体があっさり分かってしまったことだ。もう少し工夫がほしかったと思うが、これは作者の意図したことだったのか？それでも、この作品が面白いことに変わりはない。とにかく、とても楽しめる作品だった。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/08/sibata.php"><title>私立探偵・麻生龍太郎（柴田よしき）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/08/sibata.php</link><dc:subject>作者別・・しばたよしき</dc:subject><dc:date>2009-06-08T02:28:06-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048739263/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4048739263.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
山内練というひとりの男の運命を狂わせたという罪の意識が、麻生に警察を辞めさせた・・・。探偵となった麻生は、練のことを気遣いながらも依頼や事件に忙殺される日々を過ごす。練は、麻生が自分と同じ世界に引きとめようとすればするほど、麻生とは異なる世界で生きようとする・・・。「聖なる黒夜」のその後を描いた作品。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「聖なる黒夜」のインパクトがあまりにも強烈だったので、この作品を読んだときは少々不満を感じた。この作品の中に練はあまり登場してこない。麻生と練の物語というよりは、やはりタイトルどおり私立探偵としての麻生の物語だと思う。個人的には、麻生と練の係わり合いや、練が麻生とは違う世界で生きようと決心するまでの心情を読みたかった。ここからＲＩＫＯシリーズにつながっていくのだから、麻生と練の関係を重点においてほしかったと思う。シリーズの中の１作品として扱うには物足りないし、単独作品として扱うのも中途半端な気がする。期待して読んだのだが、「読後満足」にはならなくて残念だった。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/06/isida.php"><title>再生（石田衣良）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/06/isida.php</link><dc:subject>作者別・・いしだいら</dc:subject><dc:date>2009-06-06T00:17:36-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048739433/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4048739433.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
妻梨枝子を突然喪ってから２年。康彦は、６歳になる息子耕太と２人で生きてきた。そんなある日、梨枝子の友人だった谷内果歩から連絡が入る。彼女は、梨枝子のメッセージを意外な形で伝えようとする・・・。表題作を含む１２編を収録。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「特別なことなど望んでいない。いつもの日常生活を送り、いつものささやかな幸せをかみしめることができればそれでいい。」&lt;br /&gt;
そう望んでも、それさえかなわぬことがある。哀しみ、絶望、虚無、喪失感・・・。次々と心を襲うそれらに対しなすすべがなくなったとき、人はいったいどうなってしまうのか？闇の底でひざを抱えうずくまるしかないのか・・・。&lt;br /&gt;
作者はそんな人たちに、やわらかでおだやかなまなざしを向ける。ほんのわずかな希望が闇の中でひと筋の光となったとき、彼らは再生の道を歩み始める。その過程は、読み手の心にしっとりとしみてくる。静かな感動をもたらしてくれる作品だった。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/04/miyabe.php"><title>おそろし（宮部みゆき）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/06/04/miyabe.php</link><dc:subject>作者別・・みやべみゆき</dc:subject><dc:date>2009-06-04T04:07:02-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048738593/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4048738593.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
ある事件がもとで心に深い傷を負ったおちかは、神田で三島屋という袋物屋を営む叔父夫婦のもとで暮らすことになった。心を閉ざし、外出もしないおちかを案じた叔父伊兵衛は、店を訪ねて来る人の話を聞くようにおちかに言う。いろいろな人たちの話を聞き、おちかはしだいに心を開いていくのだが・・・。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;恐ろしい・・・。この作品の内容も怖いが、それ以上に人の心が怖い。人を愛しすぎるのも、人を憎みすぎるのも、どちらも同じ悲劇が待っているところは、背筋がぞくっとする。５編の話が収録されているが、一番印象的だったのは「曼珠沙華」だ。愛と憎しみが表裏一体だということを鮮やかに描き出している。そして、人の心の微妙な感情の揺れ動きの描写も素晴らしい。一番怖く、そして一番切なさを感じた。松田家の主人とその兄との関係も哀れだった。ほかの話も面白かった。全体的にいい流れの作品だと思うが、結末に少々不満を感じた。全てを収束させるように持っていくのは、無理があると思うのだが・・・。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/19/sasaki.php"><title>警官の血（佐々木譲）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/19/sasaki.php</link><dc:subject>作者別・・さ他</dc:subject><dc:date>2009-05-19T01:42:22-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104555053/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4104555053.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
昭和２３年、安城清二は警察官になった。だが彼は、謎の死を遂げる。清二の息子民雄も警察官になるが、殉職という過酷な運命が待っていた。そして・・・。民雄の息子和也も、警察官として祖父や父と同じ道を歩み始める。和也は、祖父の死に隠された真実を暴こうとするが・・・。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;昭和２３年、軽い気持ちで警察官の採用試験を受けた清二だが、しだいに警察官の仕事にやりがいと生きがいを見出していく。警察官としてのさまざまな職務が克明に描写されていて、とても興味深く読んだ。また、警察官というのは常に危険と隣りあわせだということも、改めた感じさせられた。&lt;br /&gt;
清二の息子民雄の警察官としての人生も、考えればあわれだった。「宮仕え」の悲しさ。自分の意のままにならない任務は、彼の人生を狂わせてしまった。&lt;br /&gt;
祖父や父の思いはやがて和也へと引き継がれていくことになるのだが、祖父の死の真相にたどり着いた後の和也の行動には驚きとしたたかさを感じた。時代や、置かれている立場や状況などで、警察官としての行動がこうも違うものなのか！&lt;br /&gt;
単行本上下巻合わせて８００ページ近い大作で、読み応えのある作品だった。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/12/igarasi.php"><title>土井徹先生の診療事件簿（五十嵐貴久）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/12/igarasi.php</link><dc:subject>作者別・・いがらしたかひさ</dc:subject><dc:date>2009-05-12T00:13:00-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344015797/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4344015797.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
「殉職した父の後を継いだわけではないけれど・・・。」&lt;br /&gt;
キャリア組として警察庁に入り、その後２４歳にして南武蔵野署の副署長となった令子だが、毎日暇をもてあましていた。ある日彼女は、「命を狙われている。」と訴えるノイローゼ気味の老人を訪ねる。そこで出会った獣医の土井先生は、動物と話ができるというのだが・・・。「老人と犬」を含む７編を収録。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;動物と話ができる土井先生。令子が捜査に行き詰ったとき、彼は救いの手をさしのべ謎解きをしてみせる。&lt;br /&gt;
とても面白い設定なのだが、内容に物足りなさを感じる。動物と話ができ、それが事件解決につながっていく過程をもっと深く描いてほしかった。さらりと描かれすぎている。動物と話ができるという特殊な能力も、あまり生かされていないように思う。また、７編目の「警官殺し」は、この先があると暗示しているのか？すっきりしない。令子の父の死の真相も明かされていないし・・・。ずいぶん中途半端な終わり方だと思う。作者は、続編を書くつもりなのだろうか？ &lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/11/ogiwara.php"><title>メリーゴーランド（荻原浩）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/11/ogiwara.php</link><dc:subject>作者別・・おぎわらひろし</dc:subject><dc:date>2009-05-10T23:27:34-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4104689017/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4104689017.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
生まれ故郷の駒谷市に戻り市役所に就職した遠野啓一は、赤字続きのテーマパーク「アテネ村」の再建を任される。民間の会社勤めの経験を活かし再建計画を遂行しようとする啓一だが、お役所の旧体制が行く手を阻む。はたして「アテネ村」はよみがえるのか？ &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;新しいことには手を出さない。何かするときには上の者の顔色をうかがう。頑固でわからずやばかりの理事たちに手を焼きながら、彼は何とか打開策を見出そうとする。涙ぐましい努力をユーモラスに描いてはいるが、そこには悲哀感が漂う。努力しても、がんばっても、なかなか報われない。民間企業でもお役所でも、働くということは厳しいものだ。&lt;br /&gt;
「アテネ村を黒字にすることができるのか？」&lt;br /&gt;
そこにもいろいろな人たちの思惑が複雑に入り組んでいた。啓一の孤軍奮闘はいったい何だったのか？彼はむなしさを感じなかったのか？「これでいいのだろうか。」読んでいて、そうつぶやかずにはいられない。読後にちょっぴりほろ苦さが残る作品だった。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/08/igarasi.php"><title>パパママムスメの１０日間（五十嵐貴久）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/08/igarasi.php</link><dc:subject>作者別・・いがらしたかひさ</dc:subject><dc:date>2009-05-08T00:04:54-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4022505214/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4022505214.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
パパと小梅の心が入れ替わり大変な７日間を過ごしてから２年の月日が流れ、小梅は大学生になろうとしていた。そんなある日、またまた大事件が！パパがママに！ママが小梅に！そして小梅がパパに！はたして３人の運命は！？「パパとムスメの７日間」の続編。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;なれない家事にとまどうパパ。会社でのトラブルに巻き込まれる小梅。小梅の代わりに大学へ行かなければならないママ。&lt;br /&gt;
今回はママを巻き込んでの３人の入れ替わりだ。心が入れ替わりお互いの立場を理解し合うというのは前作と同じだが、前作に比べインパクトがなかったと思うし、ごちゃごちゃしている感じがした。３人それぞれの心の動きも、もう少しじっくり描いてほしかった。会社でのトラブルも盛り上がりに欠ける気がする。全体的に、単なるドタバタ劇になってしまっている。楽しめる作品ではあるのだが、期待していたほどではなかった。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/01/niitu.php"><title>トライアングル（新津きよみ）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/05/01/niitu.php</link><dc:subject>作者別・・に</dc:subject><dc:date>2009-05-01T01:56:48-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4048738658/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4048738658.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
郷田亮二は、２０年前に起こった悲惨な事件の影響をまだ引きずっていた・・・。１０歳のときに起こった誘拐殺人事件の犠牲者の葛城佐智絵は、彼の初恋の相手だった。医師という職業を捨て刑事になった亮二は、時効後も事件の真相を追い続けるが・・・。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;２０年前に起こった誘拐殺人事件の犯人はまだ見つからない。時効後も真相を追い続ける亮二。元担任だった藤崎敏子にとっても、この事件は決して忘れることのできないものだった。そして、元のクラスメートたちもそれは同じだった。そんな中で開かれたクラス会で起こった衝撃的なできごと！葛城サチと名乗る葛城佐智絵そっくりの女性が現れたのだ。この女性はいったい何者なのか！？&lt;br /&gt;
こういう感じで話が展開していくわけだが、淡々と描かれているといった感じだ。あまりに淡々としすぎていて、ストーリーの盛り上がりに欠けている。根本的な問題として、作者自身が何に重点を置いて書こうとしたのかが分からない。謎解きでもない、人間ドラマでもない、中途半端な印象を受ける。誘拐事件の真相が明かされても、意外性も感じなければ、感動することもない。不満ばかりを抱いて読んだので、読後感もよくなかった。「いまいち」という感じの作品だった。&lt;/p&gt;</description></item><item rdf:about="http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/04/30/higasino.php"><title>パラドックス１３（東野圭吾）</title><link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2009/04/30/higasino.php</link><dc:subject>作者別・・ひがしのけいご</dc:subject><dc:date>2009-04-30T00:16:57-07:00</dc:date><description>&lt;p&gt;&lt;a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4620107395/nohohon0f2-22/" target="_blank"&gt;&lt;img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4620107395.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"&gt;&lt;/a&gt;&lt;br /&gt;
３月１３日１３時１３分１３秒に何かが起こる。はたしてそれが何なのか、どういう結果が待ち受けているのかは、誰にも分からなかった。この不思議な現象のあと残された人々・・・。なぜ彼らだけが生き残ることができたのか？ほかの人たちの行方は？衝撃的な事実が彼らを待っていた。 &lt;/p&gt;

&lt;p&gt;「Ｐ－１３現象」と呼ばれる不思議な現象のあと生き残った人たち。彼らは選ばれた人間なのか？だとしたら根拠は何なのか？謎を抱えたまま、彼らは生きなければならなかった。&lt;br /&gt;
私たちは便利な環境で日々生活している。それが当たり前だと思っている。だが、もし根底からこの環境が破壊されたら・・・。そう思うと生き延びる自信はあまりない。便利な建物、便利な道路、便利な設備。そんなものは何も役に立たない。必要なのは、どんな環境でも生き抜く強さと、創意工夫ができる柔軟な思考力、状況をすばやく見極め行動につなげる判断力、そして団結力だ。「文明の利器」と呼ばれるものの無力さを思い知らされる。&lt;br /&gt;
「なぜ彼らが生き残れたのか？」ラストではその謎が明かされるが、ちょっとほろ苦いものがあった。長いけれど、一気に読ませる力を持った作品だと思う。読後も満足♪&lt;/p&gt;</description></item></rdf:RDF>
