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<title>のほ本♪</title>
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<description>ブログを移転しました・・・http://nohohon2.yukorin.info/</description>
<language>ja</language>
<copyright>Copyright 2014</copyright>
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<title>ブログ「のほ本♪」の引っ越し</title>
<description><![CDATA[<p>いろいろ考えましたが、今のブログでは不都合が多くなり移転することにしました。<br />
新しいURLは　→　<a href="http://nohohon2.yukorin.info/" target="_blank">こちら</a>　です<(_ _)></p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/07/17/.php</link>
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<category></category>
<pubDate>Thu, 17 Jul 2014 20:26:24 +0900</pubDate>
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<title>猫のパジャマ（レイ・ブラッドベリ）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4309204856/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4309204856.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
カリフォルニア９号線を走っているときに猫を見つけた！ひとりの男とひとりの女が、ほぼ同時にそれぞれの車から降りて猫に駆け寄る。どちらも、猫を先に見つけたのは自分だと譲らない。さて、結末は？表題作「猫のパジャマ」を含む２１編を収録。 </p>

<p>実にさまざまな話が、さまざまな長さで語られている。<br />
表題作の「猫のパジャマ」は、猫を通して知り合った男と女の心情が鮮やかにそして巧みに描かれている。ラストの言葉がとても印象的で、思わずニヤッとしてしまった。<br />
インディアンの酋長とアメリカ上院議員の賭けの話「酋長万歳」も面白かった。まさか、賭けに負けてアメリカ合衆国を取られてしまうとは・・・。発想がユニークだ。<br />
「島」では、恐怖が増幅されるとどうなるのかということを描いている。おのれ自身で恐怖を巨大化していった先に待っていたものは・・・。ユーモラスでもあり、何とも言えない悲哀も感じた。<br />
どの話も独特の感性で描かれていて興味深かった。中には理解し難い話もあったが、「レイ・ブラッドベリ」という作家を知ることができる貴重な作品だと思う。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/07/11/bradbury.php</link>
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<category>作者別・・れ</category>
<pubDate>Fri, 11 Jul 2014 20:05:46 +0900</pubDate>
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<title>５５歳からのハローライフ（村上龍）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344421876/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4344421876.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
定年後の夢は、キャンピングカーで妻と一緒に全国を回ることだった。だが、その話を聞いた妻は迷惑そうな顔をした・・・。定年後の夫の悲哀を描いた「キャンピングカー」を含む５編を収録。 </p>

<p>「定年後は妻と一緒に何かをしよう。」そう思う男性は多いのではないだろうか。だが、妻の方は何年もかけて自分自身の世界を築いてしまっている。いろいろ考えること、やりたいことがたくさんある。定年退職後に夫がずっと家にいることになっても、自分の生活のパターンを変えたくはないだろう。夫は、妻は自分の計画に賛成してくれると思い込んでいたのだが。妻に難色を示され落ちこんでいるときに、さらに子どもからは「再就職したら。」と言われてしまう・・・。「キャンピングカー」は、現実社会でも似たような話がありそうでとても興味深く読んだ。<br />
「空飛ぶ夢をもう一度」も、よかった。リストラされた男性がホームレスに転落するのではないかとおびえるようになる。だが、かつてクラスメートだった男性と再会し彼の生きざまを目の当たりにしたことで、生きることへの意欲が湧いてくる。上を見ればきりがないが、下を見てもきりがない。大切なのは、守るべき存在をしっかり守り、前を向いて生きることだ。強くそう思った。<br />
そのほかの話もよかった。誰でも何度か迎える人生の転機。そのときに、どう考えいかに行動すべきかは人それぞれだけれど、選択肢の中から自分が選んだものに対し後悔はしてほしくないと思う。<br />
どこにでもありそうな日常の断片を切り取って収めたような話ばかりで、読んでいて共感することも多かった。読後も、ほのぼのとした余韻が残る作品だった。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/06/30/murakami2.php</link>
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<category>作者別・・むらかみりゅう</category>
<pubDate>Mon, 30 Jun 2014 19:53:57 +0900</pubDate>
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<title>豆の上で眠る（湊かなえ）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4103329122/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4103329122.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
小学３年生の姉万佑子が帰宅途中行方不明になった！必死の捜索にもかかわらず、万佑子は見つからなかった。だが、２年後に万佑子は突然帰って来た。妹の結衣子は、「本当に姉なのか？」と疑問を抱くのだが・・・。 </p>

<p>姉が行方不明になったとき、妹の結衣子は小学１年生だった。そのくらいの年になれば、毎日一緒に遊んでいた姉と２年ぶりに会ってもはっきりと分かるのではないだろうか。祖母にしてもそうだ。いつも遊びに来ていた孫と他人の区別はできるのではないだろうか。父母の態度もおかしすぎる。また、行方不明になっていた２年間の動機もあり得ないような気がする。小学３年生だった万佑子がそこまでとっさに考えたなどとは信じられない。ラストも納得できるものではなかった。無理やりつじつまを合わせた・・・そういう感じだ。「姉は本物か？」「結衣子の違和感はどこから来るのか？」そういうことを考えながら途中までは面白く読めたのだが・・・。「設定に無理がある不自然な話」という印象で終わってしまったのはとても残念だった。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/06/27/minato.php</link>
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<category>作者別・・み他</category>
<pubDate>Fri, 27 Jun 2014 19:30:16 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>カレイドスコープの箱庭（海堂尊）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800222265/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4800222265.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
右肺葉摘出術の患者が術後に亡くなったが、肺癌としたのは誤診ではないかとの疑惑があった。「電子カルテ運用に関わる問題があるのでは？」誤診疑惑の調査に乗り出したのは、電子カルテ導入委員会の委員長である田口医師だった。はたして真相は・・・？ </p>

<p>誤診疑惑の調査。そして、ＡＩ国際会議の準備。そのふたつで田口医師はてんやわんや・・・。内容は、ミステリーとまでは行かないと思う。けれど、過去のシリーズで活躍した人物がいろいろ登場して、読んでいて面白かった。多少ドタバタの感じではあったが、このシリーズの最後を飾るのにふさわしいように思う。本編はまあまあ面白いかな？といったところだが、巻末の"おまけ"の「海堂尊ワールド」がすごかった！作品相関図、登場人物相関図、登場人物表・・・などなど。ファンなら泣いて喜びそうなものばかりだ。それにしても、海堂尊ワールドは奥が深い。未読の作品もまだ少しあるので、そちらもじっくりと読んでいきたいと思っている。<br />
</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/06/18/kaido.php</link>
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<category>作者別・・かいどうたける</category>
<pubDate>Wed, 18 Jun 2014 20:00:36 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>虚ろな十字架（東野圭吾）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4334929443/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4334929443.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
１１年前にひとり娘を殺された中原は、数年前に妻と離婚し、仕事も辞めて伯父から引き継いだ会社で働いていた。そこに佐山という、娘の事件のときの担当だった刑事が訪ねてくる。中原の元妻の小夜子が何者かに刺殺されたという。中原は、離婚後の小夜子の行動を調べてみることにしたのだが・・・。 </p>

<p>残虐な事件をニュースで見るたびに「犯人は死刑かな？」などと単純に考えていたが、犯罪と刑罰の問題というのはとてつもなく大きくて複雑なものだと思った。中原の娘を殺害した蛭川。彼は最後まで反省することはなかった。もちろん、被害者家族への謝罪もない。そんな男が死刑になったとしても、はたして被害者の家族たちは救われるだろうか？私は救われないと思う。どこへもぶつけることができない怒りや悲しみが、生きていく限り続いていくのではないだろうか。<br />
刑務所に入ってもまったく反省しない者。罪の意識にさいなまれ、苦しみながら毎日生活している者。はたしてどちらが罪を償っていると言えるのか？この作品を読むと分からなくなってくる。<br />
「世の中で起こる残酷な事件。それは、どれとして同じものはない。なのに、みんな同じ死刑にしてしまっていいのか？」登場人物の口を借りて作者が読み手に問いかけてくる。いったい誰がこの問いに答えられるというのか？人が人を裁くことがいかに大変なことか、読んでいて痛いほど伝わってくる。「罪は償わなくてはならない」そんな当たり前の言葉さえ気楽には言えない。<br />
小夜子の生きざまが切なかった。娘を殺されたというつらさを、彼女なりに乗り越えようとしていたのに・・・。 </p>

<p>一体どこの誰に、「この殺人犯は刑務所に○○年入れておけば真人間になる」などと断言できるだろう。殺人者をそんな虚ろな十字架に縛りつけることに、どんな意味があるというのか。 </p>

<p>作者の言葉は、読み手の心を深くえぐる。さまざまな重い問題を含んだ、読み応えのある作品だった。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/06/05/higasino.php</link>
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<category>作者別・・ひがしのけいご</category>
<pubDate>Thu, 05 Jun 2014 19:34:18 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>消えた少女（五十嵐貴久）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575516651/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4575516651.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
妻に去られ小学５年生の息子健人とふたり暮らしの川庄は、友人のオカマの京子ちゃんから１年前に行方不明になった少女の捜索を依頼される。いろいろな伝手から情報を得た川庄は、ある人物に不信感を抱く。少女行方不明事件の裏に隠された真実とは・・・？ </p>

<p>警察でさえ行方を探し出すことができなかった事件。それを川庄はひとりで地道に調べていく。その川庄の動きに危機感を抱いた人物がいた。事件のカギを握っているのか？だが、事態は思わぬ方向に進んでいく・・・。事件の内容はかなりシリアスだが、川庄やその他の登場人物のキャラクターが面白く描かれているので、読んでいて救われる思いがした。１年前に自宅近くで忽然と姿を消した少女。だれも少女を目撃していない。川庄は丹念に情報を収集していく。ほんのささいな情報ばかりだが、集まればひとつの大きな真実を映し出す。その過程は興味深いものがあった。ラストは何となく想像がついてしまい意外性は感じなかったが、すごくつらいものがあった。<br />
人は、自分の罪から顔をそむけたままで生きてはいけない。何もなかったことにはできないし、誰かの犠牲の上には幸福な生活は築けない。そのことを強く感じた。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/06/04/igarasi.php</link>
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<category>作者別・・いがらしたかひさ</category>
<pubDate>Wed, 04 Jun 2014 19:59:12 +0900</pubDate>
</item>

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<title>珈琲屋の人々（池永陽）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4575515264/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4575515264.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
喫茶店「珈琲屋」の主人・行介は、過去にあることで人を殺してしまった。そのことが原因で恋人冬子とも別れてしまう。冬子は別の男性と結婚したが、行介が出所すると離婚して行介の店に通うようになる。行介と冬子、そして店に通う人たち。それぞれの人間ドラマ７編を収録。 </p>

<p>いつも思う。人の数だけ人生のドラマがあると。珈琲屋を訪れる人たちにもさまざまな人生があり、そしてさまざまな苦悩がある。けれど、どんな人でもこの店に来て行介の顔を見たら癒される。生きる希望を見つけ前向きになった人、行介に悩みを打ち明け心が軽くなった人、自分の人生を見つめなおした人、本当にさまざまだ。我が家の近くにもこんなお店があったらいいのにと思う。おいしいコーヒーを飲みながら、静かに時の流れの中に身をゆだねてみたい。心が穏やかになっていくことだろう。<br />
ストーリー自体は平凡だと思うが、ほのぼのとした温もりに満ちた作品だ。読後感も悪くなかった。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/06/03/ikenaga.php</link>
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<category>作者別・・いけながよう</category>
<pubDate>Tue, 03 Jun 2014 20:18:53 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>ビター・ブラッド（雫井脩介）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344415213/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4344415213.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
男の転落死体が発見された！新人刑事佐原夏輝は、遺体となった男に見覚えがあった。この事件の捜査をするためにコンビを組む相手は、何と！幼いころに別れた父親の島尾明村だった！そして、事件は意外な方向へと向かって行く・・・。 </p>

<p>幼いころに父と別れ、そのうえ母も失踪してしまった。夏輝は、母方の祖父母に育てられる。父の影響があったのかどうかは分からないが、夏輝は父と同じ刑事になった。そして事件の捜査で父とコンビを組むことになる。事件の全貌が見えない中、事態は捜査一課の係長が殺害されるという最悪の状況に・・・。<br />
陰湿な事件と島尾明村の軽いキャラ、このふたつは読んでいてどうもしっくりこない気がした。明村のキャラがともすれば暗くなりがちな作品の雰囲気を救う役割をしていると考えれば納得できないこともないが、「ここまでやるか！？」と突っ込みを入れたくなる。<br />
ミステリーの内容自体はそれほど興味深いものではなかったが、明村と夏輝の親子関係には惹かれるものがあった。このふたり、これからいったいどうなるのか？また、夏輝の母親の失踪には何か謎があるのか？事件は解決したが、その部分がとても気になり疑問も残る。さまざまな批評はあるが、まあそれなりに楽しめる作品だと思う。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/05/31/sizukui.php</link>
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<category>作者別・・しずくいしゅうすけ</category>
<pubDate>Sat, 31 May 2014 20:54:53 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>ＢＴ&apos;６３（池井戸潤）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4062754134/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4062754134.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
精神を病み妻とも別れてしまった琢磨は、実家に戻ることになった。ある日押し入れで、彼は父が昔使用していた制服を見つけ出す。それは、父が結婚する前に勤めていた会社で使用したもので、父と息子をつなぐ不思議な役割を果たすことになった・・・。 </p>

<p>子どもは、自分の両親のことをどこまで知っているのだろう？たぶん、親としての姿しか知らない。ひとりの男性、ひとりの女性として見ることは、なかなかできない。親は親でしかない。それは子どもとして当たり前のことなのだけれど。だが、両親にもひとりの男性、ひとりの女性としての人生がある。誰かを愛したり、生きることに苦悩したり、泣いたり笑ったり怒ったり・・・。琢磨は、ふとしたことから４０年前の父の姿を見ることができるようになる。そこには、琢磨の知らない父の姿があった。ある女性との恋、勤めている運送会社での新規事業の開発、銀行との交渉・・・。父史郎は、必死に生きていた。だが、ある事件が彼を窮地に追いやる。おのれの生命の危険さえ感じるできごとに、史郎はある決断をした。それは苦渋の選択だった。琢磨は、そのすべてを見た。そして、過去と現在をつなぐトラックＢＴ２１号の行方を追い求める。<br />
父史郎は５年前に死んでしまったが、琢磨が過去の父の姿を追い求めることで、父と息子の絆はいっそう深まったのではないかと思う。ひとりの人間としての史郎の生きざまは、これからの琢磨の人生を照らす光になってくれるのではないだろうか。ここから琢磨が再生することを願いたい。感動的な作品だった。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/05/30/ikeido.php</link>
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<category>作者別・・いけいどじゅん</category>
<pubDate>Fri, 30 May 2014 20:09:39 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>ケルベロスの肖像（海堂尊）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4800220378/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4800220378.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
東城大学病院に脅迫状が届いた！<br />
「８の月、東城大のケルベロスの塔を破壊する。」<br />
病院長の高階の依頼を受けた不定愁訴外来の田口は、厚生労働省の白鳥の部下姫宮とともに調査を開始するが・・・。「バチスタシリーズ」最終話。 </p>

<p>過去のさまざまな因縁がもたらした東城大学の危機。それを救うべく田口は奔走する。碧翠院や桜宮一族との負の関係もからみつき、事態は最悪の方向へと流れていく。そして、運命のエーアイセンター設立の日が・・・！<br />
登場人物たちの会話が理屈っぽくてくどい。読んでいてうんざりする。話の展開もいまいち。なぜ田口があんなものに乗らなければならないのか？エーアイセンターの運命にも驚いた。派手な演出は映像化を意識してのことなのか？読後もあまりすっきりとはしなかった。もやもやしたものが残る。このシリーズ、最初のころの作品は面白いと思ったが、途中からそれほどでもなくなってしまった。シリーズ後半は惰性で読んでいるようなものだった。だんだんと魅力がなくなってきたのは残念だった。<br />
また、この作品では過去のシリーズに登場した人物があちこちに登場する。過去の事件についても触れられている。なので、この本だけ単独で読んでもそれなりにしか楽しめない。読むのなら、今までのシリーズすべてを読んでからの方がいいと思う。 </p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/05/29/kaido.php</link>
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<category>作者別・・かいどうたける</category>
<pubDate>Thu, 29 May 2014 18:47:42 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>銀二貫（高田郁）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4344415329/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4344415329.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
大阪天満の寒天問屋の主・和助は、仇討ちで父を殺された少年の命を銀二貫で買った。その少年鶴之輔は名を松吉と変え、商人として新たな人生を歩み始める。だが、彼の人生にはさまざまな困難が待ち構えていた・・・。 </p>

<p>銀二貫で救われた命。松吉はどんな苦難にも歯を食いしばり耐え忍ぶ。そんな松吉を見守る周りの人たちの温かい心づかいが胸を打つ。特に、料理屋の嘉平・その娘真帆との触れ合いは印象的だ。けれど、そのふれあいも長くは続かなかった。大火が町を襲い、さまざまな人たちの運命を狂わせていく。松吉と真帆にも残酷な運命が待っていた。だが、松吉は負けなかった。おのれの信じる道をひたすらに突き進む。失敗を繰り返しながら、何年も何年も努力を重ねる。そして、ついにその努力が報われる日が来る！その描写は感動的だった。ラストでは、松吉の命を救った「銀二貫」の思いがけない行く末も見た。それにも深く感動した。<br />
人は、ひとりでは生きられない。お互いがお互いを支えあって生きている。自分では気づかないところで支えられていることもある。人に情をかけたり、人を思いやる気持ち、それがどんなに大切なことかを改めて感じた。読後心にぬくもりを感じる、深い味わいのある作品だった。おススメです。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/05/27/takada2.php</link>
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<category>作者別・・た他</category>
<pubDate>Tue, 27 May 2014 19:05:30 +0900</pubDate>
</item>

<item>
<title>最終退行（池井戸潤）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4094081666/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4094081666.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
東京第一銀行羽田支店の副支店長・蓮沼は、支店を最後に出る「最終退行」の常連だった。彼は、不況に苦しむ中小企業と利益優先の銀行とのはざまで、日夜苦しんでいた。そんな状況の中、かつての頭取で今は会長の久遠の裏金問題が浮上する。８億円もの巨額な裏金の行方を追及していた蓮沼の前に、思いがけない罠が待っていた・・・。 </p>

<p>貸しはがし、リストラ、そして会長の私服肥し。蓮沼に、次々に難題が降りかかる。自分の保身しか考えない支店長のせいで中小企業の社長が犠牲になる部分では、憤りを感じた。景気のいいときと悪いときとでは、銀行の対応は１８０度違う。銀行は、弱者を食い物にしてしまうのか・・・。また、リストラされた元行員の復讐劇に裏金が絡んでくる部分は、緊迫感や迫力があった。「悪を絶対に許さない！」そういう思いでどんな権力ーたとえそれが会長でもーにも立ち向かおうとする蓮沼の態度は潔い。会長を追い詰めていく描写は読んでいて小気味よかった。ラストも納得。楽しめる作品だと思う。 </p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/05/26/ikeido.php</link>
<guid>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/05/26/ikeido.php</guid>
<category>作者別・・いけいどじゅん</category>
<pubDate>Mon, 26 May 2014 16:56:31 +0900</pubDate>
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<title>しぶちん（山崎豊子）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101104050/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4101104050.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
東横堀の材木問屋 山田万治郎は、"しぶちん"と呼ばれていた。沢庵売りから材木問屋の主人にまでなった男の生きざまとは・・・。表題作「しぶちん」を含む５編を収録。 </p>

<p>「しぶちん」は、単なるケチのことではない。節約するところは徹底的に節約する。だが、ここぞ！というときには惜しげなくお金を使う。お金の使いどころをわきまえた人間なのだ。相手に「しぶちん」と言うのは、決して悪口ではない。その言葉の中には敬意の念も含まれている。山田万治郎の半生を描いた話は、とても興味深かった。人と同じことをしていては決してのし上がれない。彼の生きざまには教えられるものも多かった。<br />
「船場狂い」は、人間の執念を描いた話だ。届かぬ夢と諦めないでおのれの夢をかなえることに奔走した久女の姿は、滑稽でもあり切なくもある。<br />
「持参金」も、なかなか面白かった。ある女性に隠された秘密とは？思いがけない真相には驚くやらあきれるやら・・・。<br />
「死亡記事」は、ひとりの男の人生を描いた話だ。その生き方は波乱万丈だった。余韻が残る話だった。<br />
「遺留品」もよかった。ある男の死。そして遺された物・・・。その物は、男の評価を変えるものなのか？「ひとりの人間の評価は、たまたま起こった一つの事柄や事件によって、そうたやすく塗り変えられるものではない」という言葉が、とても印象に残った。<br />
山崎豊子さんの初の短編集だが、どの話も面白かった。今まで長編ばかり読んできたが、短編集も魅力ある作品だと思った。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/05/12/yamazaki.php</link>
<guid>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/05/12/yamazaki.php</guid>
<category>作者別・・や他</category>
<pubDate>Mon, 12 May 2014 19:56:44 +0900</pubDate>
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<item>
<title>星のかけら（重松清）</title>
<description><![CDATA[<p><a href="http://www.amazon.co.jp/exec/obidos/ASIN/4101349312/nohohon0f2-22/" target="_blank"><img src="http://images-jp.amazon.com/images/P/4101349312.09.MZZZZZZZ.jpg" vspace="10" border="0"></a><br />
「お守りの星のかけらを持っていれば、どんなことにでも耐えられる！」<br />
いじめられ、つらい日々を過ごしていた小学６年生のユウキは、星のかけらを探しに行く。探しているときに、ユウキは不思議な少女フミちゃんと出会った・・・。 </p>

<p>この作品は、雑誌「小学６年生」に連載されていたものだ。けれど、この作品のテーマはとても重く、はたして本当に小学生向けに描かれたものなのだろうかと思ってしまった。<br />
いじめられ、つらい日々を過ごしているユウキ。家庭に複雑な問題を抱えているユウキの塾での友だちのマサヤ。そして、幽霊のフミちゃん。生きるとは？死ぬとは？作者は読み手にどんどん重い問いを投げかけてくる。読んでいてとてもつらい部分もあった。でも、それは人が生きていくうえでとても大切なことだ。目をそらしたり逃げたりしないで、正面から向き合わなければならないことだ。<br />
生きていればつらく悲しいこともたくさんある。でも、「生きていてよかった！」と思うこともたくさんあるはずだ。未来への希望を捨てずに前を向いて歩くこと。そのことがどんなに大切なことかを、この作品を読んで改めて思った。深い感動を与えてくれる作品だった。</p>]]></description>
<link>http://nohohon.yukorin.info/archives/2014/05/09/sigematu.php</link>
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<category>作者別・・しげまつきよし</category>
<pubDate>Fri, 09 May 2014 18:31:39 +0900</pubDate>
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