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	<title>pigeon bookstock《鳩書庫》</title>
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	<description>本から本へ、つないで出会う。あなたのための1冊へご案内します！</description>
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		<title>迷うのは、自分が選ぼうとしている証拠。「？が！に変わるとき　新聞記者、ワクワクする」小国綾子</title>
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		<pubDate>Sun, 14 Dec 2014 15:06:01 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[maki]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[ほんとうの話]]></category>
		<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[仕事場]]></category>
		<category><![CDATA[児童書]]></category>
		<category><![CDATA[震災後]]></category>
		<category><![CDATA[小国綾子]]></category>
		<category><![CDATA[新聞]]></category>
		<category><![CDATA[汐文社]]></category>

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		<description><![CDATA[新聞記事を書いているひとの、生身の姿が見えてきます。新聞に興味がなくても、言葉や働き方や生き方について考えたことのある人ならだれでも、響くところがある内容。児童書ですが、大人にもおすすめしたい本です。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05853.jpg" alt="DSC05853" width="600" height="400" class="alignnone size-full wp-image-939" /></p>
<p>どんな物事にも、それを仕事としている、普段はあまり外からは見えない、なかで働く人がいます。<br />
これは毎日新聞社で記者として働く小国綾子さんが、新聞社で働くようになった経緯から、一度会社をやめて再び同じ新聞社に再就職した現在までを書いた本。<br />
児童書として出版されていますが、大人が読んでも面白い、むしろ大人が読んだほうが感じるところの多い内容だと思います。新聞に興味がなくても、働き方や生き方、言葉について考える事がある人におすすめしたいです。</p>
<p>世界を旅していた学生時代、どこの土地でも傍観者でしかないことに不満を感じて、「当事者になりたい」と日本で仕事を探し始めたこと。運良く新聞社に入社して記者になったものの結局当事者にはなれないと感じて悩んだこと。子どもが生まれて、それまでのようには働けなくなったときのこと。震災の後、言葉に迷うことが増えたこと。<br />
小国さんの言葉は、すごく素直で、迷いも喜びも心にまっすぐ飛び込んできます。<br />
言葉の力をあきらめず、自分だからできること、できないからこそできることを探していく著者の思いは、新聞記者でなくても多くの働く人に通じるところのあるものだと思います。<br />
印象に残ったのは、若い頃よりも迷うことが増えたというところ。大人になったらいろんなことをかんたんに決められるようになると思っていたのに、実は違って、年を重ねれば重ねるほど、物事を深く見れば見るほど、迷いは増えていく。それが自分で考えるということだから…。<br />
震災後の書くことへの迷いについて、作家や詩人にインタビューしている部分は特に胸に染みました。</p>
<p>この本には『新聞は、あなたと世界をつなぐ窓』という姉妹本も発売されていて、そちらは子どもにむけて世界を知る一つの手段としての新聞の役割や関わりかたを紹介しています。『？が！に変わるとき』とはまったく違う性格の新聞記者さんが書いているのもまた面白いのですが、どちらの本も、黒と白かというような2つに世界を分けることなく、さまざまな色の世界を橋渡しをしていきたいという気持ちが伝わってくるのは共通しています。<br />
この本のタイトルがとても素敵だと思うので、そのことについて書かれたまえがきの部分を最後に一部ご紹介。</p>
<p>ーー問いは何だっていい。できれば単純な方がいい。どうしても知りたいと思うものがいい。<br />
疑問符を胸に抱き、謎を解いてくれそうな人に会いに行く。その人の話に耳を傾け、もっと深く知りたくなり、更に質問を重ねる。<br />
すると、心の中の<疑問符>が動き出す。頭をぐぐぐともたげ、背伸びをし始める。一つひとつ、分からなったことが分かってくる。そして最後に、「あっ、もしかして…」と思った瞬間、背中を丸めていたはずの<疑問符>が、ポンと大きく背伸びし、<感嘆符>に変わるのだ。<br />
「ああ、そうか！」と。</p>
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		<title>点から線への読書の愉しみ。「次の本へ」苦楽堂編</title>
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		<pubDate>Sun, 07 Dec 2014 13:04:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[maki]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[ブックガイド]]></category>
		<category><![CDATA[本のおしごと]]></category>
		<category><![CDATA[苦楽堂]]></category>

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		<description><![CDATA[一冊一冊を単独のものとして読むだけでも面白いのですが、一冊の本が開いた新しい興味が、自分だけの次の本へつながっていく楽しさというのが、やめられなくなるような読書の愉しみなのではないかと思うのです。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05782.jpg" alt="DSC05782" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-931" /></p>
<p>「一冊は読んだ。でも、次にどんな本を読むといいのか、わからない」<br />
苦楽堂という出版社の編集さんが、これまで多くの高校生大学生、社会人からもよく聞いた言葉だそうです。そんなひとたちに向けて作られたのが、この『次の本へ』というブックガイド。<br />
８４人がそれぞれ実際に体験した、この本を読んだ後にこれを読んで良かった、という本を２冊紹介してくれています。</p>
<p>それぞれの文章自体もとても面白く、ただそのおすすめする本の魅力を語っているだけでなくて、どんなきっかけ、どんな興味関心で一冊目を手にとって、どんな経緯で２冊めにつながっていったのか、そして続けてその本を読んだことでどんなことが起きたのか、自分の実体験を書いているところ。エッセイを読んでいるような面白さがあり、あ、こんな本との出会いもあるんだ、なんて驚きもあったり。おすすめされた次の本へ興味がつながらなくても、私だったらこの状況だったらこの本にいくかも…なんて想像が広がったりもします。</p>
<p>この本は、頭から一冊通して読まなくてもいいのです。そのためにしっかり本の最後に索引が作られていて、百科事典みたいに自分の興味の引かれたところだけページを開くことができます。この機能はすごい！<br />
索引の種類もいろいろあって、まずは紹介されていたり話題としてでてきた本の索引。そして人名（架空の人物も含む）の索引。さらに出会いのきっかけ別に紹介文を分類したインデックス。人や場所、分野などいろいろタイプ別でわけられていて、興味が似ているページにとんでゆけます。ちなみに私がすごく惹きつけられたインデックスは、時間→時間差攻撃というなかの&#8221;ある日、何度も読んできた本の「ある言葉」が別の本とつながると気がついて&#8221;というところ。案内されているページにすぐ飛んで、そこに紹介されているよく知っているつもりだった本のことを今までより好きになり、読んだことがなかった本を買いに行きたくなってしまいました。その記事を書いている人のことも、気になる存在になってしまいました。</p>
<p>本って、すごく個人的に向き合うもの。<br />
一冊一冊を単独のものとして読むだけでも面白いのですが、一冊の本が開いた新しい興味が、自分だけの次の本へつながっていく楽しさというのが、やめられなくなるような読書の愉しみなのではないかと思うのです。本屋さんではぜったい隣り合わせに並べない本が自分の心のなかでは同じくくりに入ったりする。そのことで一冊の本の面白さが膨れ上がったり、深く好きになったりする。<br />
ありそうでいままでなかった、本の楽しみを点から線へつなげていく、そんな本の読み方案内です。</p>
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		<title>きらわないでたべてくれよ〜「やきざかなののろい」塚本やすし</title>
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		<pubDate>Sun, 30 Nov 2014 13:31:36 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[maki]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[児童書]]></category>
		<category><![CDATA[絵本]]></category>
		<category><![CDATA[食べる]]></category>
		<category><![CDATA[ポプラ社]]></category>
		<category><![CDATA[塚本やすし]]></category>
		<category><![CDATA[食育]]></category>

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		<description><![CDATA[きらいなものを、たべなさいっていわれても・・・。栄養があるっていわれても、すきじゃないものは、すきじゃない。そう、おそろしいのろいにかかったら、好きになるかもしれないけれど。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05757.jpg" alt="DSC05757" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-923" /></p>
<p>「きらわないでたべてくれよ〜。」<br />
この本の帯の言葉が、ある意味この絵本のすべてではあるのですが。</p>
<p>インパクトのある表紙だけでなく、なかみもすごいんです。</p>
<p>おすしのさかなは大好きだけど、やきざかなはきらい。<br />
夕食でやきざかながでたので、おはしで食べ散らかして、食べたふりをしてしまった男の子。<br />
そんなことをしたら、とうぜんおそろしいことがおきるのです。<br />
ほねになったやきざかなが、ずっとずっとずっとついてきます。<br />
お風呂のなかにも、ふとんのなかにも、ずっと、ずっと、ずっと。</p>
<p>そんなやきざかなのふるまいも、それを描く絵柄も恐ろしい執拗なのろいに、<br />
意外にも屈しない男の子とやきざかなの攻防からの思いがけない展開。</p>
<p>結末は読んでのお楽しみですけれど<br />
好きも嫌いも、理不尽なものなので<br />
理屈をぶっとばす、この結末が好き。</p>
<p>すききらいがある子がいたら、この本を差しだしてみて欲しいです。<br />
きらいな食べものがなくなるかどうかは、わからないけど。<br />
正しい説得よりは、楽しいのろいにかかるかも。</p>
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		<title>文学だけが読書じゃない！「子どもを本嫌いにしない本」赤木かん子</title>
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		<pubDate>Mon, 24 Nov 2014 12:45:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[maki]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[こどもの世界]]></category>
		<category><![CDATA[ブックガイド]]></category>
		<category><![CDATA[児童書]]></category>
		<category><![CDATA[家族]]></category>
		<category><![CDATA[本のおしごと]]></category>
		<category><![CDATA[大修館書店]]></category>
		<category><![CDATA[赤木かん子]]></category>

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		<description><![CDATA[子どもが本を好きになるために…というだけでなく、大人にとっても本への接し方考え方のヒントを示してくれる本。本というものを、使うのも、役立つもの、楽しいものとしながら、特別に考えすぎずに付き合いかたを提案する考え方は、本に仕事で接している人にも読んでみてほしいと思う内容の本です。]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05728.jpg" alt="DSC05728" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-917" /></p>
<p>子どもは知らないことを知るのが大好き。新しいことを覚えるのは楽しい遊びです。<br />
「子どもを本嫌いにしない」というタイトルですが、子どもははじめから本が嫌いということはあまりない。なのに、好きじゃないものを無理やり押し付けられたりしていると嫌いになってしまうでしょ？　なので「ずっと本を好きでいてもらうために」というのが、この本の正確なタイトル、と著者の赤木かん子さんは書いています。</p>
<p>この本のなかで、すごく大事だなと思うところは、本好きな人=小説を読む人、と思われがち、というところ。<br />
この本では物語や詩歌や民話など誰かが作った話（空想系）と、乗り物や昆虫だったりのこの世に本当にある話（リアル系）と分けているのですが、そのどちらも、同じ「本」。文学というのは本の分類のほんの一部で、物語を読むことは楽しめないけれど、図鑑や科学の本は好き…それはどっちがえらい、みたいなことはない、ただの好みの問題。</p>
<p>それを大前提として、小説を読めるようになることではなく、本を楽しめて役立てられるように、ガイドしてくれるのがこの本です。</p>
<p>赤ちゃんから小学生までは、どんなふうに興味の移り変わっていくのかということを教えてくれます。<br />
たとえば、科学の本だと、子どもの興味に沿って、生きていないもの（無機）と生きているもの（有機）に分けて考えてみます。<br />
生きているものは、背骨があるものとないものにわけてみる。そこからさらに変温動物と高温動物にわける。<br />
なぜか小さい子は変温動物が好きで、大きくなるにつれて身体のあたたかいものを好きになるのだとか。<br />
あーたしかにそうだったかも、と思います。それによって楽しめる本も変わってきます。<br />
そして中学生くらいになったら、親は子どもが何を読んでいても知らんぷりしましょう、なんてことも書いてあったりします。</p>
<p>ほかにも、子どもが難しいと感じることや、興味が出てくることがわかりやすく書かれています。もちろん成長のスピードや好みといった個人差はありますが、そういう個別な違いを見ていくという点も含めて、子どもに本をあげるようなときに、すごく参考になります。親から子へというのはもちろん、近しい子どもにプレゼントするときにも、役に立つ内容だと思います。<br />
本の帯をはずすと、表紙の本を読んでいる親子がにっこりするのが、また素敵。表紙絵はtupera tuperaさんです。</p>
<p>本というものを、使うのも、役立つもの、楽しいものとしながら、特別に考えすぎずに付き合いかたを提案する考え方は、本に仕事で接している人にも読んでみてほしいと思う内容の本です。</p>
<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05729.jpg" alt="DSC05729" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-918" /></p>
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		<item>
		<title>名翻訳家の翻訳とは全く関係ないけれど魅了されてしまう妄想エッセイ集「気になる部分」岸本佐知子</title>
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		<pubDate>Sun, 16 Nov 2014 13:37:53 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[maki]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[妄想]]></category>
		<category><![CDATA[岸本佐知子]]></category>
		<category><![CDATA[白水社]]></category>
		<category><![CDATA[翻訳]]></category>

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		<description><![CDATA[岸本佐知子さんといえば、有名人気な翻訳家さんです。 岸本さんの翻訳する物語はどこか奇妙な面白さがあって、異なる言語を日本語へ紐解いていく言葉のあやつり方だけでなくて、きっと目の付け所が少し変わっているのだろうと感じたりする。岸本さんが翻訳しているのなら読んでみようかなあと思わ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05680.jpg" alt="DSC05680" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-898" /></p>
<p>岸本佐知子さんといえば、有名人気な翻訳家さんです。<br />
岸本さんの翻訳する物語はどこか奇妙な面白さがあって、異なる言語を日本語へ紐解いていく言葉のあやつり方だけでなくて、きっと目の付け所が少し変わっているのだろうと感じたりする。岸本さんが翻訳しているのなら読んでみようかなあと思わせてくれる翻訳家なのです。</p>
<p>そんな岸本佐知子さんの著作物のなかで、一番繰り返し読んでいるのが、この本。<br />
翻訳ではなくて、ご本人のエッセイ。翻訳を本業とされている方なので失礼かもしれないけれど、岸本佐知子さんの文章に魅入られるようになったのはこの本を読んでからなのです。この本に続くエッセイ集も出ていてそれもどれも面白いのですが、ファーストインパクトがつよかったせいかこの本がバイブルのようにいつまでも私のいちばんに君臨しています。</p>
<p>ひとつひとつは短いエッセイのなかには、妄想が満ちています。日常的なところから滑り出したはずなのにどうしてここに至ってしまったかというような終着点にたどり着く。眠れない夜にひとり尻取りをはじめたら良く眠れた・・ところまでは良いのだけれど、飽きないためのお題目制を導入したところ、どんどん抽象的なものも増えてきて、競技の厳正を期するために複数の審判団が生まれ、夜に向けて昼間は語彙の増強、体力の温存を…とずんずんずんずんすすんでいく。何度読んでも芋づる式に広がっていく妄想に腹が捩れるような可笑しさを感じるのだけれど、何処か遠くの出来事というよりはすごく肌に近い感覚があって、こんなに繰り返しおもしろくこのエッセイが読めてしまう自分にちょっと不安になったりもしてしまう。逆にみんな実は結構変なこと考えながら生活してるかも、と安心したりもする。</p>
<p>この本は今は白水社のuブックスというシリーズの一冊として出版されていて、基本は海外文学を出しているレーベルです。uブックスというレーベルは面白い本がいろいろ出ているのだけれど、珍しい新書サイズの小説のシリーズでちょっと高かったりすることもあって、置いていない本屋さんも多いのです。さらにそのなかでも珍しいエッセイだったりするので、多分なかなか人に気づかれにくい本。だからこそ、この本が好きという人に出会うと色んな意味で仲良くなれそうな気もしてしまう。間違いなく面白いんだけど、面白いはずなんだけど、面白いよね…？とちょっと笑いの距離感にどきどきする、そんな本です。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>自分となかよく暮らしていくために。「漢方小説」中島たい子</title>
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		<pubDate>Sun, 09 Nov 2014 14:08:17 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[maki]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[女]]></category>
		<category><![CDATA[日本の物語]]></category>
		<category><![CDATA[知識と実践]]></category>
		<category><![CDATA[中島たい子]]></category>
		<category><![CDATA[漢方]]></category>
		<category><![CDATA[集英社]]></category>

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		<description><![CDATA[「病名は「色々なところが弱い」というあなただけの病気です」 主人公がどこの病院でも原因不明だった体調不良について、漢方医からくだされた診断。 この台詞にぐっと興味をひかれてしまうひとは、実は多いんじゃないかと思うのです。 30代くらいから、ぐっと不安定になる身体。 疲れがとれ...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05653.jpg" alt="DSC05653" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-890" /></p>
<p>「病名は「色々なところが弱い」というあなただけの病気です」</p>
<p>主人公がどこの病院でも原因不明だった体調不良について、漢方医からくだされた診断。<br />
この台詞にぐっと興味をひかれてしまうひとは、実は多いんじゃないかと思うのです。<br />
30代くらいから、ぐっと不安定になる身体。<br />
疲れがとれにくくなるだけでなく、原因のわからないまま続く微不調に悩まされることもしばしば。そういうときは気持ちも沈んで、心の不調に身体が引きずられているのか、身体が不調だから情緒不安定になるのか、わからなかったり。無理のきいた若いころのように、やる気や気合だけでは心と身体を機嫌よく保てないことに気付いてくるころです。</p>
<p>この物語の主人公は31才の女性。<br />
元彼の結婚の報をうけてから原因不明の体調不良におそわれるようになります。<br />
「ストレス」以外の原因も見つからぬまま病院をまわり、行き着いた先は漢方診療所。<br />
前述の奇妙な診断を受けてはじまる漢方とのお付き合いをきっかけに<br />
ままならない自分と付き合うバランスを見つけていきます。</p>
<p>ゆるやかな空気のあるこの物語自体が、漢方のようなじわじわ効く効果を持っているよう。<br />
漢方の考え方や知識についての説明もでてくるので、実際に漢方に興味を持っている人にもおすすめな内容です。</p>
<p>西洋医学を拒んで東洋医学に頼る、ということではなくて<br />
物語の重要な鍵になるのは、東洋医学の「受け入れる」考え方。<br />
ついつい頑張って自分と戦ってしまいがちな生活を変える、きっかけになるかも知れません。</p>
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		</item>
		<item>
		<title>マニアもなっとくのかわいい自転車マンガ。「かわうその自転車屋さん」こやまけいこ</title>
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		<pubDate>Mon, 03 Nov 2014 12:55:18 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[maki]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[どうぶつ]]></category>
		<category><![CDATA[コミック]]></category>
		<category><![CDATA[こやまけいこ]]></category>
		<category><![CDATA[自転車]]></category>
		<category><![CDATA[芳文社]]></category>

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		<description><![CDATA[坂の上にある自転車屋さんは、一見カフェみたいだけれど 自転車にすごくくわしいかわうそ店長と羊のヨウコさんがいます。 集まるのは、いろんな動物のお客さまたち。 ちまちましているかわうそ店長を筆頭に、とにかく登場人物みんながかわいらしい、 自転車屋さんを舞台にした動物マンガなので...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05648.jpg" alt="DSC05648" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-885" /></p>
<p>坂の上にある自転車屋さんは、一見カフェみたいだけれど<br />
自転車にすごくくわしいかわうそ店長と羊のヨウコさんがいます。<br />
集まるのは、いろんな動物のお客さまたち。</p>
<p>ちまちましているかわうそ店長を筆頭に、とにかく登場人物みんながかわいらしい、<br />
自転車屋さんを舞台にした動物マンガなのですが<br />
ただかわいいだけじゃないんです！<br />
自転車の部品の素材や、形による特性をしっかり語ったうえに<br />
ラッコくんやコモドドラゴンさんにぴったりの自転車をつくってしまったりします。<br />
メンテナンスのこと、ギアの役割やタイヤのサイズのこと、<br />
乗るときの注意点、マナーについてなどなど<br />
読んでるうちに自然と自転車うんちくが蓄積してゆきます。<br />
そのうえでさらに自転車の楽しさまで伝わってきて、<br />
自分に合った自転車で、気持ちよくペダルを回したくなります。</p>
<p>自転車の知識がしっかりある人が読んでも、<br />
きっと納得の、自転車をいじりたくなり乗りたくなるマンガ。<br />
そしてやっぱりとにかくかわうそ店長がかわいいので<br />
パンク直ししたり、眠りこけたり、川に流されたり、りりしく自転車を作ったりする姿を<br />
ぜひ読んでみてみてください！</p>
]]></content:encoded>
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		</item>
		<item>
		<title>動画みたいに作る手順がわかる！『やさしいお菓子』飯塚有紀子</title>
		<link>http://pigeon-book.com/?p=876</link>
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		<pubDate>Sun, 26 Oct 2014 13:54:52 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[maki]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[食べる]]></category>
		<category><![CDATA[お菓子]]></category>
		<category><![CDATA[レシピ]]></category>
		<category><![CDATA[雷鳥社]]></category>
		<category><![CDATA[飯塚有紀子]]></category>

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		<description><![CDATA[ページをめくったとき、なんでいままでこういう本がなかったんだろう！と思ったくらいに、作り方がわかりやすいお菓子のレシピ本です。 珍しい横長のつくりの本なのですが、その見開きいっぱいに、作る手順が１０工程の写真にして並んでいます。 なので作る前にまず作業の流れがイメージできる！...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05571.jpg" alt="やさしいお菓子なかみ" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-880" /></p>
<p>ページをめくったとき、なんでいままでこういう本がなかったんだろう！と思ったくらいに、作り方がわかりやすいお菓子のレシピ本です。<br />
珍しい横長のつくりの本なのですが、その見開きいっぱいに、作る手順が１０工程の写真にして並んでいます。<br />
なので作る前にまず作業の流れがイメージできる！この手順のときこんな見た目になってればいいんだなというのがわかるのがお菓子作り初心者にもありがたく、安心です。</p>
<p>この本のレシピに載っているのは、すごく凝ったお菓子ではなくて、プリン、サブレ、パウンドケーキ、焼きリンゴ…といった、家庭でつくりたい、毎日食べたいシンプルなもの。なので使っている材料も手に入りやすいものです。<br />
そのつくり方を、ていねいに写真と短くわかりやすい文章で、手順通りに作ったのにパサパサ、とか膨らまない…などの失敗がないように、ポイントを抑えながら教えてくれます。<br />
作る前に準備するものも、お菓子ごとにすべて計量された量が写真で載っていて、ボウルに入れておくと良いとか常温に戻しておくと良いとか、一つ一つコツが書いてあります。多くのお菓子で必要になるような「バターを常温に戻す」などの作業のコツも、お菓子ごとにしっかり載っていて省略がないので、つくりたいお菓子のレシピのページだけ見れば必要な作業がわかる親切仕様。ほんとうにやさしいお菓子のつくり方の本なのです。</p>
<p>はじめの著者さんの言葉を読むと『やさしいお菓子』の『やさしい』はわかり易さのやさしいと、作るときにイライラしたりしないで優しい気持ちで楽しんで作れたらいいな、という両方のやさしさを含んでいるのがわかります。<br />
もちろん実用性だけでなく、写真も良くて美味しそうなのも、レシピ本としては重要なポイント。<br />
初心者さんにも、もう作り慣れているけどもっと美味しく作るための基本の工程と失敗しないためのポイントを知りたい！という方にも、おすすめです。</p>
<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05572.jpg" alt="やさしいお菓子表紙" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-879" /></p>
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		<title>惚れずにはいられない！『剣豪将軍義輝』宮本昌孝</title>
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		<pubDate>Sun, 19 Oct 2014 14:35:38 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[maki]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[日本の物語]]></category>
		<category><![CDATA[歴史を知る]]></category>
		<category><![CDATA[歴史小説]]></category>
		<category><![CDATA[宮本昌孝]]></category>
		<category><![CDATA[徳間書店]]></category>
		<category><![CDATA[日本刀]]></category>

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		<description><![CDATA[室町幕府第十三代征夷大将軍、足利義輝の生き様を描いた歴史小説です。 わたしはこの本を読むまで義輝という存在をよく知らなかったのですが、その描かれる人物と人生のかっこいいこと！大河ドラマで主人公に取り上げられていてもいい人物なんじゃないかと思ってしまいました。 義輝の生きた時代...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/DSC05554.jpg" alt="DSC05554" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-872" /><br />
室町幕府第十三代征夷大将軍、足利義輝の生き様を描いた歴史小説です。<br />
わたしはこの本を読むまで義輝という存在をよく知らなかったのですが、その描かれる人物と人生のかっこいいこと！大河ドラマで主人公に取り上げられていてもいい人物なんじゃないかと思ってしまいました。</p>
<p>義輝の生きた時代は、室町幕府の末期。足利将軍家の権威は失われて、お飾り的なイメージの強い将軍のなかで、武人として自分の力で未来を切り開こうとした存在として描かれます。<br />
なによりも惹きつけられるのはそのひととなり。義輝に仕える多くの人に「大器」と感じさせる、男も惚れる男。武芸だけでなく、屈折しない健やかな心を持ち義と情に厚く、為政者としての胆力も持ち合わせていて、戦国時代になお残す武将たちに「この男ならもしや」と思わせる魅力にあふれています。そして義輝に惚れた多くの男たちの生き様にもまた、魅せられます。</p>
<p>読むにつれてどんどん義輝に惚れ込んで、思い入れが強くなっていくのですが、この物語は基本史実に沿ってすすんでいきます。つまり、結末も史実を裏切ることはない。どんなに義輝が魅力的でも時代が変わらないことは、わかっています。たどり着く未来がわかっているのに、上中下、全３巻の長い物語を一気読み。下巻ではもう、泣きそうになりながら、生きて欲しい生き続けて欲しいと祈りながら読みました。ミステリーのどんでん返しのような意外なストーリー展開はないとわかっていて、それでもこんなに夢中になって読んでしまう歴史小説の面白さをここまで感じたのは初めてかもしれません。</p>
<p>バッサバッサと斬り合うようなちゃんばら小説は普段好んで読まないのですが、この物語に描かれる闘い、とくに義輝最後の闘いはほんとうにかっこいい。足利義輝が現代に剣豪将軍と呼ばれるようになった由来である、見事な死に様です。剣豪ものが好きな人、名刀が好きな人は是非読んでみて欲しいです。</p>
<p>この本を読んだあと、義輝について書かれている本がほとんどないので、もっと知りたい欲にしばらく苛まれました。もちろん私が惚れ込んだのは、この本の著者宮本昌孝さんが描いた義輝像であって、歴史上その人がどういう人物だったのかはわからないのですが、そのぐらいにのめり込める面白さだったということで。歴史に興味ない人、時代小説に興味のない人にも強くおすすめしたいです。</p>
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		<title>むさぼるように本を読んだ、あの頃のこと。「れもん、よむもん！」はるな檸檬</title>
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		<pubDate>Mon, 13 Oct 2014 10:41:24 +0000</pubDate>
		<dc:creator><![CDATA[maki]]></dc:creator>
				<category><![CDATA[エッセイ]]></category>
		<category><![CDATA[コミック]]></category>
		<category><![CDATA[ブックガイド]]></category>
		<category><![CDATA[はるな檸檬]]></category>
		<category><![CDATA[新潮社]]></category>

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		<description><![CDATA[本を読むって、とっても個人的なこと。 あらためてそれを感じる、読書体験を描いたコミックエッセイです。 ブックガイドとしての一面もある本と思うけれど、本をたくさん詳しく紹介しているわけではないので、それを目的に手にするとがっかりしてしまう人もいるかもしれない。 この著者のはるな...]]></description>
				<content:encoded><![CDATA[<p><img src="http://pigeon-book.com/wp-content/uploads/lemonyomumon.jpg" alt="lemonyomumon" width="600" height="401" class="alignnone size-full wp-image-863" /></p>
<p>本を読むって、とっても個人的なこと。<br />
あらためてそれを感じる、読書体験を描いたコミックエッセイです。<br />
ブックガイドとしての一面もある本と思うけれど、本をたくさん詳しく紹介しているわけではないので、それを目的に手にするとがっかりしてしまう人もいるかもしれない。</p>
<p>この著者のはるな檸檬さんは、今は宝塚についてのマンガ『ZUCCA×ZUCA』を書いたりしている人で、本ばっかり読んでいる学生時代を過ごしていました。<br />
ハマった作家さんは、ロアルド・ダール、高楼方子、星新一、山田詠美、吉本ばなな、村上龍…などなど。<br />
読みながら、わたしもはまったな〜！という作家さんもあれば、あんまり・・・という作家さんもいました。<br />
その部分の共感も、あればより楽しめると思いますが、この本の面白さはそれよりも、はるな檸檬さんが本を読んでどんなことを感じていたのか、何がよくってその作家にはまりこんでいったのかという、とっても個人的な部分。「自分」にとってその物語がどんなものだったのかということを、飾らないでみせてくれるところです。</p>
<p>ためになる良きものとして扱われたりもする本ですが、どんなふうに良いものなのかは人によって違います。<br />
本好きなひとでも、本を読む理由はきっとみんな違う。<br />
知らない何かを知りたくて。共感したくて。足りない何かを埋めたくて。つらい現実を忘れたくて。読んでる自分がかっこいい気がして。ただ好きだから。楽しいから。一言にしようと思うと気持ちがはみ出して難しい、個人的でもやもやしている部分を、はるな檸檬さんはたんねんに描いていきます。<br />
むさぼるように本を読んだことのあるひとは、書かれている著者の気持ちが自分とは違っていたとしても、そのとき本を読むことが必要だった自分を投影してしまうのではないかな。</p>
<p>この著者は以前は活字中毒といえるほど本を読んでいたけれど、いまはそんなに読まない、必要としてない。それがまた、いいと思います。<br />
本（特にフィクション）は、別に読まなきゃいけないものではなくて、でも喉が渇ききったときに水が身体を潤してくれるように、必要なものを与えてくれるときがある。その時期は人によって違うし、そのとき得るものもいつまでも残るものも違う。とても個人的な体験だと思うから。<br />
本を読む楽しさ、出会うタイミングの面白さを、こんなに素直にあらわしている読書エッセイは、なかなかないです。</p>
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