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    <title>Leadership in Diversity</title>
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    <description>social capital allows citizens to resolve collective problems more easily - Putnam </description>
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      <pubDate>Tue, 27 Nov 2012 18:48:00 -0800</pubDate>
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        <![CDATA[<p>
	<p>「真実を伝えること、それが重要なのよ。」</p>
<p>彼女は僕の質問にこう答えてくれた。ローカリゼーションという新しいムーブメント、いや、決して、新しくないのかもしれないけれど、あえて、それを声高に掲げることが必要になった時代。その語り手の一人、ヘレナ ノーバーグ=ホッジさんの話を昨日、聞くことができた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><img src="http://upload.wikimedia.org/wikipedia/commons/9/9c/Moon_desert_in_ladakh_001.jpg" alt="Picha:Moon desert in ladakh 001.jpg" width="360px" /></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ヘレナさんが訪れたという、インドの砂漠地帯ラダック。訪れてみたい場所の一つ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「地域経済がグローバル経済に呑み込まれて行く・・・」というのはひとつの支配的な語りだと思う。でも、彼女の発言や、そこに居合わせた幾人かのソーシャル・アントレプレナーや集った方々を見渡しているうちに、むしろ、多くの人々が潜在的に求めているのは、いや、むしろ、主流として移り変わりつつあるのは、それとは逆でグローバル経済のローカル化なんではないだろうか、と思えるようになった。グローバル経済が進展したがゆえに、その反作用としてなのか、むしろ、そこからの学習の結果なのか、わからないけれど、地域性を求める運動は加速していて。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ところで、そんな話をしているうちにカンボジアでの出来事を思い起こした。カンボジアの首都から片道10時間もかかるような場所で、グローバル経済のプレイヤーと、インドや中国の機械化されたシルク産業と闘い、欧米のマーケットで勝ち抜かねば、日々の糧を得ることができないという状況。それに抗う術はなくて、でも、どうしてこんな辺境のNGOがグローバル経済のプレイヤーたちと同様の闘いを繰り広げないといけないんだろうか、と無条理な感覚を覚えた。</p>
<p>シルク産業にかぎらず、内戦で産業が荒廃し、担い手が虐殺されたカンボジアでは産業基盤は脆弱だ。「基幹産業」と呼ばれる農業ですら、競争力が乏しく、隣国タイより生産性が劣るがゆえに、カンボジア産のものの方が高く、質が劣ることが多々あり、競争原理の中で、自活する勇気をなくす農民も多いという。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>話を戻すと、「グローバル経済に呑み込まれる」という表現が示しているように、市場がひとつになる、っていうことは良いことばかりじゃない。僕はリベラリストだけれど、それが何かを破壊しつくしていくようなスピードで進むのは望ましいことだと思わない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ヘレナさんに聞いたのは、高度経済成長を迎え、また、その影響の下にあるアジアで、ローカル性を取り戻すには、どうすればいいのか？高度経済成長は引力のように強い力をもって、人々を惹きつけていくけれど、その時に僕達はどうすればいいのか。と最後に聞いてみた。</p>
<p>それでかえって来たのが、「真実を伝えること」という確かな言葉だった。経済成長の結果として、何が起きたのか。もしくは、もともとそこにあった何かに、どんな価値があったのか。それを伝える必要があるんだ、って。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p />
<div>&nbsp;奇しくも、その数日後に別府を訪れ、アートを通じて地域の力を再生しようという試みに心を奪われる。そして、年明けは、「持続可能な地域」をテーマに、幾人かの社会起業家とインドを訪問する。少し、書く時間を取り戻して行きたい。</div>
<p />
<p />
<p>&nbsp;</p>
	
</p>

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</p>]]>
      </description>
      <posterous:author>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Fri, 27 Apr 2012 06:38:00 -0700</pubDate>
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      <link>http://blog.tetsuokato.jp/126914284</link>
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        <![CDATA[<p>
	<p><div class='p_embed p_image_embed'>
<a href="http://getfile4.posterous.com/getfile/files.posterous.com/temp-2012-04-27/dEpvpdizElgixFDdaokylewelimpIJChBlCxJnkewkIyngDnbAHvjxiyFbGB/DSC_0357.JPG.scaled1000.jpg"><img alt="Dsc_0357" height="332" src="http://getfile8.posterous.com/getfile/files.posterous.com/temp-2012-04-27/dEpvpdizElgixFDdaokylewelimpIJChBlCxJnkewkIyngDnbAHvjxiyFbGB/DSC_0357.JPG.scaled500.jpg" width="500" /></a>
</div>
</p>
<p>（アジア最大のスラム、ダラヴィ。僕に勇気をくれる場所の一つ。）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>あの日から、僕は「ビジョナリー」として夢を見る日々を送り始めた。</p>
<p>そんな契機を書きだしたのが「<a href="http://blog.tetsuokato.jp/97934444">未来を約束するということ</a>」だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>それから、スリリングな毎日を送っている。</p>
<p>夢見ていたことが、日々、目の前に立ち現れる。</p>
<p>だから、恐怖感で一杯だったりもする。</p>
<p>油断していると、「元の自分」に戻ってしまう、そんな目眩のような感覚を覚える。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>プロフェッショナルとしての行動原理は僕に深く染み込んでいて、</p>
<p>だから、前に進めるし、だから、前に進めない。</p>
<p>そんなジレンマに迷いながら、仲間と接していたりする。</p>
<p>いらだちをどこかでぶつけてしまっているような気もする。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>でも、これを乗り越えた時に、「起業家」としての僕がいる。そんなイメージも前にしている。</p>
<p>ビジョナリーとして未来を構想し、プロフェッショナルとして戦略的に実務をこなしていく自分の姿だ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>答えは、「一緒に社会を変えていこうよ！」って言えるかどうか、だ。</p>
<p>言葉を口に出してから、そう思えた。</p>
<p>主語は、「僕」じゃないんだ。</p>
<p>「僕達」だったり、「社会」そのものだったりする。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕は公害病患者として育ったし、大切な、本当に大切な友人をなくした。</p>
<p>そして、国境を越えて、違うどこかの国で、隣の国ですら、</p>
<p>「解決された問題」が再生産されるんだ、ってことを世界を旅する中で見てきた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>だから、逆に。国境やコミュニティの壁をこえて、</p>
<p>人々が汗を流し苦闘の果てに切り開いた洞察や経験が、</p>
<p>他の誰かに共有され、それが顔の見えるつながりやコミットメントに変わる中で、</p>
<p>更なる資金や求心力を生み出し、</p>
<p>世界を変えていけるんだったら、どれだけ幸せなんだろう。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そうしたら、公害のような複雑問題だって、</p>
<p>システムとして解決できる。世界を旅する中でそう思うようになった。</p>
<p>だから、WIAをつくったんだし、だから、前に進んでるんだよね。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ミラツクの西村勇也と仲間たちが作った素敵な場で、思ったこと。</p>
	
</p>

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</p>]]>
      </description>
      <posterous:author>
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    <item>
      <pubDate>Fri, 13 Apr 2012 00:28:00 -0700</pubDate>
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        <![CDATA[<p>
	<p><div class='p_embed p_image_embed'>
<a href="http://getfile2.posterous.com/getfile/files.posterous.com/temp-2012-04-13/CegAvcipJgGHtkrlGxddsGjccAljftCqrAgkIuFGiucEAaHcGcEkozbelljs/DSC_0109.JPG.scaled1000.jpg"><img alt="Dsc_0109" height="315" src="http://getfile0.posterous.com/getfile/files.posterous.com/temp-2012-04-13/CegAvcipJgGHtkrlGxddsGjccAljftCqrAgkIuFGiucEAaHcGcEkozbelljs/DSC_0109.JPG.scaled500.jpg" width="500" /></a>
</div>
</p>
<p><span style="color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">「何が&rdquo;社会的&rdquo;かどうか、誰が決めるのか？」&nbsp;</span></p>
<p><span style="color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">&nbsp;</span>取材をする度にたずねてきた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ヨーロッパでもらったのは、<span style="color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">「コミュニティが決める。コミュニティが良いと言えば、社会的な</span><span style="color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">んだ。」という力強い言葉だった。この言葉をくれたのが、上の写真、まさに体育教師みたいなオッサンだ。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p><span style="color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">スコットランドの最大都市グ</span><span style="color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">ラスゴー（とは言っても、日本で岐阜程度の規模の都市だ。）から数時間かけてたどり着いた場所でもコミュニティベー</span><span class="word_break" style="display: inline-block; color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">&nbsp;</span><span style="color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">スの市民の参画があり、市民が受益者であるだけではなくて、金も</span><span class="word_break" style="display: inline-block; color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">&nbsp;</span><span style="color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">汗も出している様子がよくわかってきた。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さらに、オランダでは、エコノミスト達が主役になった組織に出会う。政府から独立した機関がNPOを認証し、ガバナンスや寄付の扱いに関する評価を丁寧に行い、その結果に基づいて、信用できるNPOとそうでないNPOを区別していくのだ。信頼性のあるデータ、多角的な分析、まさに社会科学の仕事だった。それが鍵になって、広告業界やマスコミが動いた。この認証を取れば、低価格で広告が使え、よりNPOの募金活動が加速する仕組みだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>彼等の顔を見ながら、小学生や中学生の時に出会って、好きだった先生方を思い出した。「個人」として生徒に接してくれて、なにかしら、地域や社会の中で自分の生き方を見出していた人たち。</p>
<p><span style="color: #333333; font-family: lucida grande, tahoma, verdana, arial, sans-serif; line-height: 18px; text-align: left;">ああ、そうか、僕らが大きくなる過程で出会ってきた人たちが、むしろ、社会を変えてきたんだ、とはっとさせられた。大きく社会を変えることだけじゃなくて、地域で、根強く活動していくことだって、ソーシャルアントレプレナーの仕事なんだ。そう思った。</span></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>誰が、どういう理由で、闘ってもいいんだ。社会を変えたいと思えば、自分から動けばいい。エリートしか変えれない世の中なんてありえない。世界を回りまわって思った実感値。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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      <posterous:author>
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    <item>
      <pubDate>Sat, 07 Apr 2012 03:42:00 -0700</pubDate>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>アジアで、アメリカで、ヨーロッパで、社会企業という言葉に魅せられた若者達と語り続けた。みな、自分の言葉で未来を語り、ひたむきに行動し続け、一方で自分の仕事や生活を楽しもうという人々ばかりでとて、わくわくし続けたし、これからも付き合っていける仲間が世界にどんどん増えてくる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、世界を回りまわって思うのは、「社会企業」というコンセプトを輸入するだけでは、社会は進化しえない、ということだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>社会企業が勃興するアジア。変革の始まりを告げた米国。社会企業の原型が深く根付く欧州。アジアは開発や貧困層の市場化という文脈の中で「ハイブリッド・バリューチェーン」という言葉が登場し、NGOと企業の連携が急速に進んでいるし、それが面白い。米国では壮大な寄付市場と小さな政府を背景とし、寄付市場の変革の中で「ソーシャルベンチャー」や「ベンチャーフィランソロピー」という概念が生まれ、イノベーション志向の市場が築かれつつある。欧州は協同組合の歴史を基盤とし、英国では政府によるサードセクターの改革の中で、「ソーシャル・エンタープライズ」が制度化され、急速にシェアを広げた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>一方で、それが「一部の若者達のムーブメント」とう状況を超えれなかったり、既に制度的な形骸化は始まっている国も多々ある。例えば、韓国では英国から制度の輸入がいち早く進んだがゆえに、財務基盤が脆弱な社会企業が増え、ベルギーでは社会企業が制度化されたが、煩雑な登記制度ゆえに形骸化してしまったという。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>もし、社会企業という概念の導入に成功した国と、失敗した国に差があるとすれば、社会企業という概念そのものを地域や社会の文脈の中でどう具体化し得たか、という事ではないかと思う。ヨーロッパの多くの国でそうであるように、「協働組合」でいいじゃないのか、という答えでも良いのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>いったい僕達は、日本やアジアの置かれている状況の中で社会企業という概念に何を求め、どういう問題を打破し、どういう社会を築いていくために社会企業を創っていくのか。「まちづくり会社」でも良いし、「コミュニティビジネス」でもいい。「ソーシャルベンチャー」でも、「ソーシャルフランチャイズ」でもいい。いったい、僕らはこれからの社会に何を求め、だから、どういうアプローチが必要なのだろうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>欧州を旅した後、日本やアジアにおける「社会企業」という概念はもっと多様に考えていいのだ、という思いが残ったっし、そこから、また、日本の新しい未来を考えてみたいと思う。</p>
	
</p>

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</p>]]>
      </description>
      <posterous:author>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Fri, 03 Feb 2012 20:34:00 -0800</pubDate>
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      <link>http://blog.tetsuokato.jp/97934444</link>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>ソーシャルベンチャーの集積地、シアトル。いつもの充実した日々を何十倍にも濃縮して、たった一時で咀嚼するような濃厚な二週間。僕の起業家としてのあり方は、ここで、変わってしまった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&rdquo;炎&rdquo;という詩から全ては始まった。薪をくべないと、炎は燃え広がらない。ただ、薪をくべすぎると、炎を消えてしまうんだ、そういう比喩から、僕らの遊離は始まる。日常から離れて自分を取り戻す。あえて、日本と違うコンテクストの中に身をおいて見る。異なるエコシステムの中で関係を築く。思い出すと、スリルと興奮が蘇ってきた。ドキドキするような、二週間だった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>英語で自らの活動や自身の事を語れ、というだけでも、僕には挑戦的な課題だった。たどたどしく、英語で自分の事を語れるようになった時に、転機は訪れる。</p>
<p>「君は起業家として、何を約束しているのか」という疑問がふつふつと湧いてきたのだ。僕は「確実にできること」しか、約束していない事に気がついてしまった。プロフェッショナルとしての約束と、起業家としての約束を履き違えてしまっていた。</p>
<p>すると、僕の語りは変わりだした。未来から話を始めた。3年後にどういうイノベーションが起きて、5年後にそれがどう広がっていて、10年後に世界はどう変わっているのか。それを始めて伝えた時に、聞き手の感情にようやく触れて、拍手の鼓動に後押しされた。未来を伝えることが先なんだ、と体で理解することができた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>今の僕の目標は「皆の力を合わせれば、変わるはずの未来」だ。未来を書き換えて行くのが、起業家の仕事なんだ。「自分の手の届く最大限の範囲」を考えるんじゃないんだ。思い切って、そこから手を離すことなんだ。僕らの仕事は、目の前にある現実をそのまま前に進めることじゃないんだ。そういうことが体に落ちた後、僕のスイッチは変わってしまった。</p>
<p>僕はこれまで、「プロフェッショナル」として、生きてきた。だから、どういう価値を約束するのか、こだわってきたし、それをコントロールすることに細心の注意を払ってきた。顧客にどういう言葉を吐くか、どういう立ち振る舞いをするか、どういう間を取るか、いつも、考えてきた。事実から考えて、限られた条件の中で、何が科学的にベストな解決策なのか、いつも、そう考えてきた。</p>
<p>そんな日々は僕に、構想力と安定感を授けてくれた。だからこそ、前に踏み出て、未来を書き換えていいんだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>訪れた変化は、真摯に僕の英語を聞きづけてくれて、繰り返し繰り返しアドバイスをくれた人たちと共にあった。彼等の真摯な姿と、素敵な笑顔を忘れることはないだろうな、と思う。</p>
<p>冬の光が差し込む中、欧米の大学街の外れにある、iLEAPのオフィスとシアトルという街で。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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    <item>
      <pubDate>Sun, 20 Nov 2011 02:49:00 -0800</pubDate>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>10年近く経って、東京大学に足を運ぶ。本郷の古びた町を歩き、赤門をくぐり、待ち合わせ場所に向かうと、「チェンジメーカー」の著者、渡邊奈々さんの飛び抜けて明るい笑顔が待ち受ける。</p>
<p>道すがら、インドネシアでアショカフェローとしていち早く認定され、インドネシアを代表する起業家の一人、ムンプニさんとすれ違う。"Hi"っと明るい声が響き、「今日は楽しみね」、と声を交わした。インドネシアの女性には&rdquo;ムスリム&rdquo;として、というステレオタイプを打ち破るような明るい女性がいる。</p>
<p>彼女の起業家としての印象は、やはり、&rdquo;しなやかさ&rdquo;だった。途上国の女性の起業家、それも、ずば抜けた成果を残すタイプからに似たような印象を受けることが多い。どのような労苦であれ、進んで引き受けてきた人たちだけが持つ力強さと、一方で、多くの人々の思想や価値観を受け入れてきたからこその、柔らかさが見える。</p>
<p>インドネシアのような、国民国家以前の状況においては、社会を変革しながら、身を守ることすら困難だし、法律すら味方をしてくれるわけではない。彼女は、そういう場所で闘ってきたのだ。</p>
<p><iframe src="http://www.youtube.com/embed/JPOFQCfJMi4" frameborder="0" height="315" width="420"></iframe></p>
<p>（ムンプニさん。旦那のイスカンダルさんも素敵なおっちゃんだった。）</p>
<p>真新しい木彫が不思議な空気を醸しだす本郷キャンパスの福武ホールで彼女は講演を始めた。彼女は60を越える地域に小水力発電を広めたのだ、という。世界では、14億もの人々が未だに電気すら使えず、高価な電力と、薪や灯油、悪質な燃料から出る煙に体を害し、年200万近くの人々が呼吸器系の疾患で亡くなる。</p>
<p>それだけではなくて、電力は生産の鍵でもあり、また、消費の基盤でもある。電力があるだけで、人は数時間多く働けるし、また、その間に家庭の団欒を得ることであったり、子供が勉強することであったり、僕らがあたりまえのように思っている、大切な出来事を下支えしてくれる。</p>
<p>彼女の「イノベイティブ」と言われる理由は小水力発電を使って、村人たちの暮らしを変えたことであり、さらに、彼女が「ソーシャルデベロップメント」と呼ぶ、更なる付加価値の実現を目指したからだ。</p>
<p>ムンプニは村や地域の特性に合わせて、電力をさらなる価値へと変えようとする。レモングラスを特産品とする村では、蒸留装置を導入し、電力を使って、村人達が最終加工品を創りだすことが可能になった。コーヒーを特産とする村では、焙煎器を購入し、製品としての「コーヒ豆」を販売することが可能になった。コストサイドで考えると、たいした違いはないが、プライスやプロフィットで考えれば最終加工品を販売できるか否かという違いは奇跡的なほど大きい。特に中間搾取の大きな途上国ではなおさらだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>表面的にはこれが、「イノベイティブ」と言われるのだが、それは、一面的な評価でしかない。むしろ、彼女が小水力発電という技術を広めるプロセスにこそ、イノベーションがあった。それがどうしても聞きたくて、パネリストとして呼ばれながらも、彼女に尋ねた。</p>
<div>彼女は言う。時には、数年以上も僻地の農村に住み込み、信頼関係を創る。それがなければ、外部から新しい技術を持ち込んでも無駄なんだ、と。「住民たちが運営してこそ、価値がある」「大事なのは共感、それに尽きるわ」と彼女は続けた。</div>
<p />
<div>それだけじゃないだろ、と思って、僕は何度もそのプロセスの話を聞き返した。そうすると、「メタプランニング」という言葉が返ってきた。住民達の意志に委ねるが、彼らの意思決定はデザインするし、トレーニングも行うのだ、という。やはり、共創や協働という概念においては、非営利組織の方が圧倒的に進んでいるし、この分野が最も必要とされる途上国で、コミュニティデベロップメントの手法は体系化されている。</div>
<p />
<div>彼女らは、数ヶ月の調査を経て、住民と共に計画を練り、小水力発電発電の機器の導入と訓練を終え、モニタリングの期間を経る。そして、住民主導で自立運営ができることを確認した上で、出口戦略を決めるのだ。彼女の講演だけ聞けば、彼女の情熱が成功の鍵になる、というような印象を受けるかもしれないが、60地域を越えるエリアを電力やインフラという高難度の分野でカバーするには、冷徹な戦略も必要だ。それを裏付けるかのように、彼女のモデルはフィリピンやアフリカにも移転しつつあるという。</div>
<p>&nbsp;</p>
<div>彼女と最後に話したのは、やはり日本とのコラボレーションだ。彼女が小水力発電をもちこんだ地域で、地域の産品に付加価値をつける時に日本の技術や発想が使えれば、もっと面白くなる。</div>
<p />
<div>ビル・ドレイトンが、「ハイブリッド・バリューチェン」というコンセプトを提唱した論文をHBRに掲載したのが2010年9月。営利と非営利の垣根を越えた新しい産業、もしくは、新しい業界の構築が世界を変える可能性を秘めている、という。</div>
<p />
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<div>とりあえず、今度、遊びにいくね！と約束してパーティー会場を離れた。ムンプニさん＆イスカンダルさん、素敵な話をありがとう～！そして、誘ってもらった、渡邊奈々さん、ありがとうございました！</div>
	
</p>

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</p>]]>
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      </posterous:author>
    </item>
    <item>
      <pubDate>Sun, 30 Oct 2011 23:25:00 -0700</pubDate>
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        <![CDATA[<p>
	<p>新しい法人を立ち上げてから、ずっと自分のマネジメントスタイルを模索している。素晴らしいメンバーに恵まれているからこそ、今のままじゃやばいな、と思っていた。だから、コーチングとか組織の変革に関わっている親友に改めて対話のパートナーになってもらったり、一緒にやっているファウンダー達と対話したり、新しいメンターと話したり。実は陰ながら努力してみている。</p>
<p>一番の発見は、"Client Interest First" という行動原理を乗り越える時期になったということかもしれない。僕はこの行動原理に頼って、生き抜いてきたし、これがあったから、顧客やパートナーに恵まれてきた。僕の職業人としての人生を規定してきた言葉だし、僕の師匠からもらった最大のギフトだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>でも、非営利事業って、社会の資源を使う側面も大きいから、瞬発的に顧客に貢献するだけじゃだめなんだ。持続的な積み重ねを持って、社会を変えて行くプロセスがとても大切。そのプロセスをもっと余裕を持って、楽しむことが必須だと思う。</p>
<p>金銭的なインセンティブは付けれないし、得られるのは関係性だけ。</p>
<p>楽しいけれど、顧客のため、だけじゃ、きついんだよね。そして、あらゆる主体と丁寧に対話を重ねて、信頼を獲得したり、彼らのもっている資源を共有して、やっとこさ変革が見えてくる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>特に、今回はプラットホーム事業だからその側面がすごく強い。むしろ、関わってくれる人たちの個性を尊重できる余裕や、多様なインプットを歓迎できるような場を創ることが僕に求められている。個性を編みあげて、それが、組織やコミュニティに楽しさや躍動感につながるような創造的なマネジメント。</p>
<p>目の前の顧客や受益者に貢献するということは忘れちゃいけないんだけれど、これまでの行動原理を、良い意味で、乗り越えていかなきゃ行けない時期なのかな、と。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>みんな個性や多様性を大切に進めると良いな、と思う。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Sun, 30 Oct 2011 04:55:00 -0700</pubDate>
      <title>TEDxTOHOKU&#12395;&#23492;&#12379;&#12390;</title>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>イベント終了後の懇親会で、Sinsai.infoの三浦さんに再会する。震災直後の連載、「<a href="http://diamond.jp/articles/-/11847">逆境から生まれるイノベーション</a>」で取材させて頂いた、素晴らしいアントレプレナーだ。震災からわずか4時間足らずで被災地の情報を集約するウェブシステムを立ち上げ、IT系のイノベーションとして注目を浴びた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>たまたま、スピーカーとして登壇されたぐるぐる応援団の鹿島さんを紹介させて頂き、コラボレーションの話が進んだ。鹿島さんは地域を循環するオンデマンド型のコミュニティバスを構想し、被災者の足を再建しようと目論んでいる。が、交通業界の情報システムは異様に高価格で、かつ、利便性が低い。それを三浦さんが得意とする地理情報システムを使って、何か問題を解決できないか、という話になった。素晴らしい出会いがもたらされた良いイベントだった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>でも、僕個人としては、物足りなかった。復興にとってどういう意味があるのか？「TEDのコピー」でしかなかったんじゃないか？と問われれれば、僕は答えられなかった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>実はアドバイザーという大役を任せて頂いてのだけれど、その役は結局のところ、果たせなかったと思う。会場でも皆と話したけれど、どこをとっても素晴らしいメンバーだし、素晴らしいスピーカーだった。でも、僕は忙しさにかまけてちゃんとコミットメントできずじまいだし、僕の知っていることや、経験してきたこと、気になっていたことを伝えきれず終わってしまった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>しかし、聴衆は晴れ晴れとした顔をしていたし、スタッフは悔しそうな顔をしていた。</p>
<p>このイベントがどう次につながっていくのか、次につなげていくのか、が勝負なのかな、と思う。</p>
<p>「復興」なんていまだに兆しすらも見えてきてはいないのだから。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Mon, 12 Sep 2011 07:16:00 -0700</pubDate>
      <title>&#22120;&#29992;&#36007;&#20047;&#12398;&#12356;&#12365;&#12427;&#36947;</title>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>「たいして、君はとりえがないよね。」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>結局のところ、20代の僕はこう言われ続けた。たいした実績もないし、大きな会社に入ったわけでもない。年をくってるわけでもないし、さほど経験があるわけでもない。結局、目の前の仕事で成果を残すしか、残る道はなかった。</p>
<p>でも、やっぱり、器用なだけじゃだめなんだ。それって、ただの便利な人で終わってしまう。20代前半はそれで良いかもしれない。丁稚奉公も重要だし、基本的な動作ができる、できない、ってのはやっぱり、キャリアを左右する。けれども、20代後半になれば、「あなたは何ができるの？」って言う問いかけがついて回るようになる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕の話に戻ろう。僕は最初、戦略コンサルの仕事を良くしていた。でも、人材や組織のイシューを扱いたかったら、並行して研修の開発や講師もよくやった。その後、非営利の世界に身を投じて、コンサルもやったし、現場のマネジメントも何度もやった。結局のところ、器用だし、仕事もそこそこできるようにみられていたけれど、ただの便利屋だった。◎◎出身とかいうタグに興味は無かったけれど、それがあるかないかで変わることもある。</p>
<p>でも、実は、自分の中ではどういうプロフェッショナリティを持つか、曖昧だけれど、決まってはいたんだ。色んなテーマで仕事はしたいな、と思っていたけれど、自分は事業の開発というプロセスにこだわろう、と。戦略的ではないにしろ、20代のうちに十数の事業の開発や変革に挑戦できた。範囲を絞ることで、やっぱり、ノウハウが貯まったし、次につながった。それが、成果になった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>事業開発だけじゃなくて、スキルセットをもう少し拡げようと思ったのは、20代後半の時だ。たまたま、本当に、たまたま、僕は書くという事を選んだ。僕は文章が下手、それも、かなりの重症だったから、勇気のある選択だった。そもそも、良い文章って何だろう、というところから考えなおして、文豪の文章を読んだり、自分にフィットする文体を探すところから始めた。結果として、ルポが残った。</p>
<p>実は、このルポ、というのが僕の仕事と絶妙に相性が良かった。あとでわかったことだけれど。社会企業ってのは、やっぱり、問題も可能性も多くの人に知ってもらって、そこから、変革が始まることが多い。でも、ついつい、現場にまみれすぎてしまって、本当に価値の情報やそこにある出来事が発信できなかったりして、本当の支援者に出会えなかったりすることが多々ある。でも、このルポという手法を使えば、その問題を解決できそうな気がするんだ。</p>
<p>事業のこともルポのこともわかる人なんて、日本にはそうは居ないから、それが自分のオリジナリティの一つになりつつある。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>なにはともわれ、自分の立ち位置なんて、出会いを通じてしか決まらないもんだとは思うけれど、勇気を持って、こういう場所に立つんだ、ということを決めるということはとても大事なことだと思う。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Thu, 28 Jul 2011 04:35:00 -0700</pubDate>
      <title>&#12300;&#36794;&#22659;&#12363;&#12425;&#19990;&#30028;&#12434;&#22793;&#12360;&#12427;&#12301;&#12392;&#33509;&#32773;&#36948;&#12398;&#12415;&#12425;&#12356;</title>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>台所に蛇口がない、という光景が頭から離れない。</p>
<p>フィリピンのプラワン島のビーチで一緒に飲んだくれてフィリピン人の家に立ち寄った時の話だ。インターネットが通うその家に、水道が通っていないという事実を理解することに数十分かかってしまった。けれど、世界ではこっちの方が「当たり前」だ。&nbsp;</p>
<p>こんな話を始めたのは、東北でのある再会からだった。始めて出会った時、彼は学生ベンチャーの社長をやっていた。今も東北大学では変わり者らしく、「浮いているんですよ」とはにかんでけれど、「学生ベンチャー」では物足りなくなって、自分の力を試せるフィールドを探しているように見えた。</p>
<p>素材系メーカーに内定が決まり、日本の技術を使って、「世界を変えるような」挑戦をしたいのだと彼は語った。炭素繊維を使ったビジネスか、水を濾過する浸透膜を使ったビジネスだったら「いけるかも」なんて楽しそうに笑う。</p>
<p />
<div>そして、僕が取材したNGOの話になる。事業規模1000万程度のNGOが&rdquo;5年間で14万人の人々の生活を変えた&rdquo;というイノベーションの話だ。今でも、10億人近くは安全な水を手に入れることもできないし、たった1年で200万人もの人々が汚れた水に関連した病気で死んでしまう。人類はまったくもって、水に関連する課題を解決できていないし、人口の爆発的な増加や気候の変動を背景に問題は更に深刻化する。そのNGOは地域住民を主体としたインフラ管理を実現することで、持続可能なインフラ管理を可能にした。アジア、アフリカの各国に彼らのソリューションは拡がりつつある。</div>
<p>そもそも、水関連の技術は日本がトップを走っている領域だ。水を濾過する浸透膜では群を抜く技術力を保有し、「蛇口から水を飲める国」なんて、信じられないほどの公共インフラを開発・維持することに成功した日本くらいだ。にもかかわらず、日本は、なぜ、世界の水問題を解決しようとしないのか、憤りながら話した。技術も資本力もあるにも関わらず、人類の課題解決に乗り出そうとしないのか、と。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>こんな偉そうな事を話していたけれど、勉強になったのは僕の方だった。彼のように、日本の未来を背負う若手にとって、僕の本がどういう意味があるのか、どういうメッセージを提示せねばならないのか、と考えさせられた。</p>
<p>僕は&rdquo;社会起業家のルポ&rdquo;を書いたつもりだったのだけれど、幾人かの学生と話していると、「辺境から世界を変える」という本は、どうやら、彼らにとってはキャリアを具体化するための&rdquo;踏み台&rdquo;のようなものらしい。願わくば、起業家達の物語を&rdquo;追体験&rdquo;することができる本を、と思い、&rdquo;戦略的な分析&rdquo;で勝負することを捨て、&rdquo;ルポ&rdquo;という文体を試みたのだけれど、どうやら、それはある程度の効果があったようだ。</p>
<p>とはいえ、直にフィードバックを頂く中で、「こういう使い方」があるのか、「こういう読み方」があるのか、とはっとさせられることばかりだ。目標としていた「苦海浄土」や「どくろ杯」と比べれば、及ぶことのない筆力だということも自覚している。好意的な感想を多く頂いているけれど、厳しい批判も含めて課題を明確にしないと、次に行けないなあ、と思っている。ぜひ、そんなフィードバックも頂けると嬉しいな、と思う。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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      <posterous:author>
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      </posterous:author>
    </item>
    <item>
      <pubDate>Fri, 24 Jun 2011 03:25:00 -0700</pubDate>
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        <![CDATA[<p>
	<p>日本を出たのが2009年の夏。29回目の誕生日はラオスの奥地のゲストハウスで迎えた。東南アジアのNGOや社会起業家を巡って、果てはインドのソーシャルベンチャーキャピタルまで出向いて、仕事をさせてくれないか、と頼んで回った。僕程度の実績では、トップレベルの起業家とは仕事なんて出来ないのだ、という現実に圧倒された。</p>
<p>「だったら、本でも書けば良いんじゃないか？」という、友人の呟きから転機は始まる。その時、編集者を紹介してくれたのは仲の良い友人の一人だった。何を書くのか、どう書くのか、そもそも取材なんてできるのか、という不安を抱えながら、模索は続く。</p>
<p>アポイントメントを取るだけで、ハラハラする。ただでさえ電話が嫌いなのに、巻舌のインド英語で、しかも、音声の悪い携帯電話で「社長に会わせてくれ」なんて、信じられないほど勇気がいる。電話を終えたときの冷や汗とベタベタした手はいつも思い出す。担当者から担当者へとたらい回しが続いた結果、何故か、経営の責任者にまでたどり着いた。</p>
<p>許された時間わずか。単刀直入に、ビジネスの鍵はどこか？と切り出す。僕に映る彼らの姿は、昔憧れたITベンチャーの姿よりもずっとかっこ良く見えた。彼らは口をそろえて言う。たしかに、ビジネスの成功要因は緻密に考えている。だけど、誤解してはいけない。大切なのは、人なのだ、と。その意味がはっきりとわかるのは、いつも、現場に訪れてからだ。</p>
<p>その驚きや感動をどうしたら、文字にできるのか。どうすれば、僕が体験したものを劣化させることなく、伝えることができるのか。思い悩んだ。書いては、行き詰まり、書いては、悩んだ。一度は放り投げてしまいたいとさえ思った。書けば書くほど、少し前に書いた文章が醜く見える。</p>
<p>完成が近づいたと一息つくと、震災が襲う。流通網が麻痺し、印刷する紙がなくなった。出版計画はゼロに戻る。それでも、推敲を続けていたら、ついに、出版できることになった。</p>
<p><iframe scrolling="no" marginheight="0" marginwidth="0" src="http://rcm-jp.amazon.co.jp/e/cm?lt1=_blank&amp;bc1=FFFFFF&amp;IS2=1&amp;nou=1&amp;bg1=FFFFFF&amp;fc1=000000&amp;lc1=0000FF&amp;t=liber0d-22&amp;o=9&amp;p=8&amp;l=as4&amp;m=amazon&amp;f=ifr&amp;ref=ss_til&amp;asins=4478013764" frameborder="0"></iframe></p>
<p>「辺境から世界を変える」というタイトルになった。アジア地域で世界的に活躍する869件の社会起業家の事例から、ビジネスとしてだけではなく、社会へのインパクトの両方がずば抜けた事例だけを選んだ。数億の売上の企業が、数百億の経済効果をコンスタントに出し続ける。事業規模1000万強の小さなNGOが5年間で14万人の生活を変えた。</p>
<p>取り上げた事例は面白い。しかし、文章には最後まで、自信が持てなかった。途上国の僻地で見た、驚きが大きすぎた。しかし、編集者の執拗な執念のおかげで、本は完成した。原稿を最後に確認するときになって、ようやく、読者として面白い、と思えた。ぜひ、読んで頂きたいと思う。</p>
<p>今後も、社会を変えて行く現場で仕事をし、それを文章にしていきたいと思う。</p>
	
</p>

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</p>]]>
      </description>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Wed, 13 Apr 2011 07:40:00 -0700</pubDate>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>「やっぱり、やる気じゃねえかなあ。」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>70歳を過ぎた焼き鳥屋の親爺が言う。僕が4歳の頃、つまり、彼が50歳に達しようかとする頃に、彼は商売替えをしたという。笑いながら、「ヤキトリだったら、おれでもできんじゃねえかなあ、と思ったんだよな～あ」とべらんめえ口調で言う。</p>
<p>レバーが旨い焼き鳥屋だ。健康な鶏を使って、捌いてすぐに、焼きすぎず、妙の合うタレを付けないとこの味にはならない。さっと出てくる突き出しは大根おろしだ。瑞々しいのだけれど、辛すぎはしない。ゆずをさっと掛けてあり、腹をすかせる前菜だ。瓶ビールは良く冷えていて、生ビール以上に爽快な味がする。保存状態まで気を使っているからだ。旨い。</p>
<p>年季の入った店なんだろう。きっと、ずっと、ずっと、この爺さんは焼き鳥をやいてたんだろうな、と思いながら僕は話を聞いていた。</p>
<p>それが、40歳過ぎて半ばに達するまで、僕の人生の半里先まで、違う商売をずっとやっていたらしい。「カメラってのは衰退産業だからね～ぇ」と口元をくにゅっとさせながら笑う。それまではずっと写真屋をやっていたらしい。特徴のある焼酎のボトルが並ぶ中で写真が幾つか飾ってあったのはそのせいだと言う。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「なんで、こんなに旨い焼き鳥つくれるんですか？」と聞いたら、「やっぱり、やる気じゃねえかなあ。」と素っ気ない返事が帰ってくる。少し顔を赤らめ、口ぶりの割には照れたような顔をしている。カメラ屋を辞めるまで、焼き鳥を食ったこともなかったらしい。</p>
<p>「でもね」と少し真面目な顔をして言う。「俺は色んなとこに食いに行ったよ。大阪まで焼き鳥を食いに行ったよ。」と続ける。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>知る限りでは、商売替えなんてほとんど上手く行かない。だけれど、40歳過ぎても、上手く商売替えできるんだなあ、と僕は思った。</p>
<p>まだ、ほんの少ししか、言葉は交わしてはないけれど、また、この焼き鳥屋に食いに行こうと思う。</p>
<p>&nbsp;</p>
	
</p>

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</p>]]>
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      <posterous:author>
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      </posterous:author>
    </item>
    <item>
      <pubDate>Mon, 04 Apr 2011 20:52:00 -0700</pubDate>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>「目の前で起きている問題の根深さはどうやったら伝わるんやろか。」</p>
<p>「それが変わった時に起きるとてつもない変化はどうやったら見せる事ができるんやろか。」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>アキュメンファンドのジャクリーン・ノボグラッツ――社会企業の支援者としては伝説の人物になりつつある――の文章がとても好きだ。彼女の文章を読んでいると「社会は変えれるんやね」という希望が湧いてくる。背景にある問題の根深さと闘う人々の力強さと共に。</p>
<p>それは芥川龍之介の書いた「蜘蛛の糸」のような話なのかもしれない。横たわる問題の根深さに比べ、それを変える事のできる可能性は一筋しかないだろう。だけれど、蜘蛛の糸を伝って地獄を抜け出そうとしたカンダタは――他の罪人を蹴落しさえしなければ――極楽に辿りつくことができたのだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>非営利の領域においては、ビジネスとして問題を解決するだけではなくて、社会のシステムを変えることや新たな主体者を巻き込んでいくということを求められる。にもかかわらず、問題を伝えきれず、可能性すら提示できない組織も圧倒的に多い。もちろん、彼等が取り組む問題が複雑だからこそ、伝えるのも解決するもの難しいというのは事実だ。</p>
<p>非営利の領域における事業の開発。それは、ビジネスの機能を創るということだけはないのだ。関係者をどう巻き込むのか、関係性をどうデザインするのか、システムをどう変える必要があるのか、ビジネス以上にセオリーが無い状況に踏み込まないといけない。そこに踏み込む上で、「ルポ」という手法が有効なんだと思う。分析的アプローチではどうしようもないほど複雑な実態を「物語」として具体化できるからだ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>そんな事を考えながら、アジアを周り、世界を代表する社会起業家の取材をさせて頂いていた。書籍はもうすぐ発売日をお知らせできる段階になる。また、震災以後、急速に加速するイノベーション創発の動きをグローバルなトレンドも含めて共有するコラムを短期連載させて頂くことになった。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p><a href="http://diamond.jp/articles/-/11749">http://diamond.jp/articles/-/11749</a></p>
<p>&nbsp;</p>
<p>第一回は、エンデバーという伝説のNGOの政策担当副代表として活躍したエルミラさんがフォーブズに掲載したコラムを引用しながら、震災の中で心収まらぬ中、少し、距離をとって日本の可能性を俯瞰しようという趣旨だ。次回以降、ソーシャルメディアや寄付など、この短期間で劇的な進化を見せた具体的な事例を掲載していく事が決まっている。（なぜか、精神科医の香山リカとライフネットの出口社長の横に並ぶという不思議な展開になった。）</p>
<p>問題、可能性という言葉には多くの物が含まれている。震災であれば、直後の被害から復興に至るまで、問題は多岐に渡る。人、金、ロジスティクス、情報、、問題から解決策に渡る領域の中であらゆる可能性が蠢いている。この蠢きそのものがイノベーションを加速させるのではないだろうか。</p>
<p>イノベーションは逆境においてこそ進化すると僕は思う。たとえ、ほんの少しの可能性であったとしても、世界が劇的に変わる可能性があるのであれば、それに賭けてみるは悪くない選択なのではないだろうか。そういう感覚が少しでも共有できるコラムになれば、と思う。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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      </posterous:author>
    </item>
    <item>
      <pubDate>Fri, 25 Mar 2011 05:47:00 -0700</pubDate>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>震災にさらされ、電気が止まり、鉄道が麻痺し、水さえ買えなくなる。</p>
<p>ふと、気づくと、僕らはどれだけ多くの物を「外部化」してしまって居たのだろうと思う。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ああ、生活に必要な水さえ、自分で手に入れることはできないのか。</p>
<p>歩く事のできない距離を超えて、働きに行っていたのか。</p>
<p>僕らは、暖の取り方さえ、忘れてしまったのだろうか。</p>
<p>その結果が、放射能だったのだろうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>当たり前だったことが、当たり前でなくなるような感覚にさらされた。僕らはいったい何者として生きていのだろうか。そもそも、飯を食い、暖を取り、歩く事なくして、生きていると言えたのだろうか。</p>
<p>震災は経済を先進させるあまりに忘れ去られたものを取り戻すための闘いなのかもしれない、とも思う。本当に必要としない何かの為に、誰かが犠牲になるのはやるせない。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Mon, 21 Mar 2011 21:09:00 -0700</pubDate>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>「もし、癌で余命を宣告されたら何をするか？」</p>
<p>「もし、明日死ぬとしたら何をするか？」</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>アジアを旅する前に友人に問われた言葉だ。「いつ死ぬとしても、行動の軸が変わらないとすれば、そこには確固たる信念が有る」と言われた。世の中が少しづつ落ち着きを取り戻す中で、ふと、この言葉が浮かんだ。</p>
<p>「生き延びる事ができるか」どうか、というのは生きとし生ける物にとって最も基本的な問いだと思う。一方で、人として生きる以上は、「どう生きるか」という問いも抱えて生きたいと思う。</p>
<p>しかし、何かに右往左往するというのは、「どう生きるか」という事が定まっていないからなのかもしれない。ふと、そんな事が脳裏を過ぎった。危機に遭遇すると色んな物が露呈してくる。プロジェクトの話が行き交う中で、何かに「釣られて」しまったような感覚を覚えていた。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>結局のところ、自らが生きていく分野で高みを見出す以外にはとりたてて人の役に立つようなことはないのではないだろうか。改めて、自らが進む道に進む事だけが、「備える」という事に連なるような気がする。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Fri, 18 Mar 2011 07:47:00 -0700</pubDate>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>原発の危機的状況が不可思議な小康状態を見せている中、人々の心は被災者と支援者の狭間で揺れている。初めての震災を経験し、電気は消え、物は不足し、ろくに移動もできない。その中で、「もっと苦しい人達がいるのだから」と見も知らぬ人々の為に行動を迫られる。馬鹿を言えば、不謹慎だと言われ、身の安全を確保できたかどうかも判らぬまま働きに出る。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「避難してる人も居るけどさ、職人としては目の前の仕事から逃げらんねえよな。」</p>
<p>いつもと変わらぬように営業を続ける下町のモツ屋がある。そこで、飲んだくれてる金髪の兄ちゃんがふとこんな言葉を漏らした。荒川区の町屋に引越しして、ちょうど一週間が経った。幸いなことに、この町には変わらない空気が漂い、オッサンもオバハンも、ガキも客引きの姉ちゃんも地震の直後から変わらない顔を見せる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>何か、危機に迫られた時に「クッション」になってくれるのは、こういった多様性を抱えたコミュニティなのかもしれない。豆腐屋のおばちゃんと話しながら物を買ったり、佃煮屋のばあちゃんが嬉しそうに自慢してたり、そんなさりげない日常が僕らを正気に戻すのかもしれない。そう、東京の下町で思う。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Thu, 10 Mar 2011 01:35:00 -0800</pubDate>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>「女性としての生き方と起業家としての人生をどう両立させればいいんでしょうか？」（起業家）</p>
<p>「スケールやスピードを求めると、両立しえないんじゃないですかね。」（僕）</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>これは、僕自身の懺悔のヒトコマだ。仮にリスクマネーを得る事ができ、自身の強みに特化ができるとしても、成長の壁を超え、自らを変えていくというのは簡単な事ではない。その現実を見たがゆえに、僕は安易にこういうアドバイスをしてしまった。</p>
<p>それから５年が経ち、彼女は起業家として良い位置に立っていた。自身のライフスタイルも重視し、かつ、素晴らしい社会的成果も実現していた。彼女の次の悩みは、その成果をどう復元し、世の中を変えていくのか、という事だ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>どこかに安易なコメントをしてしまった事に悔いが残り、世界を旅をしながらも、この答えを探していた。近年、「スケールアウト」と呼ばれる、分散型の拡大モデルが注目され始めている。フランチャイズやスクール型の拡大モデルに近いのだが、組織の拡大よりも、純粋なインパクトの拡大を目指し、市場を創りだそうとしていく。</p>
<p>実は、こういった新しい拡大モデルが彼女のような起業家に向いているのではないか、と密かに考えていた。特に、彼女は研究者出身だから、複製しても質の落ちる事のない精緻なプログラムを開発する事ができる。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>ライフスタイルとインパクトを両立できる、という事自体に夢があるし、彼女がやろうとしている事自体に、そういったアプローチが求められている気がする。それが、彼女を支持する人々の基盤を強くするんじゃないかな。</p>
<p>ようやく、答えの一つが出つつある。</p>
<p>&nbsp;</p>
	
</p>

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</p>]]>
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      <posterous:author>
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      </posterous:author>
    </item>
    <item>
      <pubDate>Thu, 17 Feb 2011 19:16:00 -0800</pubDate>
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      <description>
        <![CDATA[<p>
	<p>大学の恩師に叱咤されたのは20代の半ばの頃だっただろうか。高い目標を掲げようとすると、目標に囚われてしまって足元が見えなくなる事がある。</p>
<p>立て続けに起業を志す方々にお会いしていて、昔の自分を思い出した。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>人が人に惹かれるのは語りが入り口なのかもしれない。だけれど、人が人と共に歩むかどうかを決めるのは世界観なんだと思う。なぜ、世界を変えたいと思うのか、何を変えたたいのか、誰がどうすれば変える事ができるのか、何が変化のドライバーになると思っているのか、そういう素朴な疑問に向き合った時にその人の思想や世界観がこぼれおちてくる。</p>
<p>戦略とかビジネスプランとかビジョンとかネゴシエーションとか、そんな上っ面な感じのことじゃなくて、その人の内面から出る言葉や、ふとした時の行動で僕らは判断される。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>言葉が綺麗とか、ロジックが精緻とか、そんな事はどうでもいいんだ。なんか、この人農業好きなんだなとか、ああ、この人もう動いてるんだとか、そうそう、こういう体験があったから、これやりたいと思ってるんだね。とか、なんでもいいんだけれど、それが伝わったときに何か変わる気がする。</p>
<p>「ビジョンをブラッシュアップ」とか意味のわからない言葉がよく使われるけれど、そんな事にあまり意味はなくて、自分がどうあるか、とか、どういう世界観を持ちたいのか、とか、それにもっともっと時間を使っても良いような気がする。</p>
<p>実は、本を読むとか、好きな人と話すとか、反芻しながら丁寧に生活することが一番なんじゃないだろうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>僕は、楽しそうに笑う時とか、ふとした瞬間に見せる苦悩とか、そういう物が垣間見えるときに「この人と仕事したいなあ」と思うことが多い気がする。</p>
<p>何故か、そういう人には丁寧に生きているな、と思う人が多い。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Wed, 16 Feb 2011 04:47:00 -0800</pubDate>
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        <![CDATA[<p>
	<p>明日のメシが食えるかどうかという時に、自らのパンを差し出す人間であれるだろうか。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>うーん。メシは勘弁してほしいなあ、と思いつつも、まあ、死にそうな人が目の前に居たらパンを差し出すくらいはするかもしれない。でも、プライドとか、自分の将来とか、これまで築いた関係とか、約束してしまったこととか、色んな事が重なって、人は縛られて行くのだと思う。</p>
<p>社会の中で生きるというのは、関係を築きながら生きて行く事と等しい。そこからは逃れ得ない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「NPOは本当に最適化を志向しているのか？」</p>
<p>今日の夕方、こんな話がふと出てきた。僕の知る限りでは、「社会企業」と呼ばれる分野で挑戦している友人達は、多大なリスクを取っているし、人生の多くの時間を費やしている。けれども、人間だから、ちっぽけなプライドに意思決定を左右される事もある。油断が失敗を招く事もある。</p>
<p>問題は、それを認めて、先に進めるかどうかだと思う。</p>
<p>明日、別件で友人達と会う。経営に関する資料を事前に送ってもらったが、「率直な自己批判」と「対話への姿勢」が滲み出る資料だった。彼らしいな、と思った。一緒に仕事をしたことはないけれど、苦難に苦悩し、前に進む姿をいつも目にしている。</p>
<p>「成功する方に賭けたい」と思える友人が居るというのは幸せな事だ。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>さて、僕もここ半年で、「日本のリソースを使ったソーシャルインベストメントが可能かどうか」という事に自分なりの結論を出そうと思っている。どうすれば、既存のベンチャーキャピタル・モデルよりも遥かに効率の良いモデルを提示できるのだろうか。</p>
<p>誰とやるか、という事も含めて、半年くらいはじっくり時間を使おうと思う。</p>
	
</p>

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</p>]]>
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    </item>
    <item>
      <pubDate>Tue, 15 Feb 2011 13:21:00 -0800</pubDate>
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        <![CDATA[<p>
	<p>独立すると、足の歩みが自然に早くなる。意志と反して、思考は空回りする。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>先週末に立て続けに創業志望の起業家数名に会った。そして、起業した後輩と打ち合わせを重ねた。彼らの構想を聞いていると、起業直後の自分を思い出し、「そんなに焦らなくてもいいんじゃないのか？」と思った。 焦りは、持ち味を殺すからだ。</p>
<p>起業したての自分を振り返ると、そんなジレンマに苦しんでいた気がする。視界が急に開けたからこそ、時に何をしたら良いか分からなくなってしまう。もちろん、歩みを止めなければ、前には進む。が、思うよう行くほど、世界は甘いものではない。</p>
<p>友人の起業家達を見ていても、「強すぎる目的意識」の弊害を感じることがある。悠々としては前には進めないが、焦りすぎれば、大切な何かを壊してしまう。「焦りすぎてもダメだ。焦らなくてももダメだ。」と呪文のような日々を繰り返す。これは、起業家の最大のジレンマかもしれない。</p>
<p>&nbsp;</p>
<p>「<a href="http://amzn.to/fiDrqD">アントレプレナーの教科書</a>」はスタンドフォード大学で最も人気の有る講座を書籍化した本だ。「顧客の反応を確かめながら、進め」というメッセージを伝える。「新しい事業に挑むのだから、確かめていく事が重要なのだ」と書籍の中で繰り返される。書籍では、顧客を発見できるかという、そもそもの問いから始まり、組織化までの四ステップの仮説検証のプロセスが強調される。プロセスをきちっと分けて、一歩ずつ踏み込んで行けというのだ。</p>
<p>ただ、フレームワークを持つことが重要なわけではない。そうではなく、ペースを見失わないという事が重要なのだ。生き延びるには、方向を決める必要がある。そして、体力を温存しながら、前に進む必要がある。混乱した人々から消えていく。じっくりやるのが向いている人は、じっくりと。サクサク前に進めたい人は、サクサクと。自分のペースを見つけるのが一番だと思う。</p>
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<p>もし、自分のペースが分からなくなったら、分かる人に聞いてみる事だ。混乱している人間が、自分でペースを取り戻せるという発想はあまり建設的ではない。できれば、そういうリスクに備えて、もしもの場合に誰に意思決定を委ねるかは決めて置く方が良い。</p>
<p>失敗は防げる。もし、失敗が防げるだけでも、成功確率は飛躍的に上がる。</p>
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